2014年9月、映画館で観た感想です。
ジャンル:洋画 コメディ ヒーロー アクション 宇宙ファンタジー ハートフル
鑑賞前の期待度 4.0 / 満足度 5.0
おすすめ:友人、家族、恋人、1人でじっくりなど全般
もくじ (文字クリックでジャンプ出来ます)
見どころポイント!
- 笑顔になれる、そして泣ける
- 痛快で軽快なストーリーとアクション
- キャラクターがいい!好き
- 海外の懐メロが格好良くて、染みる
- 続編やスピンオフが観たくなる、父は?過去は?気になる~
あらすじと登場人物
幼くして地球から誘拐され、今や宇宙をまたにかけるトレジャーハンターとなったピーター・クイル。とことん運がないくせに、自らを“スター・ロード”と名乗る男。
そんな彼がある日、巨万の富を夢見て、パワーストーン<オーブ>を盗み出す。だが、銀河を滅亡させるほどの恐ろしい力を持つオーブを狙う悪党たちから追われる羽目に。それをきっかけに、危機また危機の冒険と、宇宙存亡を懸けた戦いに巻き込まれていく——。
(出典:Marvelサイトの作品情報)
- ピーター・クイル(宇宙一運の悪いトレジャー・ハンター)
- ガモーラ(美しき暗殺者)
- ドラックス(ロナンは家族の仇)
- ロケット(無法者のアライグマ)
- グルート(樹木の姿をしたヒューマノイド)
- ロナン(悪役)
映画レビュー「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(1作目)
※一部、少々のネタバレを含みます。
1.笑顔になれる、そして泣ける
良かったです。ストーリーも台詞も面白くて、テンポも抜群。シニカルでキュート、美しく壮大、人間模様にじんわりと感動しました。
タイトルを素直に訳すと「銀河を守る者たち」。アメコミ原作なのでスパイダーマンの様に楽しめるヒーロー物ですが、主人公たちは「はみ出し者の集まり」。仲間意識の芽生えや、正義心の成長がドラマチックで大人が楽しめる映画です。
笑いのポイントもいくつかあって、にやにやしながら観ちゃいました。
とにかく、世界観が私の好みにドンピシャ。映像・色調・ディテール・キャラ・音楽、100%大満足してしまいました。
銀河鉄道999を思い出すような、様々な環境の惑星登場にワクワク。服装やハイテク装置、宇宙船デザインにも隙は無く、ワクワクの連続♪逆に、一般の宇宙人達はアナログ感がある造形で、絶妙な抜け感が好きです。
今回は字幕で観たので視線がキョロキョロしてしまいましたが、こういう映像の隅々まで観たくなる映画は2度目は吹き替えで観たいですね。
2.痛快で軽快なストーリーとアクション
運の悪そうな主人公たちが、悪運と気合いで無謀な難関に立ち向かい、こなしていく姿が痛快でスッキリします。音楽に合わせて、軽快でコミカルな派手アクションが冴えます。
一部アクションのスピード感が私にはアップテンポ過ぎて、目が回りました。もっと後ろの席で観たかったな。(観た位置は中規模シアターの真ん中ぐらい)
宇宙船での際どいシューティングなど、3Dにも期待できる作品です。
後半に続きます!
3.キャラクターがいい!好き
実際に居る人物の様に、個々の人格を感じるキャラクター達。暴れ気性のアライグマも、ただ可愛いだけではなく知的で心を持っています。
私の中ではグルート最強。予告ではまったく期待してなかったんですが、大好きになりました。キラキラ光るシーンも、ロケット大好きなところも、癒し再生力も、誰よりも捨て身なところも…泣ける!
脇役のコレクターも濃かったし、端役のメイドさんみたいな娘もいい動き。悪役や端役も含めてキャラ人格がしっかり決まっていて描かれているのは、さすが人気の漫画原作ならでは、でしょうか。
主人公・クイルも普通で小悪党で軟派っぽいけどカッコ良かったです。女性には弱そうだけど軽薄ではなく、心に何かを持っているのを感じさせる男です。単純に優しいというよりは、痛みを知る少年の様な男というイメージ。
何だかんだ言って、こういうクイルの成長っぷりを見ていると、育ての親(盗賊団の親分)は良い人なんだなぁと感じます。特に、クイルと別れてからのラストのシーンに、ぐっときました。
4.海外の懐メロが格好良くて、染みる
クイルが愛聴する、懐メロのオンパレード(1970年代かな?)。軽快なリズムや懐かしいメロディが未来形SFシーンと融合して、なんとも不思議な気持ちになりました。
カセットテープや当時の箱形ウォークマンは、母親と地球の思い出。馬鹿みたいに大事にしているところがジーンときます。母との確執が昇華されていく展開にも感動。
5.続編やスピンオフが観たくなる、父は?過去は?
主人公は出生に秘密エピソードを持つようです。スターロードという名前は、そこらへんに関連するのかしら。
最後に父は誰なのか?という疑問が出てきて、今回は中ボスみたいな若手の悪役が相手だったので、絶対に続編がありそう!
追記:鑑賞直後の私の予想では、今回の大物・椅子に座っていたサノスかと思ったけど違うみたい。英文のサイトを覗くと、別の名前が書いてありました。確か、今回は登場してないと思います。
それに、アライグマ姿のロケットが遺伝子改造された過去を持つ経緯や樹型宇宙人のグルートとの出会い話も観てみたい!仲良過ぎなんだもん。
グルートは動きも樹木らしく単調で物静か。使う単語は3つしか無いらしく、どんな感情や意見を表しても「I am Groot(私はグルート)」と言います。そんなグルートがラストでは切れのあるダンスを見せたので、続編があるなら新生グルートがコミカルに動いたり流暢に喋る姿も見れるかも?と期待!
そういえば、ザンダー星の警察みたいな男性が職務を終えて家に帰ると自宅の内装が和室だったのは、Marvel Comicsが手掛ける次回作の『ベイマックス』へのオマージュだったのかな?と想像しちゃいました。平和で小奇麗な星のイメージで和風が出てきたとしたら、それまた嬉しいですね。
動画配信と、基本情報
月額定額の『hulu』では、【期間限定】5/25まで配信中!私はここで、新作2前におさらい視聴するつもりです。
- 日本公開:2014年9月13日(土)~
- 監督:ジェームズ・ガン / 製作国:アメリカ
- 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
- アメコミ原作:『THE GUARDIANS OF THE GALAXY』
- 英題:THE GUARDIANS OF THE GALAXY
※2017年5月、待望の続編が公開されて嬉し~い!ということで、私の映画レビューブログから移植しました。