原作小説「結婚相手は抽選で」あらすじ&ネタバレ・結末はほっこり系

この記事は、原作小説のストーリーやネタバレが含まれますのでご注意くださいませ♪

2018年10月、フジテレビでスタートするドラマ『結婚相手は抽選で』の原作小説のあらすじとネタバレ情報をまとめています。

「抽選見合い結婚法」というとんでもない法案が可決されてしまった日本。登場する4人の若者達は、この法案によって人生を大きく動かされることに。しかし最終的に決めるのは自分。彼らが選択した人生とは?

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『結婚相手は抽選で』の原作小説あらすじ・ネタバレ

ここでは、この作品がどんな物語なのか、分かりやすく楽しくご紹介していきたいと思います。

「結婚相手は抽選で」ってどんなストーリーなの?

  • 25歳~35歳が対象の「抽選見合い結婚法」が施行される。
  • 2回までは見合いを断ることが出来るが、3人断ると「テロ撲滅隊」に2年間従事しなければいけない。
  • 主人公は悩みを抱えた4人の男女。「彼女いない歴=年齢のモテないくん」「東京に憧れる田舎娘」「彼氏にフラれた女の子」など、彼らは色んな人と出会い、どのように成長し考え方を変えていくのか?
  • 政府に「結婚」を迫られた若者たちが「人生」や「家族」というものを見つめ直し成長する物語です。

登場人物

登場するキャラクターをご紹介


宮坂龍彦(みやさかたつひこ)  システムエンジニア。彼女いない歴27年。アキバ系のパソコンオタク。自分に自信が無く、恋愛本は読み漁っているが活かしきれていない。結婚願望があり、今回の法案に賛成で親子で期待している。


冬村奈々(ふゆむらなな)  30歳。コネでラジオ局に入社して7年、単純作業の仕事に不満と不安を抱えている。嵐望と交際中で結婚を意識しているが・・。法案には反対派。


銀林嵐望(ぎんばやしらんぼう)  31歳。両親が著名人。旅行会社のイケメン添乗員。奈々の恋人。名前の由来は父がアルチュール・ランボー研究の第一人者で大のランボウ好きだから。


鈴掛好美(すずかけよしみ)  31歳看護師。母と二人暮らし。アル中でDVだった父が病死。娘依存の母から逃れたいと思っている反面、苦労をかけた母をほっとけない自分がいる。20代の時に結婚を考えた恋人がいたが母の反対で流れた。法案賛成派。


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原作小説の紹介

(出典:https://www.amazon.co.jp/)

2010年7月に発売された垣谷美雨による同名小説。彼女の作風は「もしも、そんな世界があったら」という「if小説」を得意とする。川口春奈主演の「夫のカノジョ」や40代女性が高校時代にタイムスリップする「リセット」、そして今作も「結婚法」という、あったら面白そうな設定で群像劇を描いています。

「結婚相手は抽選で」のあらすじ

とんでも法案の内容

抽選見合い結婚法」というとんでも法案が可決されたことで、日本中に衝撃が走ったのはもちろん、対象者とその家族は驚き、そして中には期待に胸を膨らます若者もいました。

抽選見合い結婚法の概要
  • 対象は25歳~35歳までの独身男女
  • 抽選方法は本人の年齢プラス・マイナス5歳で無作為
  • 相手が気に入らなければ2人まで断ることが出来るが3人目を断るとテロ対策活動後方支援部隊に2年間従事しなければいけない
  • 除隊後の職場復帰は政府が保証
  • 医療関係者はテロ撲滅隊ではなく離島や僻地での医療活動に従事する
  • 改正後、テロ撲滅隊以外に「独身コース」が選択できるようになった。但し独身税を払わなければいけない。
ドラ太郎ドラ太郎

本当にあったら面白そうだね~

ドラマっ子ドラマっ子

え~、テロ撲滅隊はともかく、医療現場は大混乱になっちゃうよ!

