個性豊かな「パイレーツ・オブ・カリビアン」の登場人物徹底紹介

紹介したいキャラクターは沢山いますが、きりがないので主要人物や自分が印象に残っている人を紹介。

ジャック・スパロウ

ブラックパール号の船長。右手に鳥と太陽のタトゥーがある。「P」のマークはベケット卿が付けた焼印。一等航海士(バルボッサ)が全てを分け合おうと言い出したその夜に反乱が起こり、ジャックは無人島に置き去りにされた時にバルボッサから一発の弾が入った銃を手渡されている。復讐するその時まで、使わずにいたが第1部のラストでその一発をバルボッサに命中させ復讐を果たしている。ちなみに二頭のウミガメを縛ってイカダを作り無人島から脱出したとホラを吹いているが、実際は酒の密売人が島を訪れたので助かっている。「二頭のウミガメを使ってイカダを作った」というくだりは、どうやら海賊の間でネタになっているのではないだろうか。その証拠に他の海賊(例えばジャックの父なども言っていた)

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彼の噂は世界中に広まっているがジャックだと認識できるものは少ない。その証拠にノリントンが彼を捕まえた時に腕を見てジャック・スパロウと判断した。噂の内容(東インド会社の7名の目の前で忽然と姿を消しナッソーの港では銃を一度も使わずに略奪に成功した)

バルボッサに復讐するために銃は使わなかったが、ポートロイヤルで海軍に追われている時、ウィルを撃ちそうになったり、無人島で酒を燃やしたエリザベスを撃ちそうになったときがある。本当に撃つ気があったかどうかはわからない。語尾に「おわかり?」とつけるのが口癖。女性のことが好きだが、中性的な役でもある。

 

エリザベス・スワン

ポートロイヤルの総督の娘。美しい女性であるが、性格は男勝りで、こうと決めたら突き進むタイプ。人を変えてしまうお酒があまり好きではないらしい。幼いころ助けたウィルに想いを寄せている。第2部冒頭でウィルと結婚式を挙げるがベケット卿にぶち壊される。ウィルに剣術を習い、第2部以降ではそれが活かされることになる。海賊の歌が歌えて、海賊の掟の一つであるパーレイを何故か知っているお嬢さん。ウィルとの間に男の子が生まれている。

ウェザビー・スワン

ポートロワイヤルの総督。おてんばの娘に手を焼いているが、溺愛してる。第3部ではジョーンズの心臓について真相を知ってしまったため、ベケット卿に殺されてしまった。死ぬ前にベケット卿に総督の権威も奪われ、彼の下で働くなど、晩年は悲運が重なってしまう。

 

ウィル・ターナー

ウイリアム・ターナー。子供の頃、イギリスで育てられ、母が死んだ後、父親を探しにカリブに来た。現在、J・ブラウンの鍛冶屋で刀職人として働いている。父は海賊のブーツストラップ・ビル・ターナー。ウィルは貿易船の船乗りだと信じて疑わなかった。剣術に長けており、ナイフ投げの要領で木製の板に剣を突き刺す事ができるが、これで絞首刑時のジャックは命拾いしている。

ビル・ターナー

ブーツストラップを履いていたので長靴のブーツストラップビルと呼ばれていた。バルボッサの反乱を強く批難し、アステカの金貨を1枚息子に贈る。バルボッサはビルに大砲を繋いで海の底に沈めたが、アステカの呪いは彼の血が必要だとあとで気づく。海に沈められたビルはその苦しみから逃れるため、デイビージョーンズに助けを求め、彼の船であるフライングダッチマン号で強制労働することになった。労働期間が長くなると人間として人格が消えていき、やがて船の一部となるが彼もまた第3部で記憶も曖昧になり、壁と同化しようとしていたが、息子のウィルによって元の姿に戻る。

 

ジョシャミー・ギブス

ジャックの相棒的存在。衛生面で言えばジャックも決して良いとはいえないが、彼の場合は斜め上行く汚さがあるかもしれない。と言うのも第1部で豚と一緒に気持ちよさそうに寝ていたこともある。エリザベスが幼い頃、ノリントンの下で航海士として働いていた事がある。ジャック・スパロウと勘違いされ捕まったことがあるが、その時はジャックに助けられている。

 

アンジェリカ

第4部「生命の泉」で登場。スペインの女子修道女に身をおいていたがジャックに唆されて堕落する。ただ、ジャックに会う前から男性経験はあるようだ。ジャックに変装して海賊を集めていたが、本人にバレた時に「女でも化けられる海賊はアンタしかいない」と言っているが、これはジャックの役柄が中性的だからだと思われる。黒ひげが船を襲った時に、乗組員を皆殺しにしたが、神のために働いている宣教師の男だけはアンジェリカが助けた。後にこの宣教師のお陰で人魚の涙を手に入れることができる。第4部のラストではジャックに無人島に置き去りにされてしまう。

 

