【実録】高額バイトの治験は本当に危険なのか?赤裸々体験談

一般的に時給1200円以上、日給なら1万円以上が高収入のバイトと言われています。

でも、正直なところ「もっと欲しい」「楽して稼ぎたい」という私のような欲張りでナマケモノさんも多いハズ。

そんな人にピッタリ?なお仕事があるんですよね~。そうです、「治験」です。私も随分前から知っており、興味があったんですが、実際に参加となるとねぇ~・・。

病院のベッドの上でゆったり過ごすだけで数万円~数十万円。まさに夢のような話。

そこで今回は社会勉強といいますか、一度は経験してみよう!ということで思い切って参加してみましたので、実際にどのようなことが行われるのか?私の体験談をご紹介。

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治験に参加するための準備

治験は「タウンワーク」や「an」など一般的なお仕事サイトには掲載されません。いわゆる専門の募集サイトがありますので、そちらで自分が参加出来そうな案件に応募します。(記事の最後に専門サイトをご紹介いたします。)

さて、私が参加した案件の日程はこんな感じ↓

1、健康診断

2、本試験:2泊3日×2回

参加費は7万円と交通費。(交通費は県内、隣県、他県によって異なります。)

出来れば2泊3日を2回じゃなくて1週間まとめてにしてほしいな~なんてワガママな事を考えながら健康診断に参加。

どちらにしても健康診断に合格しないと本試験に参加できませんが、よほど異常な数値が出ない限り大丈夫・・・だと思います(笑)

 

健康診断に参加

健康診断に関しては、特に手荷物は必要ありません。身分証と交通機関の領収書を忘れないように持っていくだけでOK。

さて、私は遠方からの参加なので片道4時間(笑)かけて病院に到着。

免許証と保険証を提示して、交通機関の領収書も忘れずに。忘れてしまうと交通費が出せないらしい。

参加された方は約30人。やっぱり学生っぽい方が多く、私みたいに30代を超えたおっさんは少なかったです(笑)。心の中で「こんなに若い人が多かったら無理なんじゃないの?」と思ったり・・。

でも、後日診断結果が出て、無事本試験に参加OKという連絡が来たのでホッとしました。考えてみたら、20代~40代を対象としていて、全員20代を選ぶよりも、まんべんなく様々な年代で臨床試験をするのが理想ですからね。

ということで、いよいよ本試験スタートです!

 

緊張の本試験に参加

本試験参加まで運営から頻繁に連絡が来ます。対応ができないと参加できなくなる場合があるので、メールのチェックはマメに行いましょう。

また、本試験中や本試験の数日前から色々と注意点があります。食べてはいけないもの、アルコール禁止、市販の塗り薬等も使用禁止などなど。ついうっかり忘れてしまって、お酒を飲まないように注意したいところです。

持ち物は洗面用具と下着、冬なら羽織るもの、その他パソコンやオーディオ機器なども持っていくことが出来ます。ただ、外部と通信ができるものは時間帯によって使用制限があり、夜間はスマホなどお預かりということになります。

さて、本試験参加の初日は夕方集合です。本試験の前日に現地入りして翌朝から本格的にスタートになります。

事前に本試験について説明があり、夕食をとって、各自決められた時間内にシャワーを浴びて就寝です。のんびりとシャワーを浴びる時間はありません(笑)

翌朝は6時から本試験がスタートしますので、夜更かしはしないほうがいいですが、神経質な方は寝れないかも(笑)。8人が同じ部屋で生活しますので、色んな音はします。皆さん気をつけているとは思いますが、気になる方は気になりますよね。

例えば、大部屋の出入り口は引き戸で開けたら勝手に閉まりますが、夜間はちょっとうるさいんです。ゴムで音が軽減されるとはいえ、静まり返った空間に「ドン!」という音が響き渡るわけです(笑)

心の中で「手を添えろ、手を!」なんて思いながら夜はなんとか眠ることが出来ました。

本試験

朝6時から、慌ただしく起きて尿を取り、血圧、体温、心電図を測って待機です。

ここでちょっとしたハプニング?が発生!

健康診断では異常がみられなかったのに、投薬日朝に心電図の数値が良くなかった方がいて、本試験に参加出来ずに、泣く泣く帰られた方がいました。

「なら健康診断の時に落としてくれよ・・・。」

とつぶやいていましたが、全くそのとおりですね(笑)せっかく本試験に参加したのに、病院に一泊して早朝に帰るほど悲しいことはありません・・。いや~、ほんと私じゃなくてよかった・・。

さて、いよいよ投薬です。ひとりひとり、正確に時間を測り、採血も決められた時間に行いますが、投薬日の採血はなんと10回以上!最初は10分、20分、30分と間隔は狭く、回数を重ねるごとに採血の間隔は長くなり、夜の21時を最後に投薬日の採血は終了。

血を見慣れていない男子にとって、一番の難所ですよね。幾つになっても針を刺されるのは好きになれません。

投薬日の翌朝

前日と同じように尿検査、血圧、体温、心電図を測り、医師の診断を受けて朝食を取り、解散です。最終日は午前中に終わるので県内の方ならお昼に帰れると思います。私は遠方なので自宅に帰れるのは夕方ですけど(笑)

