漫画「きみはペット」蓮見先輩好き女の結末感想と徹底紹介!ネタバレあり(ドラマ原作)

私の好きな俳優さんが二人も出る!これは読まねば!

可愛いペットは拾った美青年♪
彼氏持ちの女性が飼うのはヤバ過ぎる!あぶない恋物語が新たなキャストで再びドラマ化。
(初ドラマ化2003年を観た事も、原作漫画を読んだ事もない私が)ピュアな脳味噌で読んでみました!

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※本編は旧コミックと同じみたいなので、『きみはペット L’integrale(ランテグラル)』1~9巻を読みました。(デビュー15周年記念版。ちなみに、integralの意味は、「完全な」)。

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読んだことある?漫画『きみはペット』【あらすじ】不器用な大人の恋は大波乱!

ペットと暮らす毎日は、仕事や人間会計に疲れた心を癒してくれる♪
でも、問題は「ペット」が人間という点!

しかもイケメンで若くて可愛い、
優しくて、気の合う、異性ですよ!!!

彼氏持ちの女性が飼うのはヤバ過ぎる。波乱の予感しかしないよ~!

主人公スミレは、バリバリ仕事をこなすクールビューティーで強がりなスーパーウーマン。
美人でモテるが、恋愛下手。

一緒に暮らすペットは、明るく優しいけど心に傷を負った才能あるバレエダンサー。
そこに入り乱れる再会したイケメン元カレや、押しの強い魔性系女子!それぞれの想いと秘密や思惑を抱きながら、波乱の恋が描かれます。

ご主人さまとペットの関係は、未来永劫に続くはずもなく…

最後に、誰と誰が結ばれるのか?
結末が気になる読者をグイグイ惹き付ける、オシャレで綺麗な絵柄の漫画です。

【感想】世間ズレした天然っぷりが好き♪モヤモヤな恋が気になる!

コミカルで面白く、ほんわか感のある雰囲気なのでサクサク読んでたけど、
うわぁ、色々とドロドロやなぁ…

主人公のスミレと「ペット男」のモモを中心に、多角関係の恋愛こじれっぷりにモヤモヤ~。
いや、だからこそ先が気になって次々と読んじゃいました。

エリートなのにダメ男女

主要人物は、美男美女&優秀キャラばかりでゴージャス。なのに、恋愛面ではダメっぷりが止まらない!悲しい過去で傷ついた心が求める、現実逃避。なんでそうなるか、と突っ込みながらも『きみぺ』の世界に引き込まれます。

甘~い♪癒しの魔術師モモ

モモの魅力は癒し。擦り切れた心に潤いを♪
スミレの気分に合わせて「可愛いペット」を演じてるので、そりゃ絶妙でスイート♪

強がりも含めた、「ありのまま」の自分に上手く同調してくれるモモって演技派だよね。しかも、たまに策略家なとこに黒さを感じる、甘過ぎないところも魅惑的。キケンな香りが充満~。

選ぶのが苦手なんだね

この漫画のモヤっとするところ、

素直になれない、上手くいかない、自分を分かっていない、分かった振りをする、
騙す、裏切る、ズルい、正当化する、逃げる、

暗かったり黒かったり。

別の男と同居しながら恋人とお付き合い…
ドロドロな恋愛が苦手というスミレちゃんが、率先してドロドロにしてる~。

スミレの子供の頃のエピソード「選ぶのが凄く苦手」というのが出てきたから、なるほどと思ったけど。

恋の結末は…

私の求める終わり方ではなかったので、
あうぅ~!あの時ああだったら良かったのに!と分岐点を思い出してヤキモキしましたが(苦笑)、ラストはハッピーエンドですので安心して?ご覧ください。

もっと詳しく知りたいなら、こちらでどうぞ!
【漫画ネタバレ注意】蓮實(はすみ)ファンが書く『きみはペット』結末の感想

後半は、恋愛関係について詳しく!

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恋愛について、徹底!キャラ紹介『きみはペット』(ドラマキャスト情報付き)

この漫画を描いた作者さんがオマケページで、
「瞳孔が見える系=目ヂカラのあるクールなタイプ」「黒目を塗りつぶす系=内面が弱め」というような描き分け方法を載せていました。

これを気にして漫画を読見直してみると楽しさ倍増。
前者に該当する主な人物は「モモ、蓮實(はすみ)、ユリちゃん、スミレの姉妹」後者は「スミレ、吉田、社長の御曹司、ルミちゃん」。ルミちゃんが黒目系なのは意外だなぁ、悩める乙女なのね。

