2016年4月5日、小雨がパラパラと降る中、身震いしながらお寺を訪問してきました。
この時期はまだ朝晩の冷え込みが厳しく、山に囲まれたこの場所は本当に寒い・・
と思っていたら境内に雪の塊を発見!さすが長野ですね・・。
それでは真田丸の供養塔があると言われるお寺をいざ散策。
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立派な本堂がお出迎え
整備された山道を登って行くと、右手に立派な建物が見えてきました。
あさ9時に到着したのでさすがに誰も居ないと思ったら一組の老カップルに遭遇。
挨拶を交わしたら、お目当てのお墓はどうやら本堂の裏の山にあるらしい、
ということでとりあえず境内を散策してみることに。
お地蔵さん6対がお出迎えしてくれます。
この苔の生え具合が年代を感じさせますね。
よく見るとお地蔵さんに石が積まれていました。
何か願掛けのような行為なのでしょうか。
そして階段を登り、アーチを潜ると本堂が目の前に現れました。
枝のみが残った境内の木々が寂しい感じですが、
暖かくなればここも賑やかになるのでしょう。
「お、お馬さんがいらっしゃいますね」
よく見ると藁でできた馬で絵馬が至る所に括りつけられていました。
馬に絵馬・・・なるほどね~。
そしてこれは常香炉でしょうか?
しっかりと真田氏家紋がデザインされていました。
お寺の建造物ってなぜこんなに美しいのでしょうか?
少し跳ね上がるような屋根の曲線が結構好きな私。
「立派だな・・」と思っていたら、何やら右手に小さい穴があるじゃないですか!
案内板を見ると真田公墓所と書かれてあり、50m先にあるらしい。
このとても低い小さなトンネルをくぐってみたいと思います。ちなみに160cmくらいでしょうか?
背が高い人は気をつけてね。
墓所につきました。
現代に建てられたお墓もありますが、殆どは当時のものと思われるほど苔がびっしりとついています。そして中央に目をやると・・・
3基の墓石を発見!
もう少し近づいてみたいと思います。
中央が真田幸隆公、左が夫人、右が昌幸公の墓になります。
観光客は誰も居なかったのでとても静かで厳かな雰囲気を堪能しました。
お墓の周りをよく見ると1円玉や5円玉が6枚セットで並んでいるのが目につきます。
お賽銭代わりなのでしょうか?
ということで私も1円玉ですが6枚を置いてみることに・・
そう言えば真田氏の墓3基の周りには鉄柵が設けられていましたが
門にはちゃんと六文銭がありました。
真田の郷では六文銭を見つける旅というのも良さそうですね。
さて、お墓から境内への帰り道、ふと足元を見ると福寿草が「こんにちわ」していたので記念にパシャリ!
もう少しで咲くかな~という状態ですが、春の訪れを感じさせますね。
長谷寺(ちょうこくじ)の歴史
1547年、真田幸隆が群馬県にある長源寺の和尚を招き、
位牌を納める菩提寺として「真田山種月院長谷寺」と称して建てられたのがこのお寺。
既にご紹介した3人の墓石以外に真田幸村公の供養塔もあります。
アクセス・駐車場
ゆきむら夢工房より144号線を北上し、1.3km先の「真田」の交差点を右折。
途中、案内板が出ていますのでそれに従って進めば問題ないかと思います。
住所:長野県上田市真田町長4646
第4駐車場まであり・トイレあり