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「ぼく」
これまで電話と映画と時計を消して3日生き延びたけど幸せを感じることが出来ず、
逆に忘れかけていた母との思い出の日々とキャベツの優しさに触れる事ができた。
これでもう終わりだ、ネコ好きのボクがキャベツを消す選択網ははじめから無かったし
何かを消さなければいけないというストレスからも開放される。
最後の悪魔の優しさか、やり残したことをする時間をくれたので
身の回りのものを簡単に整理し、葬儀屋に向かう。
自分の葬式の予約をするなんて、凄く滑稽だけど、やっぱりしておくべきなのか。
心配なのはボクの葬式に参列してくれる人が居るのかということだけ。
葬儀屋から帰ってくるとテーブルの上に置かれたボクの宝箱が視界に入る。
幼いころに集めた外国の切手がいっぱい入っているのだ。
そこでふと父との思い出が甦る。
父が海外旅行に行った時に旅先から送ってくれたはがきに
猫の切手が貼られてあり、それがとても印象的だった。
この葉書は海外から色んな所を巡ってボクの家にたどり着いた事を想像すると
とても不思議な気持ちでワクワクしてくる。
色んな人の夢や希望を届ける素晴らしい仕事。
だから郵便配達員になったのか・・と。
さあ、ボクも手紙を書こう、
遺書になってしまうけど、母の願いとともにあの人に届けなきゃ。
キャベツの名付け親である父に。
父と息子が反発し合うということは良くある話だけど
ボクと父も会話が少なくなり、母の死で連絡を絶った。
あの時、父の対応は許せなかったけど、今はそんなことはどうでもいい。
「さようならこの世界」
数少ない父との思い出が甦る。
母がキャベツを拾ってきた時にボクは反対したけど父は何も言わずキャベツを抱き上げた。
宝物を入れるヨックモックの箱をそっと置いてくれた父。
ふと鏡の前に立つと父そっくりな自分がそこにいた。
父への手紙はポストに投函して終わりと考えていたけど、
会ったほうが良い、いや、絶対に会わなきゃいけない。
父が営む時計店へ自転車で全速力でかけていく。
ひとこと言いたい、「ありがとう」っていいたい。
そしてボクの大切な家族、キャベツを託したい。
感想
そう言えば、ちょっと前に北斗晶さんが綴ったブログの内容がとても反響がありました。
”当たり前”の反対は”ありがとう”
というような事を書かれていましたが、まさに主人公のボクに当てはまることだと感じました。
当たり前に思っていれば家族の大切さに気付かないし、小さな幸せにも気付かない。
でも、「ありがたい」といつも感謝の気持ちを忘れないと心が穏やかになるし
家族がいるだけで幸せを感じることが出来る。
北斗晶さんもガンという苦難を乗り越えようと必死に戦っているけど
そこには家族の支えがあるから頑張れるし、それを当たり前と思ってしまうのは悲しい。
この本を読んで、一度立ち止まって、”当たり前”と感じていることを修正したい。
今日は妻に「ありがとう」と言ってみよう。
「へんなの(笑)」と言われるかもしれないけど、それでいい。
それでいいと思う。
関連記事:「旅猫リポート」も読んでみました♪
しみったれためんどくさい脚本だから売れないのでは?
猫に拒絶反応を持つ人も多いし(笑)
猫嫌い
そんなこと言わないで(笑)
主の感想が所々混ざりすぎていて、どこまでが何なのかわかりづらいっすね。
ま、50年内までに原作読めたら読みます。
主人公が思い出を忘れているのは、
脳腫瘍の影響では?
本読んだ。50代考えさせられた。
若い人にはわからないかも。
コメントありがとうございます。
私も色々と考えさせられました・・。
小説読んで、映画も公開日に早速見ました!!
まだ17歳(満18歳)ですが、いろいろと考えさせられました
気づいたらせか猫ファンになってましたw
コメントありがとうございます。
10代の方も感銘をうけた方が一杯いて嬉しい。
一緒にいる家族や友達を大切にしたいですね。
たった今、せか猫の小説読みました!
