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ドラマ「ナポレオンの村」の原作の感想ネタバレ「学ぶべき5つのポイント」

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ローマ法王に米を食べさせた男

皆さん、面白そうなドラマが始まりそうですね!

7月からスタートする「ナポレオンの村」は、
高齢化した農村の活性化に貢献したスーパー公務員の活躍を描いたお話です。

原作は高野誠鮮氏の「ローマ法王に米を食べさせた男」です。
これ、早速読んでみましたが、めちゃくちゃ面白いですよ!
というわけで今回は高野さんの活躍を徹底紹介したいと思います。

関連:ドラマ「ナポレオンの村」の実在モデル高野誠鮮の意外なプロフィール

ドラマの感想はこちらです

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あらすじ・・長くてゴメンナサイ

小説でもなく小難しい話なんて一切ありません。
羽咋市役所の職員・高野誠鮮氏が我々読者に砕けた感じで語りかける口調が印象的。
ページ数は250ページで短時間で読めますが、内容はとにかく「凄い!」の一言。

で、実際にどこの過疎村を救ったのかというと、
棚田が美しい石川県羽咋市神子原地区の農村。

65歳以上が過半数を占める限界集落で、平均年収がなんと87万円
一生懸命お米を作ってもたったこれだけしか収入が無いんです。
そりゃ、今後の将来を担う若者が離れていくのも無理ありませんよね?

そこで白羽の矢が立ったのが石川県羽咋市の職員として勤務していた高野氏です。
しかし彼は当時、臨時職員だったので給料はスズメの涙ほどで生活するのがやっと、
スーツを新調することが出来ないのでジャージにスニーカーという出で立ちで仕事していたとか。

こんなんじゃやる気なんて出ないですよね?

それでも深刻な過疎化が進んだ羽咋市の現状を目の当たりにして
どうしたら活性化するのか、本当の町おこしを真剣に考えるようになったのです。

具体的に何をしたのかというと、

  • Iターン制度
  • メディアを活用した宣伝
  • 三次産業(農家が加工・販売も行う)
  • 海外にも発信
  • 学生の「援農合宿」
  • 口コミ戦略
  • お米のブランド化
  • イメージキャラクターで町おこし
  • 自然栽培で安全・安心やさい作り

思いつくことは即実行、可能性を信じるという精神。
高野さんの失敗を恐れない行動力・・本当に凄いです。

その中でローマ法王にお米を献上するという奇抜なアイデアが
実現したことは意外ですが、「やってみなくちゃわからない」

「可能性の無視は、最大の悪策」

と彼は断言しています。
知恵を絞り、失敗も多かったと思いますが、
アイデアからとんでもない副産物が生まれたり
起爆剤になる事を彼は知っていたので
どんどんアイデアを出して採用していったんです。

確かに農村で暮らすお年寄りの説得は並大抵のものではありません、
更にこれまでの役所のあり方を根底から覆す高野さんのやり方も
理解者がいればこそ実現できるものです。

そして彼はついに神子原地区の町おこしに成功。
農家の年収を上げ、若者を村に呼び戻し、活性化を実現させたのです。

最初は予算なんてありません、
無いから知恵を絞るんです、と語る高野さん。

この本から学ぶことは沢山あると思いますよ。
ということでもう少し詳しく、私が「ココが良い!」と思ったところをご紹介します。

 

1、農業システムの見直し

頑張って作物を育てても年収87万円
農村の人口が半分になってしまうのも無理はありません。
農業で生活が出来ないのです。

その最大の理由が販売や加工を第三者に任せているという従来の農業システムでした。
今でこそ自分で作った野菜をネット販売する農家も増えてきていると思いますが、
農村で暮らすご年配の方がネットを活用したり、自身で販路を確保するということはまず難しいでしょう。

ほぼすべての農家がJAを通して収入を得ていたわけですが、
自分で値段を付けられないので豊作の年などは販売価格が下がってしまうことがある。

下がるということはJAと痛み分けじゃなくて農家が損をするということなんです。

じゃあ農家に希望小売価格をつけてもらって自分たちで売ればいいじゃないか

そこで高野さんが考えたのが直売所です。

国の補助金で作ったという直売所「神子の里」
農家の方々が少しずつ出資して実現した株式会社なのです。

神子の里公式ホームページ

ですがご想像の通り、農家の方が二つ返事でOKしたわけでなく
実現するまでに相当苦労をされています。

 

2、会議・企画書はいらない

  • 過疎高齢化集落の活性化
  • 農作物を1年以内にブランド化する

市長からのお達しを受けた高野さんは、
「とにかく時間が無い!」ということで、
会議をしたり企画書を作成して上司の承諾を得るような従来のやり方では遅くなる。ということで、

