映画「きっと星のせいじゃない」実話モデルがいる?米アマゾンで3万レビューの大反響

難病を患った主人公に勇気をもらった!と多くの反響を呼び

世界的なベストセラーになった本「きっと星のせいじゃない」。

しかし日本で翻訳出版されましたが、タイトルがぱっとしないのか、

手に取ってもらう機会が少ないのか、評価は高いですが部数は伸びていないようです。

今回はそんな映画の原作についてのお話です。

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モデルは著者の親友

エスターアール

出典:http://tswgo.org/index.html

16歳という若さで亡くなった著者の親友エスター・アールさん。

本の最後に謝辞として彼女とその家族に敬意を評しジョン・グリーンは感謝の意を述べています。

全米で多くの反響を読んだのはこのすばらしい本の内容もさることながら、

笑顔がステキな彼女の存在も大きかったことでしょう。

上記URLはアール家が立ち上げたNPO法人のサイトで、

エスターの屈託のない笑顔と彼女の生涯をまとめた動画が紹介されています。

サイト名は「this star won’t go out(この星の輝は消えない)」です。

 

謝辞にはアール家への感謝の意だけでなく、

友人知人、そして大切な家族の名前が紹介されており

大勢の人の協力で人を感動させる作品に仕上がったのではと感じています。

 

米アマゾンのレビューが3万件突破の大ヒット

この本を翻訳した方の「あとがき」でアマゾンのレビューについて

言及されていたので、実際に見てみると、ほんとに3万件突破してて驚きました。

(アメリカのアマゾンです)

ちなみに最も参考になったレビューを書いたのはなんとガンを克服した15歳の子供。

同じ境遇でガンと戦った人たちが手を取り合って助け合い、

その中心にこの本があるのかなと感じています。

 

 

タイトルの意味は?

「きっと星のせいじゃない」とても素敵なタイトルですが、

著者のジョン・グリーンはシェイクスピアのジュリアス・シーザー

第1幕第2場からヒントを得て決めたそうです。

 

本を読み進めていくと、

ガン患者である私達が生まれてきたこと、

そして変えられない運命のもとでその少ない人生をまっとうすること

何となくですがタイトルとリンクするところはそこでしょうか。

 

このタイトルは奥が深く読者はいろんな事を想像することが出来ますが

残念ながら邦題の「さよならを待つふたりのために」は

読む前から悲しい物語なのかと思うし、悲しい結末を想像してしまう。

しかも映画は原作タイトルのままなので、日本語訳の本だけが取り残された感じになっています。

今ならそっとタイトルを変えてもいいと思うけど・・・。