「ノーサイドゲーム」原作のネタバレ・あらすじをわかりやすく解説!

7月7日(日曜日)からTBSの日曜劇場で放送スタートした今作。主演は、今売れっ子の俳優でバラエティーでも活躍する大泉洋さん。個人的にも好きな方で、原作は池井戸潤氏の作品とあって、これは見逃せないドラマです♪

今回、早速小説を読んでみましたので、ストーリーなどを楽しくご紹介していきたいと思います!「水曜どうでしょう」ファンなので、ちょいちょいネタを挟んでいきます。知らない方はホントゴメンナサイ(笑)

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『ノーサイド・ゲーム』の原作小説あらすじ・ネタバレ

ここでは、この作品がどんな物語なのか、分かりやすく楽しくご紹介していきたいと思います。

どんなストーリーなの?

  • 本社勤務の男が突然の左遷人事で工場の総務部長兼ラグビーのジェネラルマネージャーに
  • 成績が低迷するラグビー部は毎年16億円の赤字。廃止を訴える者も登場し、いよいよ存続の危機に
  • 腐りきったラグビー協会を徹底的に改革しようと立ち上がった主人公
  • 社運を掛けた企業買収がまさかの事態に?!
  • 経営のプロだがラグビーはど素人。そんな主人公が如何にして部を復活されたのか?
ドラ太郎ドラ太郎

前作では「農業」がテーマでしたが、今回はむさ苦しい・・・いや、熱い男たちがぶつかり合うラグビーがメインテーマ。もちろん、池井戸潤さんの作品ですから、企業絡みの話もあります。こちらもなかなか読みごたえのあるストーリーになっています。

主な登場人物

この物語に登場する主要なキャラクターをご紹介します。


君嶋隼人(きみじまはやと) 主人公。トキワ自動車の元経営戦略室勤務。本社勤務だったが横浜工場総務部長兼アストロズのGMに。ラグビーの経験は一切無し。 

滝川桂一郎(たきがわけいいちろう) トキワ自動車・常務取締本部長。社長候補の一人。大規模な企業買収を提案する。君嶋とはラグビー部の論敵に。

脇坂賢治(わきざかけんじ) 経営戦略室長。君嶋の上司。滝川とは同期だが、性格は真逆。

柴門琢磨(さいもんたくま) 元城南大学ラグビー監督。三連覇という偉業を成し遂げたにもかかわらず更迭され、トキワ自動車のアストロズ監督に就任。君嶋とは大学の同期。

佐倉多英(さくらたえ) 総務部。アストロズの名アナリスト。性格は明るく前向き。大学で学んだ統計学も生かされている。

岸和田徹(きしわだてつ) 通称テツ。総務部。アストロズのキャプテン。浜畑とは対照的でポジティブ。ムードメーカーでリーダーとしての資質を併せ持つ。

浜畑譲(はまはたじょう) チーム一の人気を誇る選手。日本代表に選ばれたことがあり、低迷しているアストロズの現状に何かと不満を口にする。

里村亮太(さとむらりょうた) 日本代表としての出場経験があるスター選手の一人。移籍問題が浮上する。

  七尾圭太(ななおけいた)  父親の仕事の関係でニュージーランドの大学でラグビーを経験。海外事業部に所属。マイペースな性格で教育係のレナを苛立たせることも。2年のときに膝を故障したことでラグビーには消極的。

  藤島レナ(ふじしまれな)  海外事業部所属。自他ともに認めるアストロズの熱狂的なファン。職場では後輩に恐れられており、27歳にしてお局様的な存在。

  島本博(しまもとひろし)  トキワ自動車社長。創業家出身。ラグビーには並々ならぬ情熱がある。

  津田監督  元日本代表選手。36歳で現役引退。伝統(OBが口を出す)を重んじる城南ラグビーの歴史に泥を塗った柴門を心底嫌っており、 更迭した張本人だと言われている。既得利権への執念は凄まじい。

  富永重信(とみながしげのぶ)  日本蹴球協会会長。日本のラグビー界のトップに立つ男。悪しき伝統を守り、問題点を改善しない原因は全て彼にある。

森下教授  横浜工科大学の教授。企業買収に関わる重要な人物。

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藤村D藤村D

で、大泉くんは、どの役で出るんだい?

大泉洋大泉洋

主役の君嶋だよ、凄いだろ~藤村くん。

藤村D藤村D

僕も出ていいかい?