ノリントン大尉

第1部で提督に就任。実直で誠実な性格。エリザベスに恋をしプロポーズするが断られる。一度だけジャックを捕まえたことがある。その時はジャックの名ゼリフを真似ている。第1部でジャックを逃した後、部下を連れて追跡をしたらしいが、航海中に部下を失い、職も失ってしまった。ジャックがトルトゥーガで海賊を集めていた時に志願し一時的に仲間に加わるが、ジョーンズに心臓を手に入れて再び海軍に入った。第3部ではベケット卿にジョーンズの心臓を献上したことで大将に就任。しかしフライングダッチマン号でエリザベスを逃した時にビル・ターナーに刺され死亡。死ぬ直前にエリザベスと口づけをすることが出来た。

 

ベケット卿

第2部から登場。エリザベスとウィルの結婚式を中断させ、ジャックを逃した罪で二人を逮捕する。今度はエリザベスを逃した罪で彼女の父親である総督も逮捕し、総督としての権威と自身への忠誠心を誓わせる。ジョーンズの心臓を手に入れて海の支配者のような存在に。しかし第3部のラストでブラックパール号とフライングダッチマン号に挟み撃ちされ船とともに海へ沈んでしまった。「全ては利益のため」が彼のモットー。死ぬ間際もそのセリフを言っている。

 

ヘクター・バルボッサ

ブラックパール号の一等航海士として乗船していたが、反乱を起こしジャックを無人島に置き去りにした。その後、ブラックパール号の船長になっているが、アステカの財宝を箱から出したため、船乗り全員が呪いにかかり、不死身で月明かりの下ではゾンビのような姿に。第4部では黒ひげとの死闘で右足を失いブラックパール号を失っている。航海中、新鮮な果物を船長室に用意し、それをゆっくりと味わうのが彼の至福のひと時。特にりんごがお気に入りのようだ。

 

ラゲッティとピンテル

いつも二人一緒に行動している。ラゲッティは木製の義眼を右目に付けているが元の体に戻ったらガラス製に替えたいと考えている。第1部でイギリス海軍に捕まり刑務所に入れられたが二人は脱走に成功している。猿のジャックに義眼を取られてラゲッティが追いかけ回すシーンが何度かある。バルボッサがカリプソの開放に失敗した時、言い方が違うと指摘したラゲッティがティア・ダルマの耳元でささやき、人間の体からカリプソを開放した。第1部~3部まで登場。

 

ジャック(猿)

バルボッサが飼っている猿で、彼もまたアステカの呪いにかかっている。ジャック・スパロウの行く先々で邪魔をする厄介者だが、彼のお陰で難を逃れることもある。第1部の最後でアステカの金貨を1枚盗んでいるので、再び呪いにかかってしまった。不死身の身体になったため、気晴らしにジャックが銃で撃つことも。

 

デイビージョーンズ

元は普通の人間だった。フライングダッチマン号の船長になってから、最初の10年は海の女神カリプソの務めを懸命に果たしたが、会う約束の日にカリプソが現れなかったので激怒したジョーンズは彼女を人間の体に封印した。その後は務めを果たさず、海を我が物顔で暴れまわっている。そのせいで半魚人のような姿になった。しかし心臓がベケット卿の手に渡ってからは彼に従わざるを得なくなった。ウィルを剣で刺した後、自分もまたウィルに心臓を刺され、「カリプソ」と叫びながら海へ落ちていった。

 

ティア・ダルマ

海の女神カリプソの仮の姿。彼女の住処は無数のろうそくが火をともしており、部屋の中には何かの生き物の目玉が入った瓶詰めなど、あまり触りたくないものが所狭しと乱雑に置かれている。サオ・フェンから地図を奪う計画に参加している。難破船入江で行われた最初の評議会で人間に封じ込められてしまったが、バルボッサを生き返らせる事ができる力は残っているらしい。評議会後、バルボッサによって人間の体から解放された。

 

サオ・フェン

シンガポールの海賊長。ジャック・スパロウに対してかなりの敵意を持っている。第3話では、エリザベスをカリプソだと勘違いしたままダッチマン号の襲撃に遭い殺されている。その時、エリザベスは銀貨を託され次期船長になった。

 

エドワード・ティーチ(黒ひげ)

アン女王の復讐船の船長。愛刀で船をコントロールし、ロープを蛇のように操ることが出来る。首を切り落とされても体が船の周りを3周泳いで戻ってきたと言う噂がある。死の宣告があったため生命の泉に向かうが、バルボッサによって泉で死亡している。泉の力によって娘を結果的に助けている。

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エドワード・ティーグ

ジャック・スパロウの父。掟の番人。第3部で行われた評議会ではバルボッサに呼ばれ登場。掟に従わない者には容赦なく射殺する。妻のミイラ化した頭部を肌身離さず持ち歩いている。髪型はジャックと似ており、様々なアクセサリーを髪に付けている。第4部では海軍に追われ射殺されそうになったジャックを助け、泉について助言している。ちなみに彼の役を演じたのはローリング・ストーンズのキース・リチャーズ。ジョニー・デップのラブコールで実現した。

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