2016年1月、日本テレビ系で放送されることになった今作。
出演俳優も徐々に明らかになり、ドラマの全体像が見えてきましたね。
さて、この物語の原作といえば、20年以上も続くシリーズ作品で
23タイトルも世に出ている人気推理小説。
今回は原作でも登場する怪しい犯罪組織がドラマでも登場するらしいので
徹底紹介したいと思います♪
もくじ （文字クリックでジャンプ出来ます）
「臨床犯罪学者」に登場するシャングリラ十字軍って一体何者？
23タイトルの中で登場を確認出来た作品は、
「暗い宿」と「白いうさぎが逃げる」の2タイトルでした。
2作品ともに短編小説集でそれぞれ4つの作品が楽しめる。
シャングリラ十字軍が初登場したのは「暗い宿」に収録の「異形の客」です。
主人公たちと関わることはなく、そう言った危険な組織が存在し
世間を騒がせている、という扱い方です。
彼らは新興宗教のカテラルの光を母体としており
この宗教団体自体も問題のある団体で世間を騒がせていますが
十字軍は更にその上をいく危険な集団で、実際にテレビ局を爆破させるなど完全なテロ集団。
彼らは非現実的な理想郷を建設するため、
粛清の鉄槌を加えると言って無差別テロを起こしている危険な組織なのです。
その組織の代表者というのが鬼塚竜造という人物。
彼らはテレビ局だけにとどまらず、競馬場、東京ドームなど
無差別テロを行い日本列島を震撼させていますが、
もともと「カテラルの光」が公安にマークされていたこともあり
十字軍のメンバーはほとんど逮捕されることになった。
しかし主犯格である鬼塚竜造と幹部3人が依然逃走中で、
一刻も早い逮捕が望まれていました。
そんな時、大阪の温泉宿で怪しい人物が宿泊してきたことから
彼らの一味じゃないのか？という騒ぎに。
結局、「暗い宿」に収録の「異形の客」では名前が出ただけで
前述したように主人公たちと絡むことはありませんでした。
しかし、逃亡を続ける主犯格が捕まらないかぎり、
どこかでテロが発生する可能性も十分ありえる。
火村英生と対決することはあるのでしょうか。
対決か？「白い兎が逃げる」に再登場！
大阪府警の刑事が廃屋の地下室に監禁されるという事件が発生。
さらにその刑事の目の前で毒殺事件が起きるという
前代未聞の暴挙が行われた。
しかもこの事件は噂のシャングリラ十字軍が関わっており
公安と地元警察が捜査にあたり、
大阪府警の要請で火村とアリスが捜査に加わったということです。
監禁された刑事の話によると、
非番で地元に帰った時に偶然指名手配犯を発見し
尾行したけど複数人いたとは知らず、後ろから羽交い締めにされ
意識を失い、気がついたら地下室にいたということらしい。
そこには幹部の二人とカテラルの光の信徒と思われる人間が二人、
そして刑事と同じように拉致された男性が1人、刑事以外に5人現場にいたことにある。
その拉致された男性は独自に教団の調査を行い、
十字軍の存在を知り、危険な場所まで足を踏み入れてしまったわけです。
幹部はこの男を殺すといい、刑事の前で拳銃を手にしたが
実際は脅すだけで殺すつもりはなかったらしい。
しかし男性は「最期に飲み物をくれ」というので
ワインを飲ませたら苦しみながら息絶えたしまったのだ。
慌てたのは幹部二人、
殺すつもりはなかったので、誰が毒を盛ったのか
結局分からずじまいだけど信徒二人が怪しいと考え、
幹部は現場にこの二人を残して逃走したということです。
無事、警察が現場に急行し、刑事は助かったわけですが
犯人は一体誰なのか？ということですよね。
残された教団2人のうちのどちらかということになりますが
その内の1人がネットで購入した”苦しまずに死ねる薬”を男性に試した
というのがこの事件の真相です。
彼は自殺するつもりだったのか、定かではありませんが
興味本位で買った薬はただの”青酸カリ”だったということになります。
どうでしょうか？
シャングリラ十字軍の幹部を確保する事はできませんでしたが
東京に潜伏していたと思われる犯人たちは、
実は大阪に潜伏してたという事実がわかり、
ますます捜査対象は全国区となり逮捕は難航するだろうと思われます。
警察は彼らを逮捕することが出来るのか、
また新たな犠牲者が出てしまうのか、ファンも気になる謎の軍団です。
第1巻目となる「46番目の密室」のあらすじと感想はこちらです
ドラマでは女が首謀者として登場
女優の長谷川京子さん、久し振りですね。
彼女が謎の組織のリーダーらしく、
ドラマではこの組織×火村という構図で描かれるのでしょうか？
ドラマオリジナルのキャラクターも登場しますので
原作ファンでも十分楽しめるかもしれませんね。
