パイレーツ・オブ・カリビアンで登場した実在する海賊・地名、モデルなど

作品の魅力といえば個性豊かなキャラクターと奇想天外なストーリーですが、過去の歴史において実在した人物が登場するのも魅力の一つです。

第1部

ポート・ロイヤル

(出典:ウィキペディア)

ジャックが最初に訪れた場所でありエリザベス・スワンの父が総督として治めている港町。ジャマイカに位置する。海賊たちは奪った金品をこの街で落としていったので酒場・ギャンブル・娼婦など歓楽街としておおいに栄えたようですが、「最も酷い街」としても有名だったようです。しかし1692年に大きな地震の被害に遭い、街はほぼ壊滅状態に。商業都市は現在のジャマイカの首都であるキングストンに移された。

Sponsored Link

トルトゥーガ

ジャックがポート・ロイヤルでインターセプターを手に入れた後、船員を集めるために訪れた島。ハイチの北部に位置する島。ポートロイヤルと同様、海賊はここを拠点としていたので歓楽街が栄えていた。有名な海賊・ヘンリー・モーガンも船員の募集をこの街でしていたとか。

 

ジョージ二世

(出典:ウィキペディア)

第4部で生命の泉の探索をバルボッサに命じたアイルランドの国王。肖像画は精悍な顔立ちですが、劇中ではふくよかでコミカルに描かれた。演じたのはハリーポッターでハリーをイジメたダーズリー家の父親役を演じた人。

 

エドワード・ティーチ

(出典:ウィキペディア)

通称黒ひげ。劇中でも伸ばした黒い髭が特徴。1716年から約3年間、アン女王の復讐船に乗ってカリブ海を暴れまくった大海賊。イギリスの軍艦を撃退したことでその名を轟かせたが、最後はイギリスの軍艦パール号との戦闘で死亡している。

黒髭は死ぬまでに25回以上剣や銃で傷つけられながらも暴れ回った。(ウィキペディア)

とあるように、劇中では脚色されてはいるののゾンビのような生命力で恐れられていた。アンジェリカの父という設定で登場。

 

ファン・ポンセ・デ・レオン

(出典:ウィキペディア)

1474年 – 1521年7月。若返りの泉を探し求めていた時にフロリダを発見した人物。劇中では生命の泉に関する重要な人物として登場。あの有名なコロンブスに同行していたことがある。泉は結局見つけることが出来ず、1521年、フロリダに遠征に行った時、現地人のカルーサ族に襲われ、毒矢が肩に命中し、その怪我が原因で死亡している。

 

若返りの泉

(出典:ウィキペディア)

先程紹介したポンセ・デ・レオンがフロリダで探し求めていたとされる泉。いろいろな呼び方があるようですが、劇中ではバルボッサが「青春の泉」とも言っていた。泉に関する伝記はポンセ・デ・レオンが始まりというわけではなく、紀元前3世紀ごろから登場している。

フロリダ州のセントオーガスティンシティに「若返りの泉国立遺跡公園」が造られ、観光客が泉の水を飲むことでも有名になった。その公園にはポンセ・デ・レオンの銅像も建てられている。

 

ヘンリー・モーガン

(出典:ウィキペディア)

1635年 – 1688年8月25日。劇中では海賊の掟を作った内の1人として会話に登場。最初の遠征で得た資金で農場を買い、ジャマイカ総督の叔父の娘と結婚。その後はキューバやパナマなどに遠征し海賊として名を馳せた。その後は海賊から一変、ジャマイカ島の総督代理になり、ポートロイヤルでは海賊に対して厳しい制裁を加えていたが、赴任してきたリンチ卿によって、裁判に不当に関与していたことが明るみになり権威を剥奪される。

このことからエリザベスの父であるウェザビー・スワンの役にどこか似ているところもあるが、ヘンリーと言う名で海賊業から国の役職として働いたことからバルボッサも当てはまらなくもない。ちなみに元海賊でバハマの総督になったウッズ・ロジャーズという人物も1700年代に活躍した人物である。

 

バーソロミュー・ロバーツ

(出典:ウィキペディア)

1682年 – 1722年2月10日。劇中ではヘンリー・モーガンとともに海賊の掟を作った一人として会話に登場。海賊の全盛期に大海賊としてその名を轟かせた。彼の伝説の中でとりわけ有名なのがフランスの艦隊17隻を4日で捕獲したことだろう。海賊に対する取り締まりが強まる中、相変わらず暴れまわっていたロバーツだったが、1722年2月、イギリスの軍艦の襲撃で砲弾が直撃し死亡した。実際に彼が作ったとされる掟は、他の海賊と比べてかなり常識的な内容になっている。例えば、賭博の禁止、女・子供を乱暴目的で船に乗せない、収益は平等など略奪行為は褒められたものではないが、厳しく船員を管理していたようた。

彼が海賊になった理由として奴隷船の船長と確執があったという説があることから、ジャック・スパロウの設定と似ているところがある。ちなみにロバーツはイケメンでお洒落だったらしく、三角帽子も被っていたことから、ますますジャックをイメージしてしまう。

 

アン・ボニー

(出典:ウィキペディア)

1700~1782年。ドクロの海賊旗で有名なジョン・ラカムの手下。女性が海賊として乗船することは掟で禁止されていたので男装して船に乗った。1720年、ラカムの船が捕獲された時、男たちは逃げていったのに対して彼女は最後まで抵抗したという。捕まって処刑されそうになったが、妊娠を理由に免れ、1782年に82歳で亡くなる。ちなみにラカムの手下で同じく女海賊のメアリ・リードという女性がいたが、二人は親密な関係であったとか。生命の泉の原作「幻影の航海」に登場していることからアンジェリカのモデルと言ってもいいかもしれない。

 

Sponsored Link

ジョン・ラカム

(出典:ウィキペディア)

創作、物語などで海賊と言えば彼のドクロと剣が交差した旗印が定番。残虐性で悪名高い海賊チャールズ・ヴェインの操舵手だったが、後にラカムが船長になった。先程紹介した女海賊を二人従えていた珍しいキャプテン。彼の旗印は劇中でも採用されているので今回ご紹介させて頂きました。

パイレーツ・オブ・カリビアンのまとめページに戻る