千葉雄大ドラマ原作小説「プリティが多すぎる」あらすじ&ネタバレ

【ネタバレ】「プリティが多すぎる」の結末

主人公・佳孝(よしたか)が大失敗してピピンの中学生モデル・ジュリを傷付けたクライマックスエピソードの結末と、ラストエピソードの最後についてまとめます。

ジュリ×佳孝

大口スポンサー契約を継続してもらうための解決策を佳孝が偶然見付けることができて事態は好転するが・・・思いもよらない波乱を生んでしまった。

結果として佳孝は、ピピンで活躍しているジュリモデルとしてのキャリアをめちゃくちゃにしてしまったのだ!

【補足】

大口スポンサー『リーラモニカ』との関係はすこぶる良好になったが、結局ジュリは『リーラモニカ』の次世代モデルとしての輝かしい仕事を失ってしまう。

いつも明るいジュリが、誰もが可哀想に思うほど落ち込んでいる。どうしようもないまま次のエピソードに持ち越しになってしまうぐらい、深刻な状況になってしまった。

もっと緊張感を持って注意を払っていれば防げたミスだったのに!

猛烈に反省した佳孝は、周囲のアドバイスに助けられながら、ジュリとじっくり話せる時間をもらい、最終的にはジュリの強さに救われるのだった。

【補足】

謝れば済むものではなく、すぐに弁償できるものでもない。

この後、佳孝は「ピピンの編集者」としてジュリにどうしてあげるべきかを考えて、彼女の不安を取り除く行動を起こしてフィニッシュ。この行動が、物語に漂う暗いモヤモヤを消して感動と爽快感へと変えていく。

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ラストエピソード

ラストエピソードでは、佳孝が興味を持つ分野の「小説家」とピピンの意外な接点と、佳孝の心の変化が描かれる。

【補足】

良い作品を書く作家にピピンを絶賛され、ものすごく感謝までされる現場に居合わせる佳孝。(そしてジュリとの決着がこの後に続く。)

いろいろヤバイ失敗を経験しながら、異動から1年が経過。ピピンの良さと存在意義を強く実感できたのかな?

やっとラストページではピピンのことを「文芸にだって負けないよ」と胸を張って言えるようになっていた。

読んでみた感想

テンポ良く読みやすい  ようやく心からピピンの一員となった佳孝。何だかウレシイな♪そうなるまでは長かったけど、佳孝が起こす問題&解決のテンポは良く、コミカルで読みやすい小説でした。

爽快であったかい  希望している仕事と真逆な配属に不満!早く異動したい~ってところは、同じように出版社が舞台のドラマ『校閲ガール』に似てるけど、違うのはあちらの主人公・悦子と違って天職でも全力でもないところ。

こちらの主人公・佳孝(よしたか)には特別な才能があるわけでもないし、不本意な仕事だとばかりに手を抜いている。見栄っ張りでピピンにケチばかり言ってる。

それでも、ストーリー全体や佳孝の行動に人間味のある温かさと、気持ち良く問題が解決してゆく爽快感があるので読後感も良く、主人公を含めて主要キャラクターに好感が持てます。

なんか涙腺ゆるんじゃった  印象的なエピソードはシンデレラと表現される雑誌モデル・ピピモのオーディションと、佳孝のミスがきっかけでジュリがボロボロになっちゃうあたり。

プロのモデルを目指す中学生(+高校1年生)の女の子達が挑んで悩む人間ドラマに、思わず感動しちゃいました。どの子も良い子なので応援したくなります。

放映が始まったら、1話~最終回までのドラマ感想を書いていきます!

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