「トラック野郎・御意見無用」あらすじとネタバレ・マドンナは中島ゆたか

1975年に菅原文太と愛川欽也のコンビで公開されたトラック野郎シリーズの第一弾!

簡単なあらすじとキャスト情報をまとめてみました。

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映画「トラック野郎 御意見無用」あらすじとキャスト

映画の概要

公開日 1975年8月30日
マドンナ 中島ゆたか
ライバル・ケンカ相手 佐藤充

キャスト一覧

シリーズのメインキャスト

菅原文太・・・星桃次郎

愛川欽也・・・松下金造(ジョナサン)

春川ますみ・・・松下君枝(母ちゃん)

御意見無用に登場するメインキャスト

(マドンナ役の中島ゆたか。キレイですね。)

中島ゆたか・・倉加野洋子

夏純子・・モナリザお京

佐藤充・・関門のドラゴン

万田千吉・・湯原昌幸

小松方正・・署長

安岡力也・・柴田(乱闘相手)

ダウン・タウン・ブギウギ・バンド・・スタンドの兄ちゃんたち

その他のキャスト

石橋正次(友情出演)、黒田征太郎(友情出演)、夏夕介、由利徹、南利明、鈴木ヒロミツ、大泉滉、谷村昌彦、佐藤晟也、井上昭文、誠直也、芹明香、叶優子、小坂知子、佐々木梨里、小林千枝、城恵美、相川圭子、相馬剛三、三上良、大木伍郎、祝真一、高月忠、清水照夫、司祐介

個人的にはドライブイン「くるまや」の店員役をしている小坂知子(仁和令子)さんがとても可愛らしく印象的でした。ただ、残念なことに2018年7月に肝不全で亡くなられてそうです。必殺仕事人シリーズでも活躍された方です。

 

「トラック野郎 御意見無用」のあらすじ

「緊急自動車が通ります!」とマイクを使って拡声器で一般車両を押し退けて走行する一番星号とジョナサン号。下関から東京の卸売市場へと爆走し、仕事を終えた二人は川崎へ。桃次郎は行きつけのトルコ、ジョナサンは家族が待つ自宅へそれぞれ帰った。

そんなプロローグで始まった「御意見無用」。ダンプカーを運転する安岡力也率いる荒くれ者と乱闘騒ぎを起こし署長に絞られ、湯原昌幸演じる千吉をを仲間に入れてから波乱の展開が巻き起こる。

盛岡のドライブイン「くるまや」に入った桃次郎は、ウエイトレスの洋子を見て一目惚れ。千吉に花束を渡してこいと言ったが、渡した相手は桃次郎に思いを寄せるモナリザお京だった。

お京の兄・関門のドラゴンとワッパ勝負で負けた後日、洋子が原因で二人はまたまた大喧嘩。

桃次郎との恋は無理だと悟ったお京は千吉からのプロポーズを受け入れる。一方、桃次郎と洋子の恋の行方も終わりを迎えようとしていた。

洋子には忘れられない恋人がいたのだ。恋人は人身事故で資産家の相手は死亡。毎月慰謝料を払い続けていたが、相手の息子にはした金だと投げつけられ、返済する気力が無くなりマグロ船に乗って、そのまま日本へは戻らないと、別れを告げられた洋子。

明日の12時に下北港を出港するが、港まで8時間かかる。しかし桃次郎は自分なら3時間で行けるからと、洋子を乗せて無事に恋人の所へ送り届けたのである。

感想

シリーズ第1作ということで名物の「トルコ」シーンは強烈です(笑)。女の子の後ろ姿に欲情した桃次郎がヤッちゃうので子供には見せられません。

さて、最初の乱闘シーンは若かりし頃の細身の安岡力也が登場し、懐かしく思う方も多いはず。また乱闘騒ぎの巻き添えになった一般車両の運転手として石橋正次が端役として登場。友情出演なので強引にスクリーンに入った感じ。

今作は桃次郎の恋とライバルとの決闘がメインであり、一番の見どころでもありますが、愛川欽也演じるジョナサンの男気あふれる行動も見どころの一つ。

実はジョナサン、「花巻の鬼代官」という名で恐れられていた元交通課の警官。厳しく取り締まったようですが、そのせいで一人のトラック野郎を引退させ家族は崩壊。その男が最近亡くなったという話を聞きジョナサンは自責の念にかられてしまう。

そして今回、積載重量検査所にずらりと並ぶトラックを逃がすために詰め所に突っ込んだジョナサンは大怪我。

そんな漢らしいジョナサンは亡くなった男の娘を引き取り養子に。ただでさえ大所帯なのに、他所の子を入れて8人に。喧嘩は弱いけど桃次郎とは違った漢の魅せ方をしてくれる相棒なのです。

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地上波では難しくなったと思うシーン

トルコのシーンはもちろんですが、運搬する荷物の一部を抜いて売りさばくというセリフが出てきたり、お土産と言って抜いたスイカやメロンをトルコの女の子達に振る舞うシーンは今では厳しいでしょうね。

なのでコミカルに描かれるライバルとの喧嘩が可愛く見えてきます(笑)それと菅原文太のふんどし姿も漢らしくていいですが、スクリーンにドアップされた赤ふんの後ろ姿は必見(キツイ)です(笑)

乱闘あり、お色気あり、下ネタありの人情メロドラマ。ライバルだった「男はつらいよ」を意識したそうですが”マドンナにフラれる”以外はかなり対照的。

見るに(聞くに)耐えない部分(脱糞・効果音)はあるものの、菅原文太の今までにない魅力を引き出した作品でもあり、制作側としてはシリーズ化されるとは思わなかった意外なヒット作。

トラック野郎達の活躍なので世俗的とはいかないまでも、大衆の心を掴んだ娯楽喜劇は素直に面白いと思いました。

これから一気に残りの9作も楽しみながら見たいと思います(笑)

マドンナ役の中島ゆたかさんキレイだったなぁ。