スミレ → ← 蓮實(はすみ)先輩

↑       ↑
モモ      福島さん

ルミちゃん

巌谷 澄麗(いわや すみれ)27歳、170cm かに座 主人公

漫画内ではスミレと書かれることが多い。

鉄仮面過ぎて、愛されない系の美女。
モデル並みの高身長と美貌を持つ、強気で隙のないキャリアウーマン。新聞社に勤めていて高収入。

何でも完璧にこなしたい努力と強がる(高飛車に見える)態度が裏目に出て、恋愛も実らず、仕事でも妬まれて悪口を言われ日々ストレスを溜め込んでいる。

本当は泣き虫なのに「人前で泣くくらいなら死んだほうがマシ」(1巻冒頭より)、「弱いところを見られると、とたんに崩れるのが怖くて完璧を装っている」(3巻より)という、可愛くない女でもあるので、モテるのに続かない。妄想が得意で、煙草とペットに深く依存している。

この性格形成には、育ってきた家庭環境と本人の思い込み(視野の狭さ)からくる臆病さが影響しているようだ。しかし、人間のモモを飼い始めてからは変化が…。

趣味は、格闘系や泣ける名作アニメなど。これも世間には秘密にしている。

2003年版は小雪さん、新ドラマは入山法子さん。

スミレ×元カレ(吉田さん)

吉田さんは、印刷部で作業着を着て働く、優しそうな普通の(高学歴高収入ではない)男性。
クールで出来の良過ぎるスミレとの関係に息がつまり、浮気しちゃって破局。世間の噂に翻弄されやすいスミレは、女の方が優秀過ぎたため男が嫉妬して上手くいかなかったと強く思っている。

でも、吉田さんもスミレの繊細さに気付いていたので、もっと踏み込めれば良かったのにね。だけど、やっぱりロマンチックさが足りないからスミレ向きではないのかも。

スミレ×社長の御曹司

高学歴高収入、高身長の条件に合う男性。だが、それだけの未成熟な人だったためスミレの心には響かず。条件に合えば良いって訳じゃないのよ、という表現のために登場したキャラなのかも。

しかも、この時点で既にモモとこの男性を比較して(モモを異性として)意識し始めている。

ここまでで、1巻がスタートしてわずかの間。
スミレがモモを意識し始めてから、すぐ甘いキスして抱擁してるのにも関わらず、スミレの中では「モモ=犬」のまま暮らし続けちゃう。

「モモ=犬」の思い込みは相当激しく、ペットだからこそ無防備に気を許しちゃってる。(モモの前で泥酔して寝ちゃったりと無防備極まりない!)

ルミやモモが言う様に、スミレはかなり「ヘンな人」である。

モモ 20歳、164cm ふわふわ巻き毛が可愛い、甘え上手の小柄イケメン

あちこちを転々として定住しない生活を送っていたが、スミレの事を気に入って長く住み着くことに。
頼りない男と決めつけるスミレに反論せず言いなり。ペットと称するヒモ状態。

合田 武志(ごうだ たけし)は読みがジャイアン(剛田武)と同じなので、思わず偽名と疑う名前だが本名(笑)。

2歳からクラシックバレエをやっていて、新聞に載っちゃうくらい才能があるダンサー。一流バレエ学校にも留学経験あり。
元バレリーナである母親の大き過ぎる期待と、バレエに反対する父。両親の喧嘩もプレッシャーとなり、心に不安と孤独のストレスを抱えていた。

姉とは連絡を取っているが、両親とは連絡を断っている。

2003年版は嵐の松本潤さん、新ドラマは志尊淳さん。『5→9』の弟役が可愛かった志尊淳さんに期待大!!ワンコっぽくて可愛い♪

ただ黙って言うことを聞いてご飯にありついているだけじゃなくて、時折作戦を使ってスミレの気を引いているモモは、この漫画で一番の策略家だと思うんだよなぁ。

蓮實 滋人(はすみ しげひと)183cm かに座 気さくなエリート、高身長イケメン

大変モテる独身。モデル並みに高慎重なスミレよりも背の高い、希少なイケメン男性である。

スミレの大学の先輩なので、綺麗じゃなかった過去やプロレス好きなこと、ドジなところなど色々知っている。結婚前提の元カノ歴が幾つかあり、スミレと一夜限りの男女の仲になったこともある。

賢く高学歴な割に、無防備な天然さで世間ズレしているところや、暴漢と闘って勝てる(ボクシングが出来る)腕っ節が強いあたりもスミレに良く似ている。いつも幸せそうなところがカワイイ♪(弟からも、そんなところを好かれている)

