ドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」原作の感想ネタバレあり

「スパルタ婚活塾」の感想

いや~、久しぶりに笑わせてくれました。
前述したように言葉は乱暴ですが、言っていることは結構ためになることばかり。

著者はベストセラーになった「夢をかなえるゾウ」の水野敬也氏といえば
お分かりでしょうか?
慶応義塾大学の経済学部卒業ですが心理学的要素が強い本を多く出されています。
また、今回読んだ本と同じく男性向けの恋愛本「LOVE理論」も好評。

そして今回は結婚できない女性をターゲットにした婚活本ということで
一応、本書を手にとって実践すれば目出度くゴールイン出来る?!
というものです。著者も数百万円以上の価値があると豪語していますからね、期待できますよ(笑)

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さて、冗談はそれくらいにして
本当に悩んでいる女性が買うべきかどうかといえば買って損はないかなと私は思います。

第1章の
彼氏がいないなら仮の彼氏でも作りなさいというのは
心に余裕が生まれるし、言い寄って来る既婚者を踏み台にして理想の男性をゲットせよ
という不倫をススメる辺りは微妙ですが、仮氏理論は賛成です。

婚活してるのだから結婚を前提とした相手を探しているのは当たり前ですが
結婚を意識するあまり相手の条件を考えてしまったり、
確かに本書では「妥協するな!」と書かれていますが
理想云々よりも相手がいなければなにも始まりません。

それと相談所とか婚活パーティに行くよりも
趣味系の集まりや資格講座などに出掛けたほうが
会話が弾んで交際に至りやすいのではと、周りを見て思います。

デートはガマンしない、楽しむことが大事

良い印象をあたえるためにデートでは多少我慢するというのは
ありがちですが、我慢すると後が大変なんですよね。
背伸びや我慢はいつかはバレれるし疲れる。
デートなんだから心の底から楽しもう!という考え方は賛成で、
どんなハプニングがおきても「逆に楽しい!」と言える女性は本当に理想的かも。

雑炊を手早く作れる女性は理想的

「彼の心をつかむならまず胃袋から」なんてよく言われていますが
料理上手じゃなくてもレパートリーが少なくても構わないんです。

男が体調を崩した時に手早く雑炊がつくれるかどうか、
こういった点も結婚を意識させるポイントになります。ただ、あまりこらないこと。

宅飲みで最後のシメにとか、夜中小腹がすいた時など結婚してからも作る機会が多い雑炊。
作り方もシンプルだしレシピも豊富。意外と奥が深いかもしれませんね。

最後の最後で結婚に踏み切れない男たち

これは私もそうでしたが、男って

結婚=不安・責任・怖い

そんな言葉を連想してしまいますが
家族を養っていけるかどうかという不安が一番強いんです。
そして第2に自分の時間が持てなくなるのではという不安。

ステキな女性が現れて結婚を意識するようになったけど
一歩が踏み出せなくて数年経過したという話は良くあります。
「彼女も何も言わないし・・・」と言い訳してしまいますが
実際は心のなかで「早く結婚しようと言え!」と彼女は思ってるでしょう。

そんな男の不安を上手く取り除いてあげられるかどうかがカギですが
そこら辺もしっかりと本書では解説されています。

「好きだから結婚したい」という気持ちがやっぱり一番

「あなたの年収が魅力的だから結婚したい」
こんな養ってもらう気満々の女性と結婚したいと思う男性はまず居ません。

それとは逆に「あなたと出会って結婚を意識し始めた」という
思いが相手に伝われば男性の心を動かすことが出来るかもしれません。

結局は相手に何かを求めるのではなく
例えば「相手の男性を支えたい」という女性は自ずとゴールイン出来るんじゃないかと思います。

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厳しかった塾の最後はホロッと泣ける話

厳しくも軽快なトークで婚活のイロハを語った著者は
最後に自身のほろ苦いエピソードで締めくくった。

自分の顔が醜いと思ってしまう醜形恐怖症を乗り越え、
今度は積極的に女性に話しかけてコミュニケーション能力を高めて恋愛のスペシャリストになった水野氏。
大学生の時に初めて出来た彼女の優しさに涙したエピソードは感動モノです。

人生をオセロに例えて、黒がずーっと続いても
最初と最後に白が来れば全部が白になる。
本編とは違ったホッコリする内容で、
やっぱり何事もポジティブに生きよう!そうすれば恋愛も成就するよ!
という読者への励ましの言葉で締めくくられており、改めて水野氏の人柄が垣間見れました。

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