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映画「日本のいちばん長い日」感想「本木雅弘と役所広司の演技に感無量」

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(画像は松竹公式動画より)

2015年8月8日、蒸し暑くなりそうなこの日、朝いちばんの上映で観てきました。
案の定、客席には年配の方が多く終始静かに作品をみることが出来ました。

さて、この作品は今回で2回めとなる映画化。
監督渾身の作品ともいうべきか、キャストの配役は見事に成功していると思います。
本木さん、最高でしたよ。

※2016年8月14日に始めてテレビで放送されました。
終戦日を前に今一度考えさせられる作品ですね。

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昭和天皇を演じきれるのは彼しかいない

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7月15日、完成披露試写会でメインキャストの方々が舞台挨拶をする中、
本木雅弘さんはこんなことを言ってました。

「賛否はすべて受けるつもりです」
「この役柄と、実際の私には大きなギャップがあります……。私は鈍い人間ですし、戦争についても興味を持った時間が少ないのです。難しい専門用語を理解するのとは別に、とてもシンプルな言葉が随所で残像のように突き刺さってくると思うので、それを楽しんでいただけたら」(引用元:映画ナタリー)

昭和天皇を演じる・・・
計り知れないほどの重圧があり、プレッシャーも今まで以上にあったと思いますが
私はこの作品を観る前から

「本木さんなら心配ないな」

と思ってました。
と言うのも彼のこれまでのキャリアは言うまでもないですが、
私が衝撃を受けたのは「おくりびと」で演じた納棺師の役です。

父の死を受けて納棺師である彼自らがご遺体を綺麗にするシーン。
その所作の途中、表情を変えずに涙を流す演技は今でも鮮明に覚えています。

多分、顔をクシャクシャにして泣くのは簡単なんですよ、
だけど無表情のまま、涙が彼の頬を伝っとき、私は本物の役者さんだと感じました。

そんなキャリアのある彼でも今回ばかりは「公開して早く楽になりたい」と漏らすほど、
プレシャーを感じていたそうです。8月8日の初日舞台あいさつで、

「プレッシャーを浴びるほどに感じましたが、何か目に見えない力に守られているなという不思議な安心感もあって。そういうものが自分の背中を押してくれたように思います」(引用元:映画ナタリー)

劇中では、
「戦況が好ましくないからどうしたものか」
「これ以上国民を苦しめる訳にはいかない」
口元を少しだけゆるめ、眉間に力を入れて苦難の表情を魅せる彼の演技。
メガネと付け髭で全く違和感の無い昭和天皇がそこにいました。

表情、セリフ、一つ一つの動きをみても
相当研究をされたのか、役作りに時間をかけたのが観れば納得の演技力です。

中でも印象的だったのが

陛下「声の大きさはどの程度がよろしいか」
放送員「いつも通りでよろしいかと。」
陛下「あ、そう。」

この絶妙な間は最高でした、
↓記事下に皆さんの感想をご紹介していますが、
他の方もこの部分は「似てる」という意見もあったので載せておきました。

 

役所広司が演じた阿南惟幾

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今回は軍の責任者だけをクローズアップするのではなく、
妻そして子供を愛する父親という立場も重点的に描かれています。

守るべき者がいるにも関わらず、軍の責任者として8月15日早朝、
玉音放送を聞かずに自決する阿南惟幾陸軍大臣。

当時の彼の立場について降伏か継戦か様々な議論がありますが
行き着く所はやはり国体護持、ただそれだけを考えていたのかもしれません。

そしてこの映画の名シーンとなる割腹自殺では
陛下から賜った白いシャツに身を包み、短刀で自決。

この場面は観る前からどうなるのか楽しみにしていましたが
演出はあえて派手さを無くし、淡々と行われるその所作に、
逆に生々しさを感じました。ちなみに自決の仕方はまさに原作に書いてある通りでした。

役所さんのあの硬い表情は生真面目で実直な軍人に相応しい。
それとは逆に家族と談笑する姿はどこにでもいそうな優しい父親そのものでしたが、
そうした様々な喜怒哀楽な表情を多彩に魅せてくれたのが唯一この方だけだったかもしれません。

部下の頬を叩いて「死ぬのは俺だけでいい!!」
鬼の形相で部下を叱るその姿・・、
そんな男らしく頼りがいのある上司役は役所さんで大正解だったと思います。

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畑中少佐を演じた若き俳優・松坂桃李

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血気盛んな若い将校を演じたのは松坂桃李さん。
彼いわく、天皇や大臣が静なら僕は動といい、
何としても降伏を阻止し玉音放送を中止せんと奔走する姿は、
死を覚悟しているだけに狂気じみて怖さも感じました。

彼らが護るものは国体。
降伏すれば日本が日本でなくなるかもしれないという恐怖と
そうなるのであれば生きている意味は無いという強い意思があったから。
そんな実現できなかったクーデターの中心人物として軍服に身を包み
表情をひとつ変えずに引き金を引くシーンなど、
最近の若手俳優の中では演技力は高いと思えた作品でした。

 

皆さんの感想まとめ

日本のいちばん長い日見てきた とにかく佐々木大尉の扱いが酷かった 説明も無しに出てきて銃撃って「焼こっか」と言って終わり たった数十秒しか登場しない あの狂気か全くない 次は佐々木大尉の映画を作るべき(ツイッターより)

全体的に冗長な映画だった。原田監督の「俺が考えた理想の(妄想の)」阿南惟幾や昭和天皇が観たい人なら劇場に行く価値あり。そうでないなら、レンタルに落ちるまで待てば良い程度の作品。(ツイッターより)

2度めの鑑賞。ストーリーも俳優さんたちの演技も、しっかり落ち着いて観れた。すごく良かった。ずっと緊張感途切れず観ていられるし、戸塚くんの演技がいいなあ。ラスト、大泣きしちゃったよ(;д;)(ツイッターより)

賛否両論ありますが、役者さんの演技が本当に良かったので作品にすんなりと入り込めました。

これを観てしまうと1967年版にも興味がわきますね。
レンタルでどこか借りられるのだろうか。

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コメント

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  • コメント (1)

    • ドラマっ子
    • 2016年 8月 14日

    8月14日という終戦の前日に民放初の放送がありましたね。
    天皇を演じる本木さんは相当な重圧がかかっていたようですが、そんな重圧もなんのその。彼の素晴らしい演技に、ただただ彼の研究心に敬服するばかりです。

【2017年7月期ドラマの原作】

ハロー張りネズミ
黒革の手帖
セシルのもくろみ

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