大泉洋大泉洋

だめに決まってるだろ~。

原作小説の紹介

池井戸潤氏による同名小説。2019年6月13日発売。発売前にドラマが発表されました。池井戸氏の作品は他にありますが、ドラマのために書き下ろした感じがしますね。

「ノーサイドゲーム」のあらすじ(※ネタバレあり)

順番にストーリーを追ってご紹介していきます。

経営戦略室から工場勤務へ左遷人事

小型エンジンの大手メーカー「トキワ自動車」の経営戦略室に勤務する主人公の君嶋隼人

常務取締本部長の滝川桂一郎が提案した1000万円を投じるというカザマ商事買収案件に対し、経営戦略室は「反対」だった。

カザマ商事は船舶や航空機の燃料を扱う会社で、大手商船も使われ始めており、小型エンジンを製造するトキワ自動車とは相性が良く、将来性があるのは確かだが、根拠がなく買収価格も高額のため取締役会で却下となった。

その三ヶ月後に君嶋は横浜工場に左遷。どう考えても滝川の仕業に違いない。キャリアを活かせる本社部門に異動すると思っていたのに。上司の脇坂いわく、滝川が仕組んだ左遷人事に、抵抗したが覆ることは無かったらしい・・・

素人のジェネラルマネージャー誕生

横浜工場の総務部長とトキワ自動車のラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することになった君嶋。

滝川は16億という巨額コストを問題視する経営陣の中でも特に廃部を推奨する人物。素人のゼネラルマネージャーを起用して弱体化を図っているのでは?という噂まで流れる始末。

現在、アストロズは昨シーズンの成績が振るわず、監督が責任をとって辞任。二部リーグへと降格すれば、いよいよ部の存続を問われることになる。

藤村D藤村D

スズムシ程度の頭でGMなんて務まるとは思えないけどね。大丈夫かい?

大泉洋大泉洋

カブトムシの君に言われたくないね~。樹液でも吸ってろよ(笑)

アストロズとプラチナリーグの現状と問題点

アストロズの年間予算は総額16億円。しかし収入は無いので16億円がそのまま赤字となり、創設以来、同じ状況が続いている。役員の中で反対する人間がいるのも無理はない。

では、なぜ収入がないのか?

プラチナリーグの試合は協会主催の興行。1試合平均観客動員数は3500人程度で、チケット代の平均が2500円なので約900万円の売上。協会側が負担している経費の穴埋めで消えているのが現状なのである。

しかし集客や宣伝は協会側の責任事項であるはずなのに、全く改善する気はなく、あろうことか「ラグビーは高貴なスポーツであり、アマチュアスポーツ。金儲けでやっているわけではない」と開き直る始末。

今年の予算委員会では案の定、滝川が反対。社長の島本のおかげで巨額予算は通ったが、来年通るかわからない。結果を出さなければ、アストロズの強化予算は削られてしまうかもしれない。

君嶋は監督人事も含めて、アストロズの立て直しと協会の改革を行うため、立ち上がったのである。

藤村D藤村D

これは大変だぞ、大泉くん。だから君のサポート役として僕も出ていいんだよ?

大泉洋大泉洋

なにバカなこと言ってんだよ。君はあれだろ?嬉野くんと二人でYouTubeやってるんだろ?忙しいんじゃないの?

藤村D藤村D

あれね、あんまり儲からないんだよ(笑)

新監督誕生

昨シーズンは成績が振るわず、監督が責任をとって辞任。

監督候補は二人いたが、1人は優勝経験がなく、もう1人は名選手だったが監督経験が無かった。過去に、チームを優勝に導いた経験のある監督を迎え入れたい。単純な考えだが、少なくとも優勝できる確率が上がるはず。

そこで候補に上がったのが、大学ラグビーで3大会連続優勝に導いた柴門琢磨。偉業を成し遂げたにもかかわらず、首をきられてしまった柴門。伝統を破り、チームの改革を断行したため、OBに嫌われてしまったのだ。

ちなみに君嶋と柴門は城南大学が母校。二人は親しい間柄ではなかったが、久しぶりの再開に握手を交わし、君嶋は柴門に監督として改めてオファーを出す。

柴門は、「2年で優勝争いが出来るチームにする」という。もちろん優勝する保証はない。問題は選手が柴門を受け入れてくれるかどうか。しかし、柴門は選手やスタッフ一人ひとりに丁寧な手紙を送り、手紙の内容はまさに選手全員のプレイスタイルを把握した内容だった。

