「HOPE」原作・韓国ドラマ「未生(ミセン)」が面白い!感想ネタバレあり

第11話

パク課長の不正の責任により、上司はそろって処分を受け、キム部長は左遷されてしまう。
しかし社長は営業3課のチームを労い、オ課長は次長に昇進する。しかし同僚を捨てて利益を得たと周りからの視線が厳しい。

パク課長の代わりに新しくチョン課長が営業3課に補充される。
以前一緒に働いたことがあるチョン課長について、
ドンシクはオ課長の下で三人で楽しく働いた過去を思い出すが、チョン課長は過去の思い出はしまっておけ、緊張感を持てと冷たく言う。

営業3課のメンバーはそろって来期の計画について何日も頭を悩ませる。
なかなか良い案が出ない中、グレはパク課長の不正のために中断したヨルダンの事業を再開しようと提案。

チョン課長がどんな人物で、どんな目的があって営業3課に来たのか、何だか裏がありそうで今後の課長の動きに注目です。
ようやくパク課長の件が一段落しましたが、グレ達営業3課のメンバーが、
周りから非難されながらもヨルダンの事業をうまくやりきれるのか、ハラハラする展開となりそうです。

Sponsored Link

第12話

周囲の反感を買う事必至のヨルダン事業を進めることを決めたオ次長。
営業3課内でも意見が分かれ、チョン課長とドンシクはグレを責める。

資源2課のメンバーも自分たちがじっとしているのに、
オ次長は泥棒のように商道徳が無いと営業3課に怒鳴り込みに来る。

周囲からの非難にグレは自分の提案が恥ずかしいとオ次長に謝罪するが、
オ次長は「自分がやると決めたんだ。思い上がるな。」と新人の役目について諭し、グレをチーム長と呼びからかう。

営業3課はヨルダン事業について専務を始めとする全役員たちの前でプレゼンをすることになり、
全員で説得するための戦略を練るが、違和感を感じたグレはプレゼン内容をガラッと変えることを提案する。

ヨルダンの様子が映っていましたが、1話の冒頭で出てきた街並みと似ているような?
グレの姿も今とは違っていたので、未来グレがヨルダンで働く姿だったのかなと予感させます。

回を増すごとにオ次長のような上司がいたら良いなと思わずにいられません。
自部署の部下以外にも後輩たちをしっかり見守ってくれるところや、
新入社員の意見にも頭ごなしに否定しないところ、会社の慣習に捉われず正しいことを追い求める姿…そんな上司いるんでしょうか(;´Д`)

第13話

一晩でプレゼン内容の修正を行ったグレ。
プレゼン前に役員たちが集まった席では、ヨルダン事業について否定的な意見が漏れる。
突然社長も参加することとなったプレゼンで、オ次長は過去に不祥事が発覚した事業を紹介し、
途中でやめたことで他社に流れた利益から説明する。

役員たちは最初は何が言いたいのかとざわめいたが、プレゼンが終わった後は全員が納得し、
グレは社長直々に感謝されヨルダン事業は必ず成功させるようにと太鼓判を押される。

まさかのベッキとカン代理のサウナでのセクシーショットが見られました。
韓ドラではよくありますが、カン代理は筋肉が誇らしい見事な体でした。
しかし親しくなりきれない冷たい上司との裸の付き合い、想像だけで気まずすぎる!

第14話

「社長から評価された新人」という噂により周囲から注目されるグレだが、
正社員にだけ年俸契約が行われる中、契約社員のグレは疎外感を感じる。

このままで正社員になれますかと質問するグレに、
オ次長は過去のデータでは無理だろうと厳しい現実を突きつける。
グレは「正社員と契約社員の違いじゃなくて、オ次長とチョン課長とキム代理と一緒に仕事を続けたいだけだ。」と訴えるが、
オ次長は過去に契約社員から正社員になれず死んでしまったウンジの事を思い浮かべ、欲を出すなとだけ伝える。

ドンシクがお見合いをしますが、相手の女性が「自分勝手じゃない人がイヤ。」と断ったのが驚きです。
「外での評判が良くても、一緒に暮らすのは疲れそう。」とも言います。日本では考えられない断り文句ですね。

第15話

グレの正社員転換について、オ次長は無責任な励ましはできないと葛藤する。
初めて自分が企画したプレゼンを行ったグレだが、
オ次長はプレゼンについては何も指摘せず、事業というのは商売だ、何か売って来いと「10万ウォン」を渡す。

ベッキと共に行くことになったグレは、市場で靴下とパンツを10万ウォン分仕入れ、
時間が無い二人は地下鉄の中で販売するが案の定買ってもらえない。

グレは久しぶりに棋院に足を運び、買ってもらえないか打診するが、
ここで買ってもらって仕事をしたと言えるのかと帰される。
サウナで売ることを思いついたグレはベッキと一緒に酔っぱらいながら全てを売り切る。

地下鉄の車内で激安の靴下を売るなんて、想像しただけでも忘れられない経験になりそうです。
約束の時間よりだいぶ遅くなっても、ちゃんと会社で待っていてくれるオ次長は上司の鏡です。

