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15巻~17巻はこんな感じ
身長低めのお団子ヘアで個性的なキャラクターの小松ルミ子。
ベテラン助産師で鴻鳥サクラよりもキャリアが長く、作中ではお笑い担当の彼女にもついに春がきたようです♪
元同僚の結婚式に招かれた小松は日本を代表するピアニストの1人、山下ジョージと出会う。
慣れないヒールを履いていたのでコケそうになったところで彼が受け止めてくれた、というドラマティックな出会いをした二人。
彼女は早速、山下のCDを買ってしまうほどテンション高め。でも一方的な恋じゃなく、彼もまんざらでもなさそう。
後日、下屋先生と山下のコンサートに出かけたり、山下のほうも小松の事が気になっている様子です。
共通の知り合いを介してメル友になった二人の記念すべき最初のデートはベイビーのコンサート。
小松は結婚を諦めていないけど、ガツガツとしてないので、スマートな大人の恋愛が展開しそうな予感です。
でも小松は助産師、彼は国内で有名なピアニスト。釣り合う釣り合わないは別として、世界が全く違う二人の今後が気になるところです。
また、四宮にからかわれそうな気がしますけどね。
双子を妊娠した家族の話で泣けました・・
小学校低学年の男の子がいる3人家族のお話が印象的で胸にジーンときました。
もう一人子供が欲しいと思っていたら、まさかの双子妊娠。
でも3人家族だったのにいきなり5人に増えるなんて、ちょっとしんどそうだな~。
と話していた矢先、片方の胎児が心拍停止。
亡くなった赤ちゃんを身ごもったまま、もう片方の成長を見守ることに。
DD双児で部屋は別々なので、問題はないらしい。
母親は
「1人なら良かったのに・・・」
と思っていた自分を責めてしまう・・。
子供は学校で双子の絵を書いたけど、両親から片方の赤ちゃんが死んだことを聞き、先生に絵の修正がしたいと言った。
でも先生は、
「もし、キミが双子の亡くなった子だとしたら絵から消してしまってもいいのかい?」
と言ったら、子供は
「絶対ヤダ!」と力強く言ったけど、この説得力のある先生の言葉がすごく好きでした。
すくすくと成長している女の子は喜ぶべきだけど、亡くなった男の子の事を考えると素直に喜ぶべきなのか・・。
という母親の気持ちが痛いほど分かるから辛い・・・。
双子の赤ちゃんは無事に生まれました。
大人になっても双子だったことを覚えておいてほしいから女の子には二葉、亡くなった男の子には一番きれいに光る一輝と名付けた。空から見守ってほしいという思いも込めて・・。
最後に、
出生届と死産届を同時に提出する父親のシーンがあります。病院が代理でやってくれるそうですが、父親は一輝にたいして何もしてやれなかったので、最後くらいは自分でやりたい。
ラストまで涙なしでは読むことが出来ない、そんな章でした。
17巻はゴロー先生の離島研修
産婦人科専攻医は離島に1ヶ月研修にいくことに決めた院長。
後期研修医として勤務するゴロー先生が第1号として隠岐の島へ行くことに。
そこには東京の看護学校に通っていた子(三崎さん)が働いていて、心肺停止の妊婦さんを一緒に助けた子だった。
もちろん、ゴローは気が付かなかったけど、三崎さんは直ぐに気づいたらしい。
さて、ここは想像通り、総合診療医として、幅広い医療知識が必要です。
島の病院に勤めるドクターは産科医だけど総合診療医として島民の健康管理を担っている。
やっぱり責任感が強くないと勤まらないのでしょうか?と言う問いに
「責任感だけで離島医療は続けられない、面白からやっている」
私生活も充実していなければ続かない、という。
さて、1ヶ月が経って研修も終わりです。
ゴロー先生はまだまだ頼りないところがあるけど、島の人達に直ぐに溶け込み、島のドクターとして充実した生活を送っていました。
産科医としてのスキルを上げる事はできないけど、ペルソナで学ぶことが出来ない貴重な体験をしたと思います。
助産師の三崎さんと淡い恋物語を期待しましたが、おあずけです(笑)
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