この本は悲しいけども、両親を愛していたということが再確認でき、心があたたかくなりました。
20代です。先月母を亡くしました。
母のお見舞いへ向かう新幹線で読もうと買った本で読みかけになっていました。
今読み終え、涙が止まりませんでした。
母の余命も受け入れられないまま亡くなってしまい、いろいろしてあげたかったと後悔するばかりです。
何気なく過ごしてた時間は、失ってから幸せだったと気づきますね。
母とお別れする前に読んでおきたかったです。
なんと言うか、「猫ブーム」にあやかって、無理矢理作られた作品って感じですよね!
猫を出演させる必要はあるのですか!?
犬でもいいと思いますが・・・
こんな自転車こ前かごなんかに入れようものなら、ソッコウでかごから逃げますし、海なんかに連れて行くって・・・猫ちゃんのストレスくらい分からないのでしょうか?
ただでさえ水を恐がるのに(TT)
こういった行為をバカが真似して虐待するんじやないか心配で映画の中身はどうでも良かったです。。。。
>猫を出演させる必要はあるのですか!?
猫が登場する原作をベースとしていますので仕方がないですよ^^;
2012に発売された本ですから、猫ブームにあやかっているというよりも、猫好きの人が書いたのかなと思います。
本も出た時によんで映画もすぐに見ました
本はめちゃめちゃ泣きました
考えさせられました
映画がでると聞いて読んだときの記憶が蘇るくらい印象に残ってました
2時間近くの上映ときき嫁と(見たことない)期待して行きました
かなり足りなく思いました
もう少し説明ほしいです
映画のみだと?な部分多いと思います
懐中時計のいみ
おとーさんとの思い出等
序盤の消えていくことに時間とりすぎて
後半の「見た人への伝えたいこと」の時間がすくなすぎて
大急ぎな感じでわけわかんないと思います
終わった時にえ?!おわり?!
製作者スクロールのあとになにか期待したけどそのまま終わりました
本を美化しすぎていたかもと思い、今度再度本を読んでみたいと思いました
是非映画見て本まだ見たことない人は読んでみてください
嫁にも読ませてみます(笑)
コメントありがとうございます。
是非奥様にも読んでもらってください♪
そしてお互いに「いつもありがとう」といえるといいですね♪
私は嫁に笑われますが・・^^;
元カノのシーンが多いせいで、わかりずらい&尻切れトンボですな
全てコレが原因だろ
監督が悪いw
おもしろくない
原作は未読で映画をBSで見ました。
話がところどころ分からなくて、分かってる人の解説が欲しくて、ここに辿り着きました。
時系列が分かりづらく、現在なのか過去なのかが混乱しました。
余命を告げられているのに元彼女とアルゼンチンに旅行しているのは何故?悪魔と取引していることで寿命も延びて症状も出ないのか?と思ってました。
余命が少ないからといって、いきなりアルゼンチンに行く??と思いました。
両親のことも現在のことかと思ってたので、お母さんより先に逝くのか?などと思って、終了間際まで過去のことだと気づきませんでした。
理解力なさ過ぎかもしれませんが。
いい話っぽく終わったのに、分かりづらかったのが残念です。
でも、こちらで説明して頂けたので良かったです。
ありがとうございました。
当たり前だと思っていて、それが本当はとてもたいせつなものであったのに、
それを気付かなかった自分の愚かさへの反省、それでも、それを気づけた今があることが
ただ有難い。
大切な何かをなくしてしまった人はわかると思います。
タイトルからの想像と、ちがいました。
猫作品は多いけど、どれもガッカリ!
猫を取り上げるなら、ノンフィクションにした方が、人間の残酷さや怖さエゴや地球に必要ない一番の動物であるとわかる!
それによって、謙虚になり地球も救われる!人間は反省しなければ!