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映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」結末などネタバレあり感想
後味の悪い・・・真相と結末
ここまでシリーズが進むと、もはやトリックの仕掛けよりも背景にある物語が楽しみ。ゲストキャラ達の悲恋が悲劇を生み、絶望へと変わる展開はオカルトよりもサスペンス。人の心の隙間にスルリと入り込み、トリックを利用する人間ドラマ。
そして、再浮上する「本当に霊能力はあるのかも」というモヤモヤ感が心に残るストーリー。最初は依頼人として登場した霊能力否定派の翔平に、霊能力があるのかもと匂わせながらもハッキリ否定されない終わり方がミステリアス。
しかも、過去エピソード（ドラマシーズン初エピソード）でこれまた霊能力があるかもしれない（ハッキリ否定されていない）ビッグマザーと翔平に血のつながりがある展開に
★★
。後味は悪いけど、興味深い再登場でした。
エンドロール中の会話
しっとりとしたエンディング曲が流れる、エンドロール中の会話。上田が命の危機に直面した時、何を言いかけたの？まるで学園ラブ漫画のような上田のごまかし方・・・きっと上田は「ずっと好きだった」と言おうとしたよね！
ところで、コレの前のお話『新作SP2』の一夜村（ひとよむら）エピソードを上田がやたら気にしてるけど、なんかラブなことがあったのかしら？と気になったので、未視聴だった『新作SP2』を観てみたけど・・・実験の結果が気になってるだけかな。なかなかラブが盛り上がりませんな！
シンボル的存在
前作の劇場版2で取り壊されて更地になってた、奈緒子の住居『池田荘』。どんな素敵な『エコメゾン・池田』に生まれ変わってるのかと思いきや・・・あれ？新しくなってない。新進気鋭のエコ建築家に頼んだら偶然前と同じデザインになっちゃったって！（ズコッ）。やっぱ建て替えはしたんだね。大家さん、子供増えてるし幸せそうでなによりです。
設定メモ
ハリー・フーディーニ
イラストを使った昔話で登場する有名なアメリカのマジシャン。脱出王の異名を持ち、超能力や心霊術のインチキを次々と暴いた。
万練村（まんねりむら）
栃木県の山奥にある村。古来より霊媒師『カミハエーリ』が村を治め、カミハエーリを選ぶための特別な風習が今も残る。
カミハエーリ
万練村を治める霊媒師。霊能力で天変地異を鎮めて村の災いを取り除いたと言い伝えられている。先代が亡くなった後、100日以内に後継者を選ばなければ大きな災いが訪れると言われている。名前の由来は「神が繁栄し栄える」と言われているが、カミヌーリが変化したもの。
黒門島
奈緒子の母・里見の生まれ故郷。里美と奈緒子はシャーマン『カミヌーリ』の血族。
母之泉
教祖・ビッグマザーを信奉していた宗教団体。シーズン1エピソード1で登場。
鬼乃毒蛇（きのどくじゃ）
万練村に生息している猛毒を持った蛇。
フジワラマンネリス
万練村に生息しているリスの仲間、尻尾が3本ある。
しっぽ茶
フジワラマンネリスから抜け落ちた尻尾入り。
山田里見美字っ館
金儲けを企む奈緒子の母・里見が、国の経済対策に乗じてオープンさせた文字の殿堂施設。
