これが結末?!漫画「僕とシッポと神楽坂」あらすじ&ネタバレ

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40年前の殺人事件の犯人

コウ先生が生まれる前のお話。

40年前、料亭の女将が番頭をしていた男に殺害され、店は放火され炎上。無期懲役で服役していたこの男は「実は自分は犯人じゃない」と死を悟った時、孫に打ち明けました。

孫は探偵だったので、40年前の殺人事件を捜査してみると真実が明らかに・・・。

料亭の女将の娘は美大生と駆け落ち。逃亡する前に金目の物を持っていこうとした時に母親に見つかり、口論の末にハサミで母親を殺害。現場に居合わせた番頭は娘に逃げるように促し、若い二人は農村の山奥に潜伏しました。

しかし娘は母親を殺害したことで精神的に病んでしまい、男は言い争いの末に娘を殺害。一人東京に戻って骨董屋を営んでいました。

犯人は捕まり、事件の真相が明らかになったわけですが、一つ疑問が残ります。

番頭はなぜ、自分を犠牲にしてまで女将の娘を助けたのか?

実は女将の夫は病気で、彼女を支えていたのが番頭でした。いつしか二人は関係を持ち妊娠。娘の父親は番頭で、娘の罪の身代わりになったということですね。

で、なぜこの話がコウ先生と関係しているかというと、ペット捜査もしている孫の探偵が坂の上動物病院に来て事件の話題になり、コウ先生の母親が当時、芸妓だった頃、料亭に出入りしていたので娘のことを知っていたのです。

この作品にしては珍しいですが最初で最後の重く悲しい恋物語でした。

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堀くんの就職先

国家試験も終えて就職先を考えていた堀川くん。当初は最新設備が揃ったナルタウンを希望していましたが、今は坂の上で働きたいという思いが強い。

しかし、コウ先生は堀川に「高度医療の道に進みたいなら僕は引き止めない」と彼を思って言ったのですが、複雑な心境の堀くん。

そこへ大学教授の推薦で大きな病院で働けるチャンスを掴んだわけですが、果たして彼が選択した道は?

次のページでは堀くんのお話と、トキワさんに起きた奇跡のお話です。