劇場版としては2作目(2006年公開)。巨大な岩が浮遊、瞬間移動、消失現象など、奇跡的な現象を見せる霊能力者・筐神佐和子に、奈緒子と上田が挑みます!
ジャンル:邦画 ミステリー オカルト コメディ
私の期待度 5.0 私の満足度 3.5
おすすめ:1人でも楽しいけど誰かと共有して楽しみたい。
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「トリック劇場版2」あらすじ感想ネタバレあり
見どころ!
映画1作目から、約4年後に作られたこの2作目。その間にTVシリーズとSPドラマが多数放映されているので、大家さんに家族ができて子供が大きくなっていたり、矢部刑事の部下が3代目に変わっていたりと時間の流れがあります。
剃刀キスシーン
しかし、上田と奈緒子は相変わらずの関係。それでもキスシーンみたいな映像がお楽しみポイント。
手袋ネタ(スチュワーデス物語)
そして、今回のスペシャルなゲストは2時間ドラマの女王・片平なぎささん。サスペンス劇場的な雰囲気だけでなく、昭和の大ヒットドラマ『スチュワーデス物語』時代の手袋ネタが拝める。
懐かしのギャグ
また、懐かしい80年代のギャグパロディがガッツリと盛り込まれている。
映画「トリック劇場版2」あらすじ
今回の舞台は、関東沖合に浮かぶ小さな島『筐神島(はこがみじま)』と、依頼人の住む『富毛村(ふもうむら)』の2つ。
富毛村(ふもうむら)から来た青年・青沼は「探し出して来て欲しい人がいる」と上田に依頼。探すのは、10年前に隠れんぼしていて行方不明になった女の子・西田美沙子。青沼は、美沙子が書いたと思われる救援の手紙を上田に見せ、『筺神島』という島から助け出して欲しいと頼み込む。
報酬(村に伝わる財宝)目当ての奈緒子を連れた上田は、ゴムボートでこっそり筺神島に上陸。しかし、この島は霊能力者・筐神佐和子と、その信奉者達が支配している閉ざされた場所。上田と奈緒子は信者だと偽って潜入し、美沙子を探し出すが・・・。
映画「トリック劇場版2」感想(ネタバレも)
テレビシリーズが良すぎた!?
シリーズが進むにつれ内容が濃く面白くなってきたなと思うテレビシリーズに比べると、トリックの仕掛けや裏にある物語に物足りなさを感じたので、今作の評価は低めに付けました。(次回作に期待!)
定番の霊能力対決も行われますが、「板を使った箱型の密室、窓の中の風景を消す、村を消す」というトリックは、テレビシリーズを見てきた人には見覚えのあるネタ。どのドラマで出て来たネタかを考える楽しさはあるけど、フレッシュ感は減少。
1980年代が懐かしい人は楽しめそう
それに、今作品は80年代に流行したギャグなどのパロディを全面に押し出し過ぎて、本編を邪魔してしまったように感じました。(私は子供の頃の記憶でかろうじて分かったけど。)物語に入り込めない印象。
しかし、毎度楽しみにしている名前パロディ(アトウ海、SEKO MU など)や、過去の『トリック』作品に登場した村名やトイレツマルネタが登場。シリーズのファンには嬉しい仕込みとなっていました。
10代の堀北真希さんが初々しい
この映画の公開は2006年。美沙子役の堀北真希さんが、当時まだ10代後半と初々しい!(2005年のTVドラマや映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で若手女優としてブレイクした頃ですね。)また、イケメン青年・青沼役の平岡祐太さんも当時20代前半と若いっ♪
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この後は、映画の作品情報・登場人物・キャストについて!
作品情報
日本公開:2006年6月10日公開
監督:堤幸彦 / 製作国:日本
原作:なし
主題曲:Joelle「ラッキー・マリア」
単発ドラマとした放映された新作スペシャル1作目と同じ曲『ラッキー・マリア』が使われています。
主な登場人物、キャスト
いつものメンバー
今回の依頼人、ゲストヒロイン
今回の霊能力者
教団「箱のゆーとぴあ」信者
その他の人々
選挙ポスター出演者
※この後、次ページではネタバレあります!