  1. 会議はやらない
  2. 稟議書は出さない
  3. 決済書は書かない
  4. 報告は事後報告

これ、凄いと思いませんか?w
一般企業ではなくて役所ですから「そんなのはダメだ!」という固い人がいるんです。当然ですよね。

しかし、当時市長に当選(平成16年)した橋中義憲(はしなかよしのり)さんのマニフェストは
過疎高齢化した集落の活性化でした。

神子原地区の現状を伝えていた高野さんに市長が賛同してくれたんです。
でも予算は60万円でしたからね、本当に知恵を絞ってお金をかけずによくやったと思います。
まさにアイデアマンですよ。

 

3、国内外のメディア戦略

広告を出すよりもメディアを使えばタダで宣伝できる

とにかく予算が足りないので、どうすれば情報を発信することが出来るのか?
ということを考えていた高野さん。

以前は放送作家だったこともあり、メディアの底力を知っていたので
国内だけにとどまらず、海外のメディアにも積極的に働きかけていたのです。

メディア戦略の例として

  • お酒が飲める女子大生の農業体験(ニュース記事
  • UFOうどん(JFNリポーターのブログ
  • イギリス領事館員が棚田オーナー第1号
  • ローマ法王御用達米
  • ベルリンの壁で作った平和のすず

農業を体験する学生というのはどこでもやっていること、
しかし農業体験後に農家の方と晩酌を交わす女子大生なら話題になると思いませんか?

高野さんは何が上手いかって話題作りが上手いということと
巧みな宣伝方法だと思います。

次から次へとアイデアを出してはメディアにFAXを流して反応を待つ
ということを繰り返していたわけですが、そのかいあって、
神子原は何度もメディアに取り上げられたのです。

直売所を作っても、棚田に大きなひな人形を作っても、UFOうどんを作っても
知らなかったら誰も過疎集落に来ません。

神子原でまた何かやってるぞ!!

こんなセリフがあちこちで聞こえてきたら高野さんの勝利と言えますね。

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4、ブランド化

あなたの出身はどこですか?

という質問に何もない田舎だから恥ずかしくて言えなかったという神子原の方々。
でもそんなことは絶対になくて、天然水で作ったお米は魚沼産に負けないおいしいお米なんです。
おいしいお米なのに売れないんです。

だって宣伝していないんだから・・・。
そこで高野さんはお米をブランド化するためにやったことが

ローマ法王に神子原のお米を献上

「神子」という神格的な土地の名称も相まって実現したわけですが
もちろんお米を作る環境も良くてぜひ法王に食べて頂きたいという思いが伝わったんですよね。

これをメディアがほっとくはずが無いですよね?
更にこのお米に付加価値を付けるために

米袋のタイトルを有名な書道家に依頼

しかもエルメスをデザインしたことがある方だったので話題性はバツグン。
ウィキペディア:書道家・吉川寿一

見事に成功ですよ!
今では中々手に入らない貴重なブランド米となったのです。
高野さん、さすがですw

 

5、TPPに負けない自然栽培でもっとおいしい作物を!

高野さんって実は意外な人と接点があったんです。
皆さん、映画「奇跡のリンゴ」を覚えていますか?

kisekinoring1

2013年に公開された映画ですが、自然栽培で作るりんごのお話です。
何が凄いかってリンゴは昔から

農薬や除草剤を使わずに栽培することが出来ない

らしく、それを実現したのが木村秋則さんでした。

木村さんの公式サイト

農薬や除草剤を使った野菜は枯れずに腐る、自然栽培で作った野菜は枯れるそうです。
で、木村さんが作る奇跡のリンゴは農薬を使ってないのですりおろして時間が経過しても変色しないらしい。

凄いと思いませんか?w

そんな魅力的な栽培方法を他の作物に応用できないの?
ということで高野さんが木村さんの居る青森まで足を運んだということです。

健康志向の方が増えてきていると思いますが、
輸入品よりも国産、更には国産の中でも無農薬野菜を、というように
少々高くても安全な食品を選びたいと考える方は少なくありません。

ただ、良いものでも高いと庶民の手に届かないといった本末転倒なことになりますので
「安くて良い物を作る」という考えを日本全国に普及させることを高野さんは望んでいるのです。

すばらしい考えですよね。
羽咋市神子原の活性化に成功した高野さん、
大変多くの反響があり、こうした成功事例をもとに日本全国の過疎化した村で活かせれば
日本の農林水産業はもっと活性化するんじゃないかと思います。

 

まとめ

本の見開きに本当に役に立つのが役人ですと書かれています。
学ぶべきことは沢山あると思いますので是非公務員の方だけじゃなくて
一般企業にお勤めの方、頭の堅い上司にプレゼントするのもいいかもしれませんね(笑)

今回はドラマ「ナポレオンの村」の原作
「ローマ法王に米を食べさせた男」の魅力をご紹介しました。

関連:ドラマ「ナポレオンの村」の実在モデル高野誠鮮の意外なプロフィール

ドラマの感想はこちらです

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