今回は試験は2泊3日を2回なので、あともう一回同じことを後日繰り返すということです。

 

治験の食事について

院内での写真撮影は禁止なので、食べたものをお見せすることは出来ませんが、メモしてきましたのご紹介。

夕食の内容

白米 肉じゃが、きゅうりとタコの酢の物、トマト半分、汁物、黄桃

昼食の内容

白米、豚の生姜焼き、酢の物、サラダ、にゅうめん(冷たい)、りんご半分

朝食の内容

バターロール3つ、ジャム、バター、牛乳、バナナ

昼食の冷たいにゅうめんは、この寒い季節に「なぜ?」と思いました。

ちなみに投薬日は朝食が出ませんので、朝食は3日目のみ。ちなみに2回目の試験も全く同じメニューでした(笑)タダで頂けるので感謝しないといけないですけどね。日頃、こんなにバランスの取れた食事をしていない私にとって魅力の一つ?かもしれません。

 

治験に参加して思ったこと

1、意外と参加する人が多い

地方なので参加する人が少ないのかと思っていましたが、意外と多くてびっくり。やっぱり若い人が圧倒的に多くて、30代40代がチラホラといる程度です。

2、腹が減る(笑)

提供される食事は決して量は多くありません。さらに投薬日の朝食は出ないので、13時までご飯抜きは結構辛かった。19時に夕食が出ますが、満たされることなく就寝ですから、最終日に解放された途端にお菓子を食べる人も。

3、やっぱり楽

投薬日の日中は慌ただしいですが、それ以外はベッドで自由にくつろげるので、「オイシイバイトだな」と改めて実感。漫画を読んでる人もいればノートパソコンをカタカタと打ち込んでる人もいたり、過ごし方は本当に自由。健康診断を合わせると拘束日数は7日なので日給は1万円。今回は決して高額とは言えませんが、ゆったりくつろいで1日1万円なので対価は大きい。

4、最終日にシャワーを浴びたかった

2泊3日の内、シャワーを浴びることが出来るのは初日のみ。私は毎日体を洗っても臭うほうなので(笑)出来れば全日シャワーを浴びたかったんですが、投薬日と最終日は無し。冬だったのでまだ大丈夫だと思いますが、帰りの電車が気になるんですよね~。若い人はまだいいと思いますが、おっさんになるとミドル臭がねぇ~、大変なんですよ。

5、時計があると便利

スマホを時計代わりにしている方が多いと思いますが、夜22時以降は通信機器を取り上げられてしまうので、時間を確認したい時は部屋の壁掛けしかわかりません。夜から朝まで各自カーテンを締め切ると、壁掛け時計は見えず、時間を把握することが出来ないので、時計を持っていくと便利です。交通機関を利用するので腕時計が一番いいかも。

6、常に見守られている

監視という言い方は適切かどうかわかりませんが、投薬日はとくに私達に何か異常が無いか、看護師の方々がマメに巡回しています。「大丈夫ですか~」「どこも悪くないですか~」と、言葉がけしてくれますので、安心感はありますね。一般の病棟と違い、臨床試験中なので、とくに患者さんの異変にいち早く気づくことが大事。

 

やっぱり気になる副作用

私達が恐れているのは、市販薬にあるような生易しい副作用じゃなくて、もっと危険なことが起きてしまうのではないか?ということなんですよね。二の足を踏んでしまう最大の理由がこれだと思います(笑)

ちなみに私が今回参加した治験は、既に市販されている薬と同じ成分なので、そこまで心配じゃなかったんです。30人以上の男性が参加して、体の具合が悪くなった人はおらず、むしろ採血で貧血になった人が同室にいたぐらい・・・。

ただし、市販薬と同成分と言っても副作用のリスクは0ではありません。そして採血で200mlくらいは血を抜かれますので、楽に稼げますが、身体的なリスクは伴うということですね。

人体実験ではないので、参加は自由意思ですし、直前になって「やっぱり止めます」ということも可能です。(自己都合で辞退する場合は二度と同じ運営のテストに参加できないようです)

でも、終わってみて私の率直な感想は「またやってもいいかな~」・・・・です(笑)。今回は健康診断を含めると合計で7日。健康診断は半日、本試験の初日は夕方に集合、最終日は午前中で解散なので、7日間の実際の拘束時間は短く、これで7万円頂けるのは嬉しい。ただ県内じゃないので片道4時間掛けて行くのがネックかな~と。

 

薬を飲むだけが治験じゃない?

インターネットには治験モニターの募集サイトがいくつかありますが、全てが投薬テストというわけではありません。

例えば・・・

・貼り薬を貼って2泊入院して6万円

・コンタクトレンズをつけて2回通院で1万円

・サプリメントを飲んで3回通院で3万円

また、通院が土日限定の案件もありますので、仕事を持っている方が副業として参加することも可能なんです。掛け持ちで働くのは大変だけど、モニターなら出来そうですよね。

↓色んな案件があるモニター募集サイトです

臨床試験・治験の情報サイト

東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・山梨・大阪・兵庫・京都・奈良 福岡・佐賀にお住まいの方が対象です

登録だけなら無料なので、どんな案件があるのか、覗いてみてはいかがですか?。