この記事は、原作漫画のストーリーやネタバレが含まれますのでご注意くださいませ♪
2018年10月、テレビ朝日でスタートするドラマ『僕とシッポと神楽坂』の原作漫画のあらすじとネタバレ情報をまとめています。この作品は地域の住民に愛される若き獣医師の活躍と、ペットを中心に人々の交流を描いた心温まるストーリーです。
もくじ (文字クリックでジャンプ出来ます)
『僕とシッポと神楽坂』の原作漫画あらすじ・ネタバレ
ここでは、この作品がどんな物語なのか、分かりやすく楽しくご紹介していきたいと思います。
「僕とシッポと神楽坂」ってどんなストーリーなの?
- 勤務医だった高円寺達也が「赤ひげ先生」の愛称で親しまれていた徳丸先生の意思を継ぎ、新宿にある神楽坂で坂の上動物病院を開業。
- ベテラン看護師の加瀬トキワが大手病院を断り、坂の上動物病院の看護助手として働くことに。
- 達也とトキワが切り盛りするアットホームな動物病院も徐々に地域に溶け込み、必要な存在になっていく。
- 人々の交流が描かれる中で個人が抱える悩みや問題が明らかに。行方不明のままのトキワの夫、母子家庭の達也の生い立ちなど。
- ほのぼのとしたストーリーの中に様々なトラブルが舞い込んでくる。時にはコウ先生が殺人事件に巻き込まれてしまうことも。
- そしてコウ先生とトキワはビジネスパートナー以上の発展はあるのか?。
ざっくりとしたストーリーはこんな感じ。
主な登場人物
この物語に登場する主要なキャラクターをご紹介します。
原作コミック紹介
たらさわみち氏による動物病院が舞台の漫画。2012年12月に第1巻が発売され、2017年の5月に最終巻となる12巻が発売された。集英社の「月間officeyou」で連載されていた作品です。「しっぽ街のコオ先生」が続編となり、現在連載中。
「僕とシッポと神楽坂」のあらすじ
印象に残った章や重要なストーリーだけを拾っていますので、中には上で紹介した人物が登場しない場合あり。
コウ先生誕生!
江戸の情緒が今も残る「神楽坂」で勤務医だった高円寺達也が動物病院を開業。
「後は若造獣医師に任せた」そんな言葉を残して田舎に引っ込んでしまった徳丸善次郎。赤ひげ先生の愛称で親しまれた徳丸の意思を継ぎ、高円寺達也こと「コウ先生」が「坂の上動物病院」をたった一人で開業することに。
開業して間もない頃は、飼い主さんに助手をお願いする状況。これでは仕事にならないと看護師を募集することに。
ベテラン看護師・トキワさんが助っ人に
隣町に出来た最新設備が整う大きな病院「ナルタウン動物病院」に就職が決まった加瀬トキワ。しかし経営方針に疑問を抱き、息子・加瀬大地と一緒に偶然立ち寄った「坂の上動物病院」のコウ先生の人柄と動物の接し方に好感を抱き、ナルタウンを断って、コウ先生の助手として働く事を決意をする。
看板犬ダイキチが登場
家のリフォーム中だという飼い主が、預かって欲しいと連れてきたのが犬のダイキチ。(↑1巻表紙の診察台に前足をかけているワンコがダイキチ)
しかしその後飼い主から連絡もなく、自宅を訪ねてみると空き地に。さらにその後、飼い主から謝罪とお礼の手紙が届き、事業に失敗して飼えなくなったらしい。こうして看板犬として飼うことになり、その世話係になったのがトキワの息子・加瀬大地です。
コウ先生が獣医師になったきっかけ
幼馴染でいじめっ子の名倉雅彦が来院。
コウ先生は、小学生の時、ポンタという犬を飼っていたけど、この犬は親の反対で飼えなかった名倉がコウ先生の家にそっと置いていった捨て犬でした。
コウ先生にとって名倉はいじめっ子で良い思い出はありません。なぜ自分をつけますのだろうと思っていたようですが、実は名倉はポンタが気になっていたのです。
しかし、7年間世話をしたポンタが他界。庭にお墓を作ってあげたコウ先生に感謝していた名倉。そして今回、久々の再会で当時のことを語り合ったのです。
コウ先生はポンタのおかげで獣医師になったこと。改めて「ありがとう」と言った名倉は感謝の印だと事業資金を出資してくれた。もちろん、返さなければいけないお金だけど、無利息・無担保で貸してくれるらしい。頼もしい同級生ですね。
加瀬親子の関係
加瀬トキワと大地は、本当の親子ではありません。
病死した親友に大地を託され、加瀬と再婚したのです。そんな夫が研修先の南米で小型飛行機の遊覧中に消息を絶って行方不明に。事故から7年が経過していますが、トキワはずっと夫の帰りを待っているのです。
コウ先生は資産家の息子?
元芸妓で今は三味線を教えているコウ先生の母親。芸妓時代に息子が生まれたわけですが、父親は成見という資産家の男性(あしながおじさんとしても登場)。本妻の子ではないので、資金援助を受けながら母親は子育てをしていたのでしょう。
そして今回、偶然にもコウ先生の腹違いの姉・大沢頼子が娘の香子を連れて坂の上動物病院に来院。ホームドクターはナルタウン動物病院なんだけど、愛犬のジュリが抗癌剤治療と放射線治療の併用で辛そうなので週末ケアをお願いしたいとのこと。
父親が遊びで作った子という印象しか抱いていないので高円寺親子を快く思っていない義理姉。今回は娘の意向で仕方なくついてきたわけですが、後日コウ先生に往診を依頼し、久々に成見家を訪れたコウ先生は年老いた父親とも対面したのです。
成見財閥が神楽坂の土地開発に関わっているだけにコウ先生は微妙な立場なんです。ただ、成見財閥の創業者(あしながおじさん)は神楽坂を愛し、息子でコウ先生の義理兄である成見圭吾が土地開発を進めている模様。
熱血医学生の堀くん
東都獣医大の学生でナルタウン動物病院に研修に来た堀川広樹くん。
最新設備が整う現場で学べると意気込んでいましたが、現実はそう甘くなく雑用ばかり。大学にいる時とあまりかわらない現場に意気消沈。
ある日、坂の上動物病院に顔を出した時に、実践的な現場研修に感動。週2ベースで手伝いに来るようになったのです。
彼が言った一言がなかなか印象的。
「治療って「手当て」って言うだろ、触れることもままならない実習は意味がない」
生意気なこと言ってますが、実際にそうですからね。ナルタウン動物病院ではそれが出来なかったということです。
地域猫オギちゃん登場!
面構えがオッサンなのにメスだから「オジギャル」と呼ばれていた地域猫。
坂の上動物病院で治療をした後、地域猫なので放したら怪我をして戻ってきてしまったので、坂の上で一緒に暮らすことになったのです。オジギャルなので略して「オギ」と命名。
徳丸が赤ひげ先生になった理由
徳丸先生は若い頃、恋愛の末、結婚し夫婦で動物病院を切り盛りしていました。医療費が出せない人には無理に請求しなかったので「赤ひげ先生」として評判だった。しかし子供を育てながら夫を支えていた妻が倒れ、死亡。
「わんちゃんねこちゃんを沢山救ってあげてください」という妻の言葉を胸に、生涯獣医師として多くの動物を救うことを誓ったのです。
そんな徳丸先生も隠居し、田舎で老犬ホームをひっそりとやっていますが、その意志をしっかりと受け継いでいるのがコウ先生なのです。
次のページではコウ先生が殺人事件に巻き込まれてしまうビックリなエピソードです