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行田市にあった!「陸王」に登場する「こはぜ屋」のモデルになった足袋製造メーカー

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池井戸潤氏の作品は、実在する企業を参考に描かれているのかと思うくらいリアリティがあって、特に銀行に関しては職務経験があることから作品に度々登場しますね。「オレたちバブル入行組」はまさに彼の得意とするジャンルで攻めているので読者からの評価も高くシリーズ化されています。

さて、今回ご紹介する作品は日本の伝統文化とも言える老舗足袋を題材とした、やはり池井戸氏らしい仕上がりになっています。池井戸節は健在で、最後はスカっと爽快な気分にさせてくれる内容です。

作品に登場する老舗足袋メーカー「こはぜ屋」は架空の企業ですが、モデルとなった企業がありましたのでご紹介。

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モデルは行田市にある「きねや足袋」

作中にこんな一文があります。

「水城公園と、さきたま古墳公園にはさまれた場所に、こはぜ屋は昔ながらの本社屋を構えていた」

たまに架空の地名・団体も登場するので、今作もそうなのかと思いながら、一応調べてみると、なんとありました!水城公園と、さきたま古墳公園は行田市に存在し、その2つに挟まれるように「きねや足袋」がありました。

創業100年、とまでは行きませんが、1929年に創業されていますので80年以上の歴史がある老舗の足袋製造業者です。

行田市の足袋の歴史は古く、およそ300年前に江戸から伝わり、きねや足袋の公式サイトでは日本髪の女性が作業する姿の写真が掲載されています。

きねや足袋の公式サイト

 

きねやにもあった!オリジナルランニングシューズ

ソールはシルクレイを採用・・・とはいきませんが(笑)、こはぜ屋と同じく

・裸足感覚で走れるシューズ
・人間本来の走り方ができる

という共通コンセプトで作られたシューズはその名も「きねや無敵」。つま先は2つに別れ、アッパー部分とソールの厚みを抑えた、見た目は足袋そっくりのシューズ。昔は足袋で走っていたわけですが、マラソンランナーも足袋を着用して功績を残している方もいらっしゃいます。

 

みんな知ってる?こはぜ屋の「こはぜ」とは?

(出典:http://store.shopping.yahoo.co.jp/kameya/)

足袋を履いたことがない人や、若い人は知らない人が多いと思いますが、小鉤(こはぜ)は足袋のかかと部分を留める爪形金具のことです。作中に登場する「こはぜ屋」という名前に、直ぐピンときた方もいらっしゃるかもしれませんね。

ちなみに小鉤の素材は金・象牙・鯨の骨、ブリキ、そして真鍮へと変わっていったようです。

 

作者の見解

ダイヤモンド社が池井戸氏にインタビューした時に、やはり気になる質問されていたようですが、池井戸氏はこんなことを言っていました。

きねや足袋はあくまでも参考にさせていただいた企業という感じなのでしょうね。

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