結末やられたw原作ブラックペアン1988のあらすじ・ネタバレあり

佐伯教授と渡海の父親との関係

20年前、佐伯教授が手術を行った際、腹部にペアンを置き忘れたまま、閉腹しオペを終了。後日、渡海の父親がその患者を診察した時にペアンが置き忘れていることに気付いたがもみ消され、父親は別の病院に飛ばされてしまった。

亡くなった父親の無念を晴らすため、時を経て佐伯教授の医療ミスを明らかにするべく、渡海は今日の日をどれだけ待ち望んでいたことか。

佐伯教授本人は北海道のとある場所で国際外科フォーラムで、まさに登壇しようとする直前。いきなり控室に電話がかかってきたと思ったら、20年前の患者のオペの報告。

佐伯教授、絶体絶命のピンチとなったのですが・・。

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え?まさかの結末!「ブラックペアン」は予想できない展開だった

院長の椅子に座るためならどんな手段も選ばない。使える者は利用し、邪魔者は飛ばしてしまえ。まさに悪代官な教授という感じです。

そして国際フォーラムという華やかな舞台に登壇し、世界に名を轟かせる予定のはずでしたが・・。

20年前の医療ミスが発覚し院長どころか今の地位も危ぶまれる。教授もこれまでか!という流れかと思ったんですけどねぇ・・。

どうやら話が違うようなのです(笑)

実は20年前のオペで佐伯教授はペアンを置き忘れたのではなく、患者の命を守るため、止血のためにやむを得ずペアンを留置したのです

しかし20年後の今、医療ミスと勘違いした渡海がペアンを取り出し、出血が止まらない緊急事態を招いしてしまう。しかし、ドクターヘリで駆け付けた佐伯教授が満を持して取り出したブラックペアンを使い、止血に成功。また、20年前のようにペアンを留置したまま閉腹。カーボン製なのでレントゲンには映らず、火葬した時も残らない。

佐伯教授いわく、渡海の父親には申し訳ないことをした、だから罪滅ぼしのために、渡海の息子を当院に招き入れ、立派な医者に育てるつもりだったらしい。

佐伯教授は今回の騒動の責任を取る形で辞意を表明しましたが、渡海が病院を去ったことで、教授は残りました。残らないと次回作につながらないですからね(笑)。

ということで、まんまと私のように騙されてしまった読者もきっと多いことでしょう。専門用語が多く、最初は「とっつきにくい」と思いましたが、個性的な登場人物や引き込まれるストーリーで最後まで楽しませていもらいました。