4巻

4巻「あなたのことはそれほど」あらすじ

有島光軌との運命を信じたい主人公の渡辺美都。

一方、占いに乗り気じゃない涼太は、姓名判断で「有島光軌」とサラッと書き、占ってもらうと、健康も問題なし配偶者に恵まれてて晩年も安泰。感情さえコントロールできれば強運が舞い込む、らしい。それを横で聞いていた美都は放心状態。

それでも夫の涼太と一緒に暮らすつもりはないらしく、「離婚してください」と言ったが、涼太は「とりあえず家に帰ろう」といい、美都は自宅に戻ることになった。離婚の話し合いをすることが全体だけど・・・。

生理的に受け付けない状態だと思われる美都の態度。離婚の話し合いをするために仕方なく来たわけだから、関係を修復しようなんてこれっぽっちも思っていない。

所変わって有島家では・・・

おしゃれして、久しぶりに夫の光軌と二人で食事を楽しむ麗華。彼女の「感謝している」という言葉の嵐にいたたまれなくなった光軌。それほど頑張ってないのに「ありがとう」と言われると困る。

さすがに不倫がバレていると思った光軌は、とうとう白状するが・・・「何言ってるの?」と言われる。

麗華は、わたなべという女の人が家を尋ねてきて、わたなべという男の人が二度も現れたけど、ただそれだけ。私に聞かれたら困ることがあるなら私はフリーズするかも、と彼女はいう。

美都は離婚を前提に自宅に戻ったので、一人暮らしのためのアパートを探し始める。しかし離婚届は用意したが、なかなか書こうとしない涼太。

そんなある日、美都のアレがこない、もしかして妊娠した?。でも涼太との子供じゃなく有島との子?。でも涼太は自分の子供として育てたいという。

さすがの美都も涼太に対して「あたまおかしい」と言い、最悪1人で育てることも考えている様子。(君には無理だ・・)

 

幼いころの涼太

祖母は祖父から愛され、不器用でオッチョコチョイな母もまた父に愛されていた。そんな祖母と母親を見てきたから、自分もどんなことがあっても妻を暖かく見守ってあげたいと思ってる、らしい。

 

光軌が麗華を選んだ理由

高校生の時、彼女に「麗華!」と言ったら、とても恥ずかしそうな表情をした彼女が忘れられないという光軌。

優等生でいつも冷静な彼女の素顔を知っているのは俺だけだ!麗華となら楽しい時も、嬉しい時も、辛いときも、一緒に過ごせる、と言ったら

「私、今すごく辛いよ」

と麗華は言う。こんな辛そうな私と一緒に居ても嫌だよね?

「それは絶対ない!」と光軌は言うが、麗華は家を出てしまいそうな展開に・・・、本当に家出してしまうのか?

 

美都の姙娠騒動

アレが来ないので、光軌の子供が出来てしまったと思い、夫に話したら、自分たちで育てようと言う涼太。そんなことはお断り、と言わんばかりの彼女は自分だけで何とかしようと考えますが、結果はなんとシロでした。

お騒がせなヤツめ(笑)

何やってるんだろう・・・私・・。みたいなイラストで終わった4巻。そろそろお熱も下がったかな?

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感想

アラサーで既婚者の女が必死に「占いやろうよ!」と言うのは非常にイタいですな~。有島とどうにかなりたいのか?それとも夫婦の今後の未来を占って相性が悪ければ、やっぱり別れるべきよ!と夫に言うつもりなのか?

本当に共感が出来ない主人公の美都。更に今回は姙娠騒動もありましたからね。結局、勘違いで終わったので結果オーライですが、1人じゃ育てられないでしょ。

一緒に育てようと言ってくれた心優しい?夫も少しおかしな人ですが、久しぶりに美都と食事を共にして、涙を流す姿は、本当に純粋な人なのかと思ったり。有島とどうにかなれるわけじゃないので、そろそろ美都も落ち着くと言いのにね~。(不倫したんだから落ち着くとかありえね~(笑))

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問題は有島家ですよ。

「一緒に居て辛い」と吐露した妻の麗華。出来れば嘘を貫き通してほしかったという彼女は、夫が居ない間に荷物をまとめて出ていってしまうのか?

でも母親と同じような道を辿るなら、彼女は光軌を許すという展開が予想できるけどな~。

この作品は、不倫をされた側の家庭環境がクローズアップされ、麗華や涼太の未来を見ているかのよう。涼太の母親は不器用でオッチョコチョイだけど父に物凄く愛されていた。主人公の美都は料理が下手で自転車も乗れない不器用な子だからボクが見守ってあげなくちゃだめなんだ!的な夫の愛情に気づけるかどうか。

麗華の母親は浮気ばかりする夫に苦労したけど、やっぱり夫のことが好きだったんだってさ。麗華さんは怒らさたら物凄く怖いタイプだけど、最終的には許しちゃうのかな~という願望(笑)

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