「べっぴんさん」第1話「すみれが初めて作った刺繍」

NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」
2016年10月3日(月曜日)放送 第1週
視聴率21.6%

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あらすじ

昭和9年、神戸の高台に立派な洋館を建てた坂東家。父親は繊維の卸業と輸入雑貨を扱う会社を経営し一代で財を得た坂東五十八。12歳の長女のゆりと9歳の次女のすみれ、そして家政婦と執事が暮らす大きな邸宅です。

しかし病気の母親・はなはまだ洋館を見ることが出来ず病院で闘病生活を送っていました。そんな母親に刺繍を施したハンカチをプレゼントしたいと思い、一生懸命作ったのですが、母の御見舞に持っていったら父親と執事に”刺繍のイラストがわからない”と言われ、恥ずかしくなりハンカチをもって病室から逃げ出して泣いてしまう。

 

感想

第1話から作品のテーマである「特別」とか「べっぴん」という言葉が沢山出てきましたね。オープニングでは終戦直後の焼け野原で彩りのない寂しいトーンでしたが、主人公・すみれの幼少時代に移り変わると一変、立派な洋館に可愛いブラウス、西洋の調度品など見るもの全てが華やかで、坂東家の暮らしの豊かさが垣間見れます。

今回は姉のゆりと次女のすみれの姉妹。そう言えば「あさが来た」の姉妹と同じようにしっかり者の姉とおてんばの娘の妹という設定は何だか似てますね。すみれはどちらかと言うと「ぼ~っと」した感じではありますが、集中力はあるようです。

さて、母親と同じ様に刺繍にチャレンジしたすみれ、初めてなので綺麗に仕上げることが出来ず、どんな装飾を施したのか分かってもらえず泣いてしまいましたが、作り直してお母さんにプレゼントすることが出来るでしょうか?

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史実はどんな感じ?

坂野惇子さんが10歳の頃といえば、大正から昭和にちょうど変わる時期です。佐々木家は住吉山手の3階建ての洋館を建てたのですが、これがまた最新の設備が備わっていて、当時では珍しいロープ式のエレベーターや洗濯機、電気風呂まであったそうです。父親は畳を好まない性格だったので、間取りもドラマのような感じだったのでしょう。

そしてすみれの登下校に執事が付き添っていますが、実際に惇子さんも付き添うがあったようです。登下校だけでなく遠足も付いてくるので本人はうんざりしていたかもしれませんが、兄妹を二人亡くしていますので父親が必要以上に健康面で気を使っていました。ちなみに惇子さんは3男3女の末っ子です。