2016年10月28日、公開と同時に観てきました!
トムハンクス演じるロバート・ラングドンがイタリアそしてトルコを駆け巡り、謎のウイルスの拡散を阻止するため奔走する。シリーズ3作品目ということで広いシアターでしたが、ほぼ満員。相変わらず人気ですね。
小説を読んでから鑑賞したので、ストーリーに置いていかれることは無かったのですが、原作とかなり違う内容になっていてある意味驚きました。
もくじ (文字クリックでジャンプ出来ます)
映画「インフェルノ」のあらすじ
ラングドン教授がフィレンツェの病院で目覚め、直ぐに銃を持った女が襲撃。担当医のシエナと共にモウロウとしながらもシエナ宅に逃げ延びることが出来たが、2日間の記憶が無いため、なぜ自分がフィレンツェに居るのか思い出せない。
更にジャケットに入っていたペン型の投影機はダンテの「地獄の見取り図」が映し出された。なぜ自分のジャケットに入っていたか分からないが「探し出せ」という暗号を頼りに、追手から逃れつつフィレンツェの街中をシエナとともに駆け巡る。
するとダンテのデスマスクの持ち主であるゾブリストという科学者の存在を知ることになる。人類滅亡の危機を主張していた彼は全世界にウイルスを拡散させる計画を目論んでいた。
謎を解き明かしながら記憶も徐々に蘇るラングドン。目的の場所はどうやらフィレンツェではなくトルコのイスタンブールにあるらしい。タイムリミットは48時間。世界の95%が感染してしまうというウイルスの拡散を阻止することが出来るのだろうか?
映画と小説の決定的な違い
※ネタバレあります
ゾブリストとシエナが恋人同士だったというのは同じですが、映画ではシエナが悪役で終わってしまうのは正直意外でした。ゾブリストの思想に賛同したものの、やっぱりウイルスを拡散させるのは良くないと思った彼女は単独でウイルスを回収しようとするのが小説。しかし映画ではその逆で、ゾブリストの意思を継いで拡散させようと必死に抵抗し続けるのです。最後は・・・お察しの通りです。
そしてゾブリストが仕掛けた問題のウイルス。映画ではどんなウイルスなのかわからなかったけど、ギリギリのところで拡散を防いだというのは映画らしいドラマチックな展開と結末かなと思いました。
小説では残念ながら全世界に拡散されてしまいますからね。しかし直ぐに死に至るような危険なウイルスではないため、その後に対策を講じれば問題が解決するような終わり方をしています。
なので、ラストも変わってきますね。小説ではラングドン教授とシエナが何だか良い雰囲気でしたが、映画の相手はシンスキー。小説を読んでいても楽しめる内容だと思いますが、原作ファンならシエナを悪者にしないで!と思う人も多いかなと。
でも、映像にするとやっぱり良いですね。イタリアの歴史的に有名な大聖堂や教会を舞台にトムハンクス達が駆け巡る。現在、インフェルノを巡る観光プランもあるそうでイタリアでは盛り上がっているでしょうね。行ってみたい・・・。