それは柴門の所信表明であり選手たちへの応援メッセージでもだった。そして選手たち全員が納得した上で改めて監督として迎え入れたのである。

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チームで出来ること

新しい監督を迎え入れ、チームを強くすることも重要ですが、今アストロズに必要なのは、試合を見に来てくれるファンを増やすこと。もちろん、観客動員数を増やすのは協会の責務ですが、まずは地元の支持を得ることが大切。

そこで、地域密着型のチームづくりを実施。

・小学校・中学校・老人ホームなど様々な施設を訪問

・市内の病院を回り、ラグビーボールを子どもたちにプレゼント

・小中学生を対象としたジュニアアストロズの創生

こうしたファンの獲得を地道に行いながら、新監督・柴門率いるアストロズは厳しい練習をこなしていった。

その結果、今シーズンの試合を見に来てくれた観客は昨シーズンの3倍。宿敵とも言えるサイクロンズ戦では2万人を超えるファンで観客は埋め尽くされた。

サイクロンズの監督は柴門を更迭した城南大学ラグビーOBの重鎮・津田監督。柴門にとっても因縁の相手であるが、惜しくも破れ、今シーズンは3位に終わり、サイクロンズが優勝し幕を閉じた。

優勝できなかったものの、ファンの獲得に成功し、昨シーズンよりも順位を大幅に上げることが出来た。来年こそ優勝できるチームにするべく、動き出していた。

藤村D藤村D

大泉くん、おめでとう!ちゃんと結果を出したじゃないか。

大泉洋大泉洋

僕はね、カブを乗るだけじゃないの。料理も上手いけどGMも出来ちゃうわけ、わかる?

藤村D藤村D

料理は上手いとは言えないよ。パスタの麺あんなに増やしちゃって。

大泉洋大泉洋

そんなこと言っていいのかい?名古屋の実家に言ってお母さんにパイ食わせちゃうぞ?

買収案件が復活、本社に戻ってこないか?

カザマ商事買収案件が再浮上したことで脇坂から経営戦略室に戻ってこないか?という打診があった。買収価格が1000億だったため、君嶋は反対し取締役会で棄却された案件だ。

しかしカザマ商事が800億円に値下げしたため、再評価する形となった。買収の話がまとまれば経営戦略室も多忙になる。君嶋が抜けたあとの経営戦略室は質が落ちたので、その穴埋めに戻ってきてほしいとのこと。

以前の君嶋なら喜んで受ける人事だが、

アストロズの仲間たちと一緒に優勝を狙いたい!彼らを裏切ることは出来ない。

君嶋は脇坂からの要請を断り、横浜工場にとどまったのである。

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優勝するために必要な人材

オフシーズンに入ったアストロズは退部する部員がいる一方、有望な選手を数人獲得。その中でも注目したいのが、柴門が推薦した学生、七尾圭太

彼はニュージーランドの大学を卒業予定で、就職先を探していたらしい。2年前、城南大学ラグビーでニュージーランドに遠征したときに柴門が声をかけたという。

ポジションはスタンドオフ。スター選手である浜畑の代わりに「なる」と断言する柴門監督。

なぜそんな有力選手がくすぶっていたのかというと、膝を故障し、その後の活動していなかった。今は完治して問題はないらしい。

リスクの高いプロよりもトキワ自動車なら社員選手として両立できる。彼が望む条件にぴったりだ。また、優勝するためには必要な人材だと柴門は言う。

カザマ商事の黒い噂と事故の真実

数年前に白水商船のタンカーがイギリス沖でエンジンが停止し、強風に煽られて岩礁に激突。3人の死者を出し原油が流出したことで深刻な環境汚染となった。その事故の損害賠償請求は巨額となり、保険でカバーしきれず、業績は赤字に。

以前からエンジンの不具合が発生しており、白水商船はバンカーオイルとの因果関係があるかどうか横浜工科大学に依頼。(バンカーオイルとは船舶の燃料のこと)

ちなみに白水商船が使用したバンカーオイルはカザマ商事のもので、大学の森下教授は因果関係は「シロ」と回答したが、君嶋が独自に調査した結果、カザマ商事が森下教授と接触し、教授を買収した事実が明らかになった。

藤村D藤村D

大泉くん、これ買収したらトキワ自動車も危なくなるんじゃないのかい?

大泉洋大泉洋

そうなんだよ、藤村くん。僕のおかげでウチの会社は大丈夫なんだけど、また一人どこかへ飛ばされるらしいよ

藤村D藤村D

君かい?

大泉洋大泉洋

俺じゃねーよ(笑)

君嶋は直ぐに経営戦略室の脇坂に報告したが、これが思いもよらぬ事態に・・・