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映画1作目「トリック劇場版」結末などネタバレあり感想
奈緒子にほんのり色気を感じた色恋沙汰
上田から埋蔵金の話を聞いたとたんノリノリになる奈緒子が可愛いが、手に入れる気満々だった大金よりも上田を選んだ奈緒子は、いつになく色気があって可愛かった。たまには色恋沙汰のエッセンスもいいもんですね。
感違い具合が奈緒子とよく似ている母も、良い味出してました。
解決後のラストシーンが必見!
奈緒子が村人に囚われて自由を奪われていたため、上田がふたりだけの暗号を提案。縦読みに書いた文章を横読みにすることで、たいていは訳が分からない文章になるんだけど、切り株に彫ったメッセージを暗号読みすると、たまたま意味のある日本語になっちゃって勘違いした奈緒子がドキリ。
どんな文章になっちゃったのか?すべてが解決した後のラストシーンで(奈緒子が縦読みして感違いした)切り株に書かれた上田からのメッセージをハッキリ映してくれるので大丈夫!必見です。
切り株の変形具合で文字がズレてるので、普通に並べてもそうならないんですよね。ズレたからこそ、上手いことホットな恋文みたいになっちゃってるので軽く感動。考えた人スゴイ!特に、文章の後半がステキ。
上田に、奈緒子がどんな感違いをしたのか伝わらずに終わるところが『トリック』っぽくて良いところ!まだまだ続編がありますからね、このモヤモヤを引きずって楽しみます。
設定メモ
ロベール・ウーダン
イラストを使った冒頭の昔話で登場する、19世紀半ばの奇術師。この奇術師の話が、糸節村で奈緒子が神様のふりをするアイデアの元になっている。
トイレツマル
徳川埋蔵金を見付けたと言っていた上田の同級生が残した、血で書いたダイイングメッセージ。上田の同級生たちは「トイレ詰まる」と単純に読み取り、埋蔵金を探すため国家権力を使って秘密裏に『全国トイレ水洗化計画』を実行する。そして、矢部刑事コンビはトイレの調査のために糸節村を訪れた。
糸節村(いとふしむら)
ラジオしか通じない、谷間の奥にある村。村名の由来は「死を厭ふ(しをいとふ)」。厭ふは「嫌がる」などの意味を持ち、この村では極端に死を恐れて嫌う。村の人々は誰もが信心深い。
糸節村の言い伝え
300年に一度大きな災いが訪れる。
封印されていた亀が動き出す。
神様は離れた場所から文字や模様を念写する力がある。
神を名乗る者達の不思議な能力
【神001】村人が欲しいものを実体化。
【神002】足の裏にある眼で透視。
【神003】ありえない偶然を引き起こす。
死なぬ路(しなぬじ)
糸節村にある道の名前。奥にある洞窟には、不老不死の女性が住むという伝説がある。
謎の少女
古典的な赤い着物を着たミステリアスな少女。ひっそりと洞窟に住んでいる。
しすらな
死なぬ路の途中に群生している白い花。解毒剤の材料になるため、「死すら無い」が名の由来。
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