(2018 FS – US. FIGURE SKATING CHAMPIONSHIPS)
彗星のごとく現れた!と言うよりも、アメリカ国内でも、あまりマークされていなかった選手が全米選手権で優勝し、オリンピック代表に選ばれた!と言ったほうがいいかもしれません。ということで、ブレディ・テネルはアメリカで今、最も注目されている一人なんですよね。
故障が続いて不運な時期もありましたが、諦めずにじっと耐えて、その時を待っていたという感じもしますが、そんな平昌オリンピック代表に選ばれた彼女にスポットを当ててみましたのでご紹介です。
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ブレディ・テネルのプロフィール
(出典:ウィキペディアより)
生年月日 1998年1月31日
出身 アメリカ イリノイ州 ウィンフィールド
身長 168cm
好きな食べ物:アイスクリーム
趣味:読書、料理、家族・友達と一緒にいること
スケートは2歳の頃から学び始めていたので、かなり早い段階からリンクに慣れていたようです。もしスケーターになっていなかったら、スキーヤーかスイマーになっていたかも、と本人談。
母親は看護師の職についていますが、テネルが疲労骨折をした時に心身ともにケアをしてくれたのが母親です。精神的にもかなり辛い状況だったと思いますが、母親の存在は大きかったのだと思います。
これまでの成績
彼女が初めてメダルを手にしたのが2013年に開催された「アメリカフィギュアスケート選手権」。初心者コースで銅メダルでしたが、翌年にジュニアクラスにアップし2014年にはジュニアクラスで4位に。
疲労骨折が2度も・・・
しかし2015年から2016年は彼女にとって試練の年に。2015年5月に腰椎を疲労骨折し、夏は療養することに。2016年1月にリンクに戻り、国際大会などで活躍しましたが、再び腰椎の疲労骨折が発覚。
2016年9月に本格的な療養に入ったのです。そこで取り入れたのがリハビリも兼ねたピラティスでした。
ピラティスとは?
体幹とインナーマッスルの強化法として広まっているが、実際には体全体を整える効果があり、体幹だけでなく四肢の筋力強化、柔軟性の向上、筋持久力の向上が期待できる。(引用:ウィキペディア)
ピラティスは激しい運動ではないため、体への負担を抑えながら鍛えることが出来るのがポイント。
2016年11月に復帰した彼女は、CSタリントロフィーで銅メダル、2017年に開催された全米選手権で9位に。
そして誰もがその結果に驚いた大会が2018年1月に行われたオリンピック出場枠を争う全米選手権。故障続きでなかなか好成績を出せなかったブレイディ・テネルが、素晴らしい演技で会場をわかせました。
ショートプログラムで73.79、フリーで145.72、総合で219.51という好成績で文句なしの1位となり、長洲未来とカレンチェンを抑えて女王の座に。
ベテランのアシュリー・ワグナーがオリンピックの出場枠を取り逃がし、4位という意外な結果にアメリカ国内だけでなく世界中でも注目された試合になったと思います。
アシュリー・ワグナーはこの時、採点に不満を漏らしていましたが、出場が決まった3人にエールを送り、自分はサポートする側になると語っていました。
こちらは全米選手権ショートプログラムの演技です
バンクーバーでも4位、ソチ五輪でもグレイシー・ゴールドが惜しくも4位だったので、平昌オリンピックではアメリカもメダル獲得に期待したいところ。
でも日本も負けませんよ♪