2003年版は田辺誠一さん、新ドラマは竹財輝之助さん。『ダメ恋』でディーンさんの兄役が素敵だったイケメンさんに期待大!!好きなキャラだけに嬉しい人選だわぁ♪

スミレ×蓮實(はすみ)先輩

男の劣等感にはうんざりしている所に現れた二人の男性、何でもいうことを聞く愛嬌のあるモモと、長年忘れられなかった憧れの蓮實(はすみ)先輩。

本命登場!
スミレの憧れの先輩が海外支局(香港)から戻り、8年振りに再会。

蓮實(はすみ)はスミレにとって、初めての男だったので思い入れも強い。再会後、自然と惹かれ合い付き合うことに。

しかし、毎回いい所で邪魔が入る。

しかも、いきなり初日からモモと鉢合わせ!
ハトコだと言って誤魔化すことに。

ある日突然、(ユリちゃんの特訓のおかげで)綺麗になったスミレに一目惚れしちゃった、当時大学生の蓮實(はすみ)さん。それから、ずっと好きだったらしい。

モモ×スミレちゃん

5年も付き合っていた彼に浮気されたあげくに別れたスミレは、密かに自己コントロールが出来ないぐらいにハートブレイク。そのせいか、捨て犬のような人間を「昔飼ってた大好きなモモに似てるから」と助け、「ペットとしてなら置いてあげてもいい」なんて言っちゃって住み着かれることになる。

恋人なら腹の立つことが、ペットなら許せる!というオソロシイ感覚でモモの出来の悪さを愛でる。(実際には、モモが合わせてるだけだけどね。)

モモと喧嘩して寂しがったり、恋人よりも優先したり、ホントにペットなの?

実質フタ又状態のスミレちゃん。
モモと同じ世界に住む美少女や、色気と押しの強い女性キャラが登場して、さらなる波乱の幕開け。

澁澤ルミ(しぶさわるみ)気が強い、美少女バレリーナ

モモとはパートナーとして踊る事もある、実力のある美少女バレリーナ。モモにベタ惚れな様子。

2003年版は石原さとみさん、新ドラマは志田友美さん。

福島 紫織(ふくしま しおり)23歳 手段を選ばない、小悪魔系女子

会社の2階にある診療所(歯科)勤務。
両親を恨むほどの貧乏で苦しみ、反動で金持ちの男を狙っているようだ。どんな手を使ってでも手に入れたいと、とにかく気合いが凄い。何かとスミレとは正反対なキャラ。

2003年版は酒井若菜さん、新ドラマは柳ゆり菜さん。

蓮實(はすみ)×福島さん

会社の飲み会(合コン)で出会う。
蓮實(はすみ)は彼女がいるからと断ったのに、スミレがうかつに「気にしない」と送り出したために、スミレは強敵を迎える事になる。

普段はクールに男性に金銭をたかり、次々と新しい男に乗り換えている福島さんだが、紳士的で優しい蓮實(はすみ)にマジ惚れしてしまったから、さあ大変。

3巻でスミレは、福島さんにずばり(ペット異性を飼っていることについて)逆の立場だったらどうなの?とズバリ問われるが、なんたる正論!
それでも、彼を想って身を引くところにきゅん。

もちろん、それで終わらないマジ惚れパワーは凄い。

しつこく追っかけて迫る福島さん。自分の気持ちに真っ直ぐな所は憎めないけど、騙したり脅すやり方はアカン!
可愛いけど「猫のフク」ちゃん腹立つ~!見事な魔性の女キャラだわぁ(男性人気ありそう)。私も男だったらコロッと惚れちゃうかも!?

↓最後に、恋愛とは関係ないけどレギュラーメンバーなので紹介。

白妙 ユリ(しろたえ ゆり) スミレの幼馴染

子持ちのぽっちゃりさんでキモが座っているため、年上に見えがちだがスミレと同い年で仲良し。
恋愛の達人で、スミレの恋愛がうまくいかない理由を「ズルい」「いつもカッコばかり付けて」(2巻より)とズバリ指摘。

学生の頃は可愛い美人で超モテモテだったが、それも日々の恋愛に対する努力の賜物である。

2003年版は鈴木紗理奈さん、新ドラマは元AKB48・野呂佳代さん。

その他、話しを盛り上げるスミレの姉や妹、頑固なおじい様、モモの家族など一風変わって面白いキャラが盛りだくさん!
ドラマとはまた違う、漫画ならではのキャラの濃さをコミックでぜひ楽しんで欲しいです。

さて、結末ネタバレ入りの感想を読みたくない人は、ここでストップ!
読んでみたい人は、2ページ目へお進みくださいね。