詳しく解説「パイレーツ・オブ・カリビアン・呪われた海賊たち」あらすじと感想

2003年8月に日本で公開されたシリーズ1作目になります。

もくじ (文字クリックでジャンプ出来ます)

呪われた海賊たちのあらすじ

カリブ海に位置するポートロイヤルの総督の娘エリザベス・スワンが幼いころ、航海中にウィル・ターナーが漂流しているのを発見し彼を救出。

彼が身につけていたアステカの金貨が大人たちに見つかるとウィルが殺されてしまうと感じたエリザベスは自分が保管する事になったが、まさか数年後に人生を大きく変える原因となるとは思わなかった。

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船を手に入れて海賊を集め、盗んで奪って暴れまくるためにまずはポートロイヤルに到着したジャック・スパロウ。船を物色していた丁度そのころ、エリザベスが意識を失い海に落ちてしまったので飛び込んで彼女を助け出した。

しかし身元がバレてしまったジャックは海軍に捕まり絞首刑になるところだったがエリザベスを盾に、まんまとその場から逃走することに成功。しかしウィル・ターナーが勤める鍛冶屋で捕らえられてしまうことに。

※ジャックが逃走に成功した時は、お決まりのセリフがある

「今日という日を忘れるな、捕らえそこねちまったキャプテンジャック・スパロウを」

しかし鍛冶屋で捕まってしまった時はノリントン提督に嫌味たっぷりに言われている

「今日という日を覚えておかれるがいい、キャプテンジャック・スパロウが惜しいところで逃げ損なった日だ」

ジャックが牢屋に放り込まれてしまったその晩、港に黒く不気味な船が忍び寄る。バルボッサ率いるブラックパール号の海賊たちだ。

彼らの目的は呪われし宝と言われるアステカの金貨。バルボッサ率いる海賊たちは呪いによって死ぬことも出来ず月明かりに照らされると醜い姿に変わる。館にいたエリザベスは海賊に捕まり、ブラックパール号に乗せられ、連れられてしまった。彼女はとっさにエリザベス・ターナーと言ってしまったため海賊はアステカの金貨だけでなく、呪いを解くためには彼女の身も必要だと悟った。

※アステカの金貨について
征服者コルテスの呪われし宝。石造りの箱に入れられ征服者コルテスに届けられた882枚の金貨。虐殺をやめさせるためにアステカの人々が贈ったもの。アステカの神たちは金貨に呪いをかけた。金貨をたとえ一枚でも箱から出した者に終わりなき罰を与えるという。呪いを解く方法はただ一つ。世界に散らばったアステカの金貨を全て箱に戻し、償いの血を注げば元の体に戻る。ウィルの父親ビル・ターナーがアステカの金貨を1枚盗んだので彼の血か、血を受け継ぐもの(ウィル)が必要だが、エリザベスが自分の姓をターナーと言ったのでバルボッサが勘違いした。

ブラックパール号を追って海軍から奪ったインターセプター号で船出したジャックとウィル、ブラックパール号はエリザベスを乗せてアステカの金貨が保管されている島へ急いだ。

最後の一枚が戻り、ターナーの血で呪いが解かれると思ったが何もおこならい。島に到着したウィルは無事エリザベスを救出しジャックを残したまま、インターセプターは出航してしまった。※海が荒れていたので港に戻るという海賊の掟通りに仲間は動いたのだ

インターセプター号に追いついたブラックパール号は襲撃を開始。インターセプターは破壊され、ターナーは自分と引き換えにエリザベスを自由にするように要求。自身がターナーの血を受け継ぐものだと打ち明けた。

不要となったエリザベスとジャックは無人島に置き去りにされてしまった。海軍が発見し助かったが、ジャックはまた囚われの身となってしまった。

最後の戦い

ウィルの救出を懇願したエリザベスに仕方なく同意したノリントン提督は道案内のためジャックを同行させ海軍を率いてバルボッサがいるあの島へ出航する。そしてウィルがまさに生贄にされるその瞬間にジャックが登場。

ジャックはバルボッサに、外に海軍がいるのでウィルを殺す前に始末してからでも遅くはないと唆し殺されずに済んだウィル。その時、どさくさに紛れて金貨を盗んだジャックも呪いにかかり、不死身の身体になってしまう。(不死身の敵と戦うには自身もなるしかないと思った?)

不死身の海賊に奇襲を掛けられた海軍の戦況が悪化する中、ようやくアステカの呪いが解け、争っていた海賊は元の体に戻った事を知り戦意喪失。ウィルは自分の手をナイフで傷つけ血を着けた金貨を箱に戻した(ジャックも盗んだ1枚に自身の血を着けて返している)

不死身だったはずのバルボッサはジャックに撃たれその場に倒れた。ジャックの銃は一発の弾が装填されていたが、長く発射されることは無かった。しかし今回、裏切り者のバルボッサをその手で始末したことでその一発はようやく銃から放たれることになった。裏切ったバルボッサへの強い思いが込められた1発である。

ジャックとバルボッサは昔、一緒に航海していたが、バルボッサの反乱により、無人島に置き去りにされ、その時に一発弾が入った銃をバルボッサから手渡されている。いわゆる、これで自殺するか野垂れ死にしろということだ。復讐の機会を伺っていたジャックはその一発を大事に持っていた。

ジャックはまた海軍に捕まり、今度こそ絞首刑の日が来てしまった。しかし当日、ウィルの助けで絞首台から逃れ、スキを見て海に飛び込み逃亡に成功。ウィルは逃亡を手助けした罪により償わなければいけなかったが提督の温情で免れ、エリザベスと一緒になることを許された。

エンドロール後の映像

エンドロールの最後に、バルボッサの肩に乗っているあのサルくんがアステカの金貨を一枚盗んだシーンが描かれており、第2部では不死身の猿として登場する。

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感想

小説ではジャックとバルボッサの関係についてもう少し詳しく説明されているのかな。ジャック・スパロウは銃を使わずに略奪に成功するなど海賊として有名にはなっているものの、彼がなぜ銃を使わないのか皆知らない。

そんな彼が今回の冒険で再びバルボッサによって無人島に置き去りにされてしまったのだから復讐心も想像以上に膨れ上がっていたでしょう。もし生きて帰ることが出来たら絶対にアイツを・・・と。

しかし宿敵のバルボッサはアステカの呪いでゾンビのように不死身の体になっており、そう簡単に倒すことが出来ない。最後の戦いではジャック自身もアステカの呪いをあえて受けたので、ゾンビ同士の戦いは見もの。しかしウィルとジャックが金貨を戻した瞬間にバルボッサに放った執念の一発は彼の命を絶つことができた。

こんな壮絶な戦いを繰り広げたのに、第2部では元気な姿をみせるバルボッサ(笑)。第1部の戦いは何だったのか・・・。

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