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池井戸潤「ようこそわが家へ」原作の感想・「最弱おじさんがヒーローになった!」

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ようこそ我が家へ原作本

2015年4月からスタートするドラマ「ようこそわが家へ」。

私も大好きな池井戸潤さんの作品で、早速読んでみましたが、

やっぱり面白い!

でもドラマをチェックしてみると、内容が微妙に変わっており、

不安な気持ちでいっぱいです(笑)

月曜の夜からおじさんがヒーローはダメなのか?

どうして息子が主人公になるんだ!?

改編するなら池井戸さんの作品を起用する意味あるの?(笑)

と、ちょっと声を荒らげて言いそうになってしまいましたが、最近のドラマの傾向からすると、

やっぱり心配なんですよね(;´∀`)

公式サイトには老若男女問わずお楽しみください!

と書かれていますが、

その曖昧なターゲット設定が心配なんです(笑)

まぁ・ねぇ・・、批判ばかり言ってもキリがないですからねぇ、

上手くアレンジしてくれることを祈りましょう(・∀・)

今回はドラマの内容ではなく、原作本の感想ですよ~

本書の内容をもう少し詳しく書いてみたのがこちらです

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「ようこそわが家へ」あらすじ

主人公は銀行からの出向組で取引先の電子部品会社の総務部長を務める倉田太一

結婚して子供二人、妻の珪子、大学生の息子・健太

高校生の娘・七菜をもつ一般的な家庭を持つ男です。

 

出世欲はなく、

家族が幸せに暮らしていければそれでいいじゃないか、

という考えの持ち主で、争い事も好まず、避けて通ってきたような人間。

 

ある日、通勤電車で割り込みをしてきた男が女性にぶつかり、

謝りもせずに立ち去ろうとしたことに我慢できず、

倉田は男の腕を掴み注意をしたことがきっかけで、男は倉田の後をつけてきた。

倉田家で嫌がらせ被害が始まったのはその時からだった。

 

そして倉田の勤務先であるナカノ電子部品株式会社では

2000万円分の在庫があわない事実が発覚。

担当していた営業の真瀬部長の手違いなのか、

それとも不正?なのか・・・・。

 

今作は上記のように2つのサスペンスが同時進行するという

斬新な構成で、出だしから緊張感のあるストーリーに気が抜けません。

久しぶりに小説を楽しめました。

 

「ようこそ我が家へ」原作の感想

いや~、銀行からの出向組という響き・・・・、

懐かしいじゃないですか(笑)

半沢直樹を思い出しますね・・・(;´∀`)

今回もヒーローはおっさんで、しかも気弱で押しが弱く、

家族から、部下からもちょっと頼りないなぁという人に

大きなトラブルがしかも2つも降り掛かってくるのだからさぁ大変です。

 

あ、そう言えばこの頼りない主人公の男性を池井戸さんは面白く表現されてるんですよ。

「世界人類が平和でありますように」という電信柱の張り紙に何となく頷いてしまうキャラクター」
(引用:ようこそ我が家へ)

更に、妻からは

あなたって運がいいのね♪

と感心されたくらいという文章に、一人吹いてしまったのは事実です。

 

池井戸さんの本って男女の比率は男性の方が多いと思うけど、

電車通勤でトラブルに巻き込まれたという設定は共感できるサラリーマンも多いと思うし

常に自分も危険と隣り合わせという危機感は感情移入しやすい。

 

そしてこの男の逆恨みともいうべき悪質な嫌がらせに立ち向かうべく

倉田家は家族全員が協力しあい、犯人を突き止めていく姿はスリル満点。

 

中でも盗聴の疑いがあるからと、5万円近い盗聴器発見器を買い

家族が恐る恐る家の中を調べ回る姿は想像しただけで笑えてきそうです。

笑い事じゃないんですけどね(;´∀`)

 

頼りない父親をサポートする健太の活躍、

そして朝起きたら被害にあっていたというパターンだから、

妻の珪子

「いいわあなた、後のことは私にまかせて、警察に通報しておくから。」

そんな頼もしい家族とともに事件解決へと進んでいくのです。

 

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もう一つの難事件

銀行がらみのストーリーは池井戸さんらしいですが、

出世の道から外され、出向組になってしまった最弱ヒーローは珍しい。

 

出向先であるナカノ電子部品株式会社の社長は倉田が取引先銀行からの出向者というだけあり

どことなくよそよそしい対応は仕方がないけど、営業部長のあの冷たい態度が腹ただしいよね

 

しかも営業社員というだけあって口は達者でいくら倉田に正当性があっても言いくるめてしまう強者なんです。

まあ、この点に関しては強気に立ち向かえない倉田自身の問題もありますがね・・・(;´∀`)

 

そんなある日、

在庫確認をしていた部下から「在庫が合わない」と言われ

調べてみると営業部長が担当してる案件で、2000万円分足りないことが発覚。

営業部長に直接問い合わせるも軽くあしらわれ、部下からは情けないという眼差しを向けられ肩を落とす倉田。

 

ここからですよ!

今までと違い、トラブルは極力避けてきた倉田は一歩前に踏み出して

この憎ったらしい営業部長をちょっとずつ追い詰めていく姿はまさにヒーロー!

仕事ができる部下のサポートが頼もしい限りですが、

追い詰めても上手くかわす営業部長とのやりとりは、

う~ん、まだか!

と読者を焦らせる憎めない構成もなんだか好きです。

 

ひょっとすると2つの出来事は関連するの?

と一瞬思ったことはありましたが、

全く関連はございませんでした(笑)

 

同時に難題が振りかかる最弱男の物語で決してかっこ良くないけど

勇気を振り絞って立ち向かうお父さんにまわりの見方も徐々に変わっていくのがなんだか微笑ましいかぎりです。

 

また、この物語は横にいる名も知らない人にも人生があり、その人なりに頑張って生きている、

自分もそのうちの一人だと。

満員電車で体を密着させている隣の人は全く知らない赤の他人だし、

同じホームの同じ乗り場で顔を合わせる人もどこに住んでいるのか分からないし、関わることもない。

 

だけど不思議なもので今回の事件みたいに肩がぶつかってトラブルに発展し、

否応なしに犯人と関わりを持ち、彼の素性を知ることだってある。

 

倉田は息子の健太が今何に興味があり、どんなバイトをしているのか、

意外なことに息子のバイト先を知らなかったのは父親として問題ありますが、

実の息子の人生さえも関心を示さなかったけど、この事件をきっかけに大きく変わろうとしています。

父親として、夫として、銀行員として、50代のおっさんの成長物語です。

池井戸さん、面白かったですよ。

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