※ドラマはなぜか25歳~39歳までに変更されている

法案施行前の4人の状況

鈴掛好美

娘依存の母から逃れたかった好美は直ぐにでも東京で一人暮らしがしたかった。法案が施行されれば、若者が少ない地方では相手が限定されてしまうという状況もイヤだったので、東京で暮らすことを決意。

冬村奈々

現在交際中の銀林嵐望と結婚しなければ法案の該当者になってしまうので、それとなく連絡すると価値観があまりのも違うから結婚は考えられないと言われ、2年間続いた交際は意外なほど呆気ない幕切れとなってしまった。

宮坂龍彦

現在27歳、デートらしきものはしたことがあるが、彼女は一回も出来たことがなく恋愛に対して消極的になっている。

銀林嵐望

享楽的な奈々に共感できず、法案を前にフッてしまう。両親は著名人で優雅な生活をしているが、自分は質素な生活を望んでおり、見合い相手も同じ価値観の女性とめぐり逢いたいと思っている。

抽選見合い開始!

宮坂龍彦

最初の見合い相手は人気モデルに似ている可愛らしい女性。もちろん断られ、二人目のぽっちゃりした年上の女性はこちらから断ろうと思っていたのに、まさかの向こうからのお断り。3人目は地味な女性で、つい嘘を並べてしまった結果、印象を悪くさせ破断に。

鈴掛好美銀林嵐望

好美は東京の男性なら誰でもいいと考えていたが、二人目の人が爽やかボーイの嵐望で驚きとともに緊張しっぱなし。嵐望は奈々と別れて素朴な女性を望んでおり、地方から出ていた好美に好印象を抱いていた。

小さなクマのイラストがプリントされたワンピースや子供からお年寄りまで幅広い交友関係がある好美に惹かれるのは時間の問題でしたが、当の好美は自分の容姿に自信がなく、イケメンの嵐望とは成就しないと思っていた。

二人はデートを重ねて、好美の部屋に泊まりに来るようになった嵐望。二人はこのままゴールインすることが出来るのか?

冬村奈々

二人を断ってしまった奈々はもう後がない。次を断れば否応なしにテロ撲滅隊に2年間も従事しなければいけなくなる。そんな状況で引いた3人目の男性が宮坂龍彦だった。はにかんだような笑いに思わず鳥肌が立ってしまった奈々。

一方、連敗中の龍彦は可愛らしい奈々に舞い上がっていたが、彼女の歯に衣着せぬ物言いにたじろぐばかり。終いにはカスくじを引いたとストレートに言われてショックを隠しきれなかった。

抽選見合いでは理想の相手と巡り合わないと思った奈々は嵐望に連絡してみるが、抽選見合いは順調だと告げられる。

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駆け引き

奈々は自分からは断れないので嫌な女を演じて龍彦から断らせようと考えていた。

高級ブランドに身を包み、料理は出来ない女を演じて見下した態度を取れば流石に断るだろうと。

しかし、数日経っても断ってこない奈々をオカシイと思った龍彦は、彼女はもう2人断っていると判断。しかし自分と結婚するくらいなら撲滅隊に入るんじゃないのか?とも思ったり。

思い切ってデートに誘ってみると、やっぱり断ることなくOKの返事が来て、二人は食事デートすることに。

お酒も入り少し興奮してしまったのか、自分の身の上話をペラペラと喋っている内に、泣き出してしまった奈々。

不器用で料理下手、仕事もやり甲斐のない単純作業、ピアニストになる夢も消えて、母親は自分の夢を押し付けようとするし、この先自分はどうすれば良いのか分からないという。

そして奈々は龍彦から断って欲しいとお願いすると、あっさりOKをくれたのです。龍彦の友人は「上から目線の女なんてトコトン遊んでやれ」と言ったが、自分にはそれが出来なかった。

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鈴掛好美銀林嵐望のその後・・

結婚の話になると案の定反対した母親。それは想定内だけど、嵐望に子供が居ることを打ち明けられショック。

相手は東南アジアのツアーで知り合ったタイ人で、その人は既にこの世にいないという。籍を入れなかった理由は世間体を気にした両親が許さなかったらしい。

そうこうしている内に彼女は亡くなり、子供は彼女の両親が面倒を見ているという。どちらにしても隠し事をしていたことが許せなかったし、まして子供がいたとなると、到底受け入れることは出来なかった。

龍彦と奈々、そして嵐望と好美。破局を迎えそうな二組のカップルの行方は?

結末は次のページで