映画感想「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」公開初日、観てきました

原作を読んで濃厚な内容を知っているので何となく気恥ずかしかったですが、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を映画館で観てきました。

主人公アナの素朴な可愛さと、
グレイの歪みがどう表現されているかに注目して鑑賞。

※本ページ前半はネタバレ無しですが、後半ではネタバレを含む表現があります。

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原作読んでない人に分かるかな?

原作小説ではアナの「心の声」がナレーションになって心情を説明してくれたけど、
映画ではそういう部分が無かったので初見では分かり難いんじゃないかな、と思いました。

アナ達の心情が読み取り難いかもしれません。

どうしても細かい背景やシーンが省かれちゃうので、脇役エピソードも少ないのが悲しい…。

原作のアナは心の声が賑やかで楽しいので、小説読みもおすすめです。
映画後に補完するのもいいし、映画前に読んで細かい背景を知ってから映画を楽しむのも有り。

関連:原作小説の感想「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

おおまかには原作通りの印象

展開や台詞、官能シーン描写など「原作と同じだ~♪」という印象を持ちました。

もちろん、分厚い小説を短い時間でまとめているので省略している部分も多々ありますが、
それは原作小説を読む楽しみが残されているという「余地」だと思えば…いかがでしょう?


小説を読む時も最初は官能やSMに気を取られてしまいがちですが、
双方の初恋ラブストーリーがどう盛り上がり、どうなっていくのか熟考すると楽しめます。

ラストについては、ネタバレ要素を含むので本ページ最後にひっそりと記載しますね!

家族や友人、恋人と観れるかどうか?

例えば私だと、裸シーンだけでも気恥ずかしいと思うので
初々しい恋人時代だと想定すると劇場デートは恥ずかしくてソワソワしちゃいそう。

夫ならセーフだけど友人とは恥ずかしいので、いっそ一人で観に行ってきました。

話題作として劇場に大きなポスターが貼ってあるので臆することなく観てきましたが、
アナの上半身や下着姿は隠さず大胆にスクリーンの大画面にたっぷり映っちゃってました。

感覚では官能シーンや裸シーンを合わせると半分くらい?あるので、やはりエロイですね。
日本の地上波では流せないんじゃないかな…。

映倫が決めている年齢制限はR15+(15歳以上が観れる)ですが、恋愛経験が少なく
濃厚キスシーンだけでも恥ずかしく思う私の感覚では「あらま、R18+だわ(汗)」という感想。

とは言え、局部を隠す真っ黒なモザイク処理はいただけなかったですね。
もっと自然に隠せなかったのかしら?雰囲気が壊れてしまい、芸術的に勿体無いと痛切に思いました。

後半は、主人公アナとグレイについての感想のほか
映画の終わり方について思うところを語ります。

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アナ可愛い!

女子大生だけど飾らない服装で、まさに素朴。

グレイの会社で働くロボットみたいに無機質な印象の美女達の比較が効いてて、
アナの素朴さが際立ちましたね~。

そしてグレイと出会い、恋を知り、色気がじわっと出てきて綺麗になっていくアナ。
恋と愛される喜び、そして知らない世界への好奇心に溺れていくアナがセクシー&キュート。

↓一度はやりたい♪彼の男物シャツを羽織ってウキウキ。


ダコタ・ジョンソンちゃんが演じるアナが着用する衣装も、飾り過ぎずキュートでした。

アナの母親役のジェニファー・イーリーさんも可愛かったな♪

グレイも可愛い

アナに興味を持ったグレイの覗きこむ様な瞳が、セクシーで可愛かったです。
映画のグレイは、私の中の原作イメージよりも優しくロマンチックに見えました。


グレイは世間体では紳士的で大人なんだけど人間らしさのないイケメンで、
冷やかに執着して好きな子を皮肉でチクチク苛めて反応を楽しむイメージで小説を読んだので。

私がMだから物足りないのかしら?

この小説を読んだ後にネットの簡単SM診断ツールをやってみたら、
結果は100%のMだったんですよね、私(汗)…でも痛いのや怖いのは、やっぱ嫌です。

アナに本気のSプレイをして恍惚としている時のグレイの顔は恐かったもの。
何だかんだ言って、私はロマンチックで初々しいのが好きなんですよね。お姫様対応に憧れます。

【ネタバレ注意】映画のラストと原作

ラストはザクッとぶった切りで終わっていたので、続編を作る匂いがプンプン。
と思って調べたら、映画ニュースで監督さんの続編制作発表がチラッと載ってました。

今回映画の原作になった小説は3部作の内の1作なので、やっぱりねという感じ。

なぜ映画の終わり方が小説と異なるのか、考えてみました。
何か監督さんの思惑があるのかも。

映画では強気に終わりましたが、小説のラストはもう少しだけ続いてメソメソします。
「生まれて初めて愛した人に別れを言うのが、お尻を叩かれる事より痛い」と。

ここって結構大事なシーンだと思ったのですが、映画では別れを言った所まででEND。
(字幕後は観てないので「無かったと思います」という書き方にしておきます。)

映画1作目をぶった切りで終わらせて、次回作でメソメソから始まるとか?(予想)
メリハリを付けて魅力を出しているのかもしれない、と私は想像しました。