「無痛」小説の相関図&登場人物紹介

フジテレビ系で放送されている今作。
原作はあくまでも参考とし、ドラマはオリジナルストーリーで展開されているようです。

もちろん大筋は合っていますが、
細かなところで結構違いが見られます。

ということで小説の内容が気になる方もいると思いますので
今回はキャラクターなどの情報をご紹介していきます。

原作の感想&あらすじはこちらで書いています

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もくじ (文字クリックでジャンプ出来ます)

主要登場人物

 

為頼英介
古いアパートで診療所を営む開業医47歳。2年前に妻と死に別れ現在は独身。髪は伸ばしっぱなしで外見は全く気にせず、くたびれたジーンズが逆によく似合う。代々医者の家系で父もまた田舎の診療所で機材に頼らず腕一本で患者を診てきた医者だった。為頼は幼いころに脊椎カリエスに感染し後遺症もなく手術は成功したが微妙に体がずれているのはそのため。彼は患者の徴候から健康状態・病気の進行度を読み取ることが出来る能力がある。
治らない病気を必至に治療したり、自然治癒する病気をあたかも医者が治したと勘違いするのは医者の欺瞞と語る。菜見子は「治らなくてもやってみなくちゃわからない」とする考えなのでしばしば対立する。

高島菜見子
六甲サナトリウムに勤務する臨床心理士27歳。夫を事故で亡くし、息子のために佐田と結婚するもDVにあい5ヶ月で離婚。仕事熱心で誠実。自分の仕事に誇りを持っており、しばしば為頼と意見衝突する。しかし人として為頼を尊敬している。

南サトミ
中学2年生、六甲サナトリウムに入所。両親は8年前に離婚、兄は引きこもり。幼い頃から情緒不安定で自傷行為をする危険な子。高島菜見子とは携帯メールで会話をするが、実は話せないわけではない。時と場合によっては、永遠と喋り続けることもある(家出した時に初対面の男性と会話するシーンがある)。一家4人殺害事件の犯人は自分だと告白。

熱田広江
六甲サナトリウムの看護師。高島菜見子とは普通に接しているが実はかなり嫉妬している。佐田に菜見子の情報を提供している。

佐田要造
高島菜見子の元夫。菜見子とはお見合いパーティで知り合い、紳士的で素朴な男性を演じて見事結婚するもDVが原因で離婚される。性格は最悪で自分は今まで運が悪かった、不運だったのは社会のせいという自己中心的な考えの持ち主。邪推・逆恨みは十八番。心神喪失になれば人を殺しても罪に問われない、人生をリセットできるかもしれないとホンキで思っている。

白神陽児
白神メディカルセンターの院長。平等な医療よりもお金を払ってくれた患者に快適なサービスを提供するべき、という従来とは違う新たな医療サービスを展開。また、助かる患者しか診ないことから腕が良いと評判にもなり、彼の医療ビジネスは成功している。為頼と全く同じ診断能力を持っている。

イバラ(伊原 忠輝)
白神メディカルセンターの機材係として勤務する。無毛粧だったこともあり幼いころはいじめられた経験がある。また彼は無痛症という特異体質で痛みを感じることが出来ない。白神の治療のおかげで体調が良くなり、60だったIQが90まで伸びた。医院で仕事ができるようになり、白神は主治医であり恩人であり憧れの人で自分にとって絶対的な存在だと思っている。

横井清治
白神メディカルセンターの事務長。白神も認めるほど営業能力に優れているが、お世辞にも性格が良いとはいえない。そこを白神はネックに思っている。

早瀬順一郎
灘警察署の巡査部長。心神喪失であれば凶悪事件を犯しても罪に問われない「刑法39条」に批判的。しかし上司に誘われ傍聴した裁判で心神喪失加害者本人と母親を見た時から、多少は理解を示すようになった。一家4人殺人事件で殺された4人の姿は新聞に寄稿された写真と全く同じ状態だった事から心神喪失ではなく、恨みによる犯行で犯人は判断力があると確信している。

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「無痛」相関図

小説「無痛」の相関図

不運というべきか、財布を落としてしまい、
拾ってくれた高島菜見子の相談にのったことで今回の事件と関わることになってしまった為頼。

14歳の南サトミは明らかに犯人では無いと思いますが、
そうじゃないかもしれないというストーリー展開と、
菜見子の元夫でストーカーの佐田要造が見事に推理を混乱させてくれたおかげで
非常に面白い内容になっているのだと思います。

そして今回の真犯人であるイバラと菜見子の関係。
殺された一家と白神の関係が徐々に紐解かれていく後半は読み応えあり。
ドラマもイバラの正体が徐々にわかってくると思いますが、
様々な伏線を楽しみながら観たいと思います。