第16話

グレの企画書が初めて会社から承認される。
しかし部長は契約社員に担当はさせられないと、ドンシクかチョン課長に担当を替えるように言う。

グレに任せたいオ次長は企画室長のところまで行くが、
派遣社員には任せられないとしか言ってもらえず、その情報をグレが知ってしまう。
チョン課長は専務にグレを後押ししてくれるように頼む。

ヨンイが提出した企画案が本社に承認されるが、資源3課を推していたマ部長はヨンイに辞退しろと厳しく告げる。
辞退を迷うヨンイだが、課長に自分の昇進のために頼むと言われ、自ら企画を辞退する。

公私共に大変なヨンイですが、チョン課長がようやくパワハラ上司マ部長に物申すことで救われました。
かっこよく部長に意見したわりに、その後は階段で放心しながら後悔するチョン課長の姿に笑いながらも人間らしい魅力を感じました。

第17話

部長はオ次長に専務が勧める事業を受けるように提案するが、
オ次長は失敗したら営業3課の責任になると気が進まない。

商社では花と言われる駐在員に選ばれた同僚たちが次々と発表される中、
ドンシクにはコンゴ赴任を断ってから声がかからない。

オ次長はドンシクの同期たちがオ次長の下では昇進できないと噂をするのを聞いてしまい、
それを知ったドンシクは同僚たちにオ次長の悪口を言うなと怒り暴れる。

派遣社員から正社員になれないグレ、なかなか昇進できないドンシク。
部下は自分が昇進すれば助けてあげられると考えたオ次長は、専務の事業を受けるべきか迷う。

新しい個性的なキャラクターが登場しました。
中国のソ工場長はひどい訛りなのに口達者でオーバーリアクション!ちょっとしか登場していないのにすごいインパクトです。
ここでの彼の登場に意味があるのでしょうか?今度のソ工場長の登場に注目です。

第18話

専務の事業を受けることにしたオ次長。
しかし相手企業の窓口が社長自らであることや、
業者へのマージンの多さに専務への不信感を感じる営業3課。

オ次長がそれでも進めようとする理由がグレの正社員転換だと知り、
グレは僕を助けるためならやめてくださいと頼むが、オ次長は決めるのは俺だ、専務を非難するなと激しい口調で叱責する。

ヨンイの父が会社に訪ね
二人で食事に出かけるが、またお金の無心に。
その様子を見ていたベッキはヨンイを飲みに誘い、ヨンイは初めて自分の過去について明かす。

残り2話です。営業3課は事業を成功させることができるのか。
専務は不正をしているのか。ヨンイは父との関係を清算できるのか。
ソクユルは上司との関係を回復できるのか。グレは正社員になれるのか。
ドキドキハラハラの展開になってきました。

第19話

オ次長は中国の事業に対する収益性について専務に直接聞きに行くが、
今までもそうやって会社を大きくしてきたとあしらわれる。

しかし今回はこちらのやり方でやらせてもらうと啖呵を切るが、
逆に自分にもこの事業を成功させる理由があるだろうと脅されてしまう。

しかし内部通報により本社から専務への監査が入り、専務は左遷されることに。
自分のせいだと謝るグレに、オ次長は自分のせいだと言い、
社内でもオ次長を責める声が増える。葛藤の末、オ次長は会社に辞表を出す。

業務改善計画に来た女性スタッフにメロメロになってしまうカン代理の
普段のクールな姿とのギャップがたまりません。
ストーリーが重くなりがちな後半ですが、所々に笑えるシーンが入ってくるので楽しく見ることができます。

第20話

オ次長が会社を去り営業3課は落ち着きを取り戻すが、グレの契約満了日が迫る。
なんとかグレを正社員に転換させたいと、周りのみんなが協力してくれる。

本社から「優秀な契約社員は正社員に転換する。」という指針が出たことから、
グレは過去の実績と共に人事課の考査にかけられるが、残念な結果に。
オ次長はかつての上司キム部長と共同出資した会社で働く事が決定。
グレがワン社を退社して3週間が経った頃、オ次長が自分の会社に迎え入れる。残ったドンシクは寂しくなって自分も退職し、オ次長の会社に入社する。

最後はやはりオープニングで登場したヨルダンへの出張で終わりましたね。
成長したグレは髪型のせいか、最終話でようやくアイドルのオーラを感じました。20話は長かったですが、まだまだ続きが見たいと思えるドラマでした。

Sponsored Link

長編ドラマ「未生」の感想

とても見ごたえのあるドラマでした。
韓国でのシンドローム級の人気も何だか頷けます。
日本と組織の体系が似ていることや、個性あふれるキャラクターについつい感情移入してしまいました。
ドラマを通じて主役はイム・シワンであるはずですが、イ・ソンミンの演技が絶妙で、影の主役のように感じました。
日本版では、オ次長役を強面の遠藤憲一さんが演じる予定。
他にも続々とキャストが決まっているようですが、韓国版が面白かっただけに日本版も楽しみです。