おふゆの新次郎に対する眼差しがなんとも言えませんね。
同情だけでなく異性として憧れもあるかのような眼差しで、
この後何かあるんじゃないかと思うような雰囲気です。
実際、史実ではお付の小藤が側室となって子供が生まれていますから
その可能性も否定できません・・が、さすがに朝ドラですからね^^;
今回はそんなお話とモデルになったお付の藤という人物をご紹介したいと思います。
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よからぬ雰囲気を漂わす「あさが来た」のふゆは妾になる?
バリバリと働く主人公のあさは頼もしい限りですが
その代償として夫である新次郎に寂しい思いをさせていました。
三味線を習いに美和さんのところに通ったり
はつの子供を見に行ったり、彼なりに寂しさを紛らわそうとしていますが
ポッカリと空いた心の隙間を美輪さんに見透かされてしまう。
彼女とどうにかなってしまうのかな?
と思っていましたが師弟関係以上にならずで、もやもやが残る二人の仲。
更に加野屋では、はつのお付だったふゆがうめと共に働くようになりましたが
新次郎の寂しさを感じ取り、それ以上に憧れ?を抱いているような感じがします。
「新次郎様・・・・」
そんなシーンが何度かあるもんだから
我々視聴者はモヤモヤモヤモヤしますよね^^;
だけどあさは新次郎に
「お妾はんは作らんとていておくれやす!」
と泣きながら懇願したシーンが今でも覚えていますが
ココらへんから史実と大きく異なっています。
実際は側室を作ってくださいと夫にお願いしましたから。
確かにやむを得ず、です。子供が出来なかったため
後継ぎの事を考えると苦肉の策だったのでしょう。
で、ドラマは63話であさが待望の娘を出産し千代と命名。
側室とか妾をかこうようなことはしないでしょうね。
ふゆ&うめのモデルは小藤
広岡一家と小藤の写真
一番左が小藤、後ろに立っている4人が子供たちでしょう。
浅子は嫁ぐ時に沢山いる女中の中から、
誠実でよく仕えてくれる小藤を選び、嫁ぎ先に連れて行きました。
どんな所へもお伴しますという彼女の献身ぶりは相当なものだったようですが
流石に九州にある炭鉱も同行するといった時は浅子が止めたとか。
「私が留守にしている間、夫を頼みますよ」
そんな事を言われた小藤ですが、その時は意味がよく分からず
ある日、夫の信五郎に呼ばれて一夜をともにした時に、
浅子のあの言葉の真意を理解したのでしょう。
涙を流し信五郎に身を委ねた小藤の心境は計り知れません。
一生を彼女に捧げる、その覚悟で三井家の女中として働き
婚期も有ったのにそれも逃し、いつも浅子の事を最優先に考えていた彼女。
こんな形で御寮はんを裏切ってしまうとは・・・・。
そんな心境だったのでしょう。
しかし浅子自身がお願いしたのだからなんらやましいことは無いはず。
それでも炭鉱から久しぶりに帰ってきた浅子の顔を見れなかったのは致し方ありませんね。
そして浅子に待望の子供・亀子が出来て、
その後に小藤にも子供が生まれたのです。
結局、小藤は4人の子宝に恵まれ広岡家の家族とともに大所帯で暮らしていたそうで、
ご紹介した写真を見ると、女中の枠を超え浅子と強い絆で結ばれた姉妹のような関係(本人は滅相もないと感じていると思いますが)改めて感じさせる一枚です。
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