絵でわかる「モンテ・クリスト伯」原作小説あらすじ・結末のネタバレあり

「モンテ・クリスト伯」の結末

ヴィランチーヌがこの世を去ったので自分も死ぬというマクシミリヤン。

しかし、伯爵が1ヶ月だけ待ってくれといい、二人はモンテ・クリスト島で再会を約束。しかし約束の日になってもマクシミリヤンは気が晴れること無く、やはり自殺を決意するのですが、その時に伯爵から緑色の不思議な練り物を口にして眠りにつく。

意識を取り戻した時は、目の前に亡くなったはずのヴィランチーヌが笑顔で寄り添っていました。あの時、継母に毒をもられて死んだはずでは無かったのでしょうか?

実は、伯爵がヴィランチーヌの部屋にあった毒の入ったコップの中身を捨てて、ヴィランチーヌに緑色の練り物を食べさせたのです。物語上では、一種の仮死状態を作ることができる、ということでしょう。

継母はヴィランチーヌが息をしていないことを確認して部屋を後にしましたが、本当はまだ生きていたのです。ヴィルフォール家に司祭として現れた伯爵はヴィランチーヌを保護し、モンテ・クリスト島へ避難させた、ということです。

さて、皆さん、エデという女性を覚えていますか?フェルナンの裏切りで死んだ領主の娘でしたね。

伯爵は養子のようなかたちで彼女の面倒を見てきました。伯爵はヴィランチーヌに姉妹のように守ってほしいとお願いするとエデは激怒。

伯爵は1人で旅立とうとしていたのですが、エデは伯爵と一緒になりたかったのです。彼女の願いを受け入れるかのように伯爵はエデをそっと抱きしめて、二人で島から旅立ったのです。

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モンテ・クリスト島では二組のカップルが誕生したということですね。

「伯爵にまた会えるかな?」

「ええ、もちろん、きっと会えるわ」

マクシミリヤンとヴィランチーヌは伯爵とエデを乗せたヨットを眺めながら、またいつの日か会えることを夢見ていたのです。

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