2017年1月22日、日本テレビ系で放送されることになった今作。
ドラマの主演は松坂桃李くんで、青い目のビジュアルがなんともクールかな感じでいいですね。そしてお相手は保育士役の多部未華子さん。子供相手に奮闘する彼女ですが、徐々に主人公親子と関わるようになり、やがて恋心が・・・という流れなのかな。
ただ、主人公の娘は、ずいぶんとおませさんでパパ大好きっ子ですから多部ちゃんの恋もスムーズにいくことはなさそう?!
そんなサイドストーリーも楽しめそうなドラマですが、今回は気になる小説を読んでみましたので徹底紹介したいと思います。
小説は10巻まで出ており、まだ途中までしか読んでいませんが、徐々に更新していきたいと思います。
ドラマを楽しむための参考資料として読んでいただければ幸いです♪
もくじ (文字クリックでジャンプ出来ます)
簡単なあらすじ
歓楽街のビルに事務所を構える探偵の日暮旅人。
彼は「探し物」専門。特異な体質を活かして失くした物を見つけることが出来る。実は視覚以外の感覚が彼にはなく、音・匂い・味・感触などを目で「視る」ことが出来るという。
そんな彼には可愛らしい1人娘がおり、名前は百代灯衣(ももしろてい)。まだ保育園児だというのにどこかクールで大人びた彼女。実は旅人とは血がつながっておらず、彼女の両親はどこにいるのか?そして二人の関係などは不明。
そんなある日、灯衣の保護者の迎えが遅いので心配した保育士の山川陽子が自宅を訪ねると、そこは探偵事務所だった。その後はこの奇妙な親子のことが心配で度々事務所に顔を出すようになる陽子。
そして事務所にはもう1人、見た目はチンピラで旅人を兄のように慕う雪路雅彦という男がいる。ちょこちょこ事務所に来ては依頼してくる陽子を毛嫌いしているが、実は目を酷使すると体に負担がかかってしまう旅人の体を気遣ってのこと。
そんな事情を知ったからこそ余計、親子をサポートしたいと思う陽子ですが・・・。
物語が進むにつれて、旅人と陽子の関係、実は幼いころに出会っていた?そして旅人本人の特殊な能力の原因、灯衣と旅人の関係、そして彼が探し求めている人物などが徐々に紐解かれていきます。
探偵・日暮旅人の徹底あらすじ(ネタバレあり)
2016年12月現在、シリーズは10巻まで出版されており、今読書中でございます(笑)
読み進めながら追記していきたいと思います。
シーズン1(1巻~4巻)
1、「探し物」
第1章は家具職人と資産家の令嬢の淡く切ない恋物語。探偵モノだけど、このシリーズは他の作品とは違うよっていうのがプロローグから察することが出来ます。
そして百代灯衣が通う保育園で働く山川陽子が登場。灯衣を自宅まで送り届けると、そこは探しモノ専門の探偵事務所だった。灯衣の父親は日暮旅人。名字が違うので二人はほんとうの親子では無いらしい。
澄んだ目をした旅人とお人形さんのような可愛い灯衣。二人の不思議な関係に惹かれた陽子はそれ以来、度々事務所を訪れるようになった。そして彼が特殊な能力の持ち主だと知る。目以外の感覚がない彼は匂い・音・感触・温度・重さを目で「視る」ことで探しモノをみつけるらしい。
一巻では陽子が無くしてしまった大事なキーホルダー。でもこのキーホルダーの本当の持ち主は一体だれ?。そして十数年前に埋めた卒園者のタイムカプセルの場所を探してほしいと依頼を受けた旅人。卒園者の中には陽子ともう一人・・・・、一巻から気になる展開になっています。
2、「失くし物」
シリーズ第2段では、主人公が事件に巻き込まれてしまうエピソードがあります。窃盗団に捕まり身の危険を感じながらも冷静に対処する旅人。そして彼と同じ能力があるわけじゃないけど、窃盗団の中に観察・洞察力に優れた人物がおり、主人公と対峙するシーンがとても印象的でした。
また、主人公が幼い頃に受けた人体実験?のエピソードが登場。両親のことなど正体不明とされている旅人の人物像が少しずつですが見えてきました。
3、「忘れ物」
今となっては、当たり前のように探偵事務所で働く雪路。仕事だけでなく保育園に通う灯衣の迎えに行ったり弁当を作ったりとプライベートでも日暮親子をサポートする彼は、旅人とどのように出会ったのか?
そんな二人の出会いエピソードが描かれるシリーズ3巻目。また、幼いころに受けた人体実験の犯人が明らかに!そして旅人の事故についても詳しく書かれていますので、彼が探している「何か」が見えてくる今作。
4、「贈り物」
シーズン1がここに完結!
「目」を使いすぎた主人公がとうとう倒れてしまった!心配する陽子と灯衣を残し、姿を消す旅人。彼は感覚を失うきっかけとなった人物と接触していた。そしてその人物の息子が誘拐される事件が発生し、更に陽子にも身の危険が迫るというスリリングな展開が見もの。
旅人を誘拐し人体実験したのは白石警部だった。しかし両親を殺したのは彼じゃない。一体誰なのか?18年前の事件の内容が鮮明になり、それぞれの人物の謎が見えてくるシーズン最終章。
ここから「セカンドシーズン」5~8まで
5、「宝物」
夏の休暇を利用して大学時代の友人に会いに行った陽子。友人は陽子に恋人のフリをして欲しいと言ってきた。丁度その頃、旅人は熱で寝込んでいた・・・。
ほか、主人公と増子すみれ警部補の出会いや、雪路とその妹のエピソードも描かれています。ファンからすれば、待望の続編となる今作。メインストーリーとは関係ない短編が多いですが、シーズン1で描かれたメインストーリーがもう少し詳しく描かれています。
6、「壊れ物」
探偵事務所にキレイな女性が依頼者として登場。しかもその女性は主人公のことを「たびちゃん」と呼ぶので動揺を隠せない陽子。二人の関係が気になるところですね。
そして学生時代の主人公が描かれる「昔日の嘘」など、全5編収録です。
7、「笑い物」
旅人とクリスマスを一緒に過ごした陽子は思いを伝える決意をするのですが、旅人の目に異変が起きてしまう。
今作も短編5編で構成されているのですが、ラストの「魔の手」では爆破テロ事件が発生。犯行声明文には「日暮旅人」の名前が?!一体誰の仕業なのか?
そして探偵事務所の周りをうろつく謎の人物。日暮たちを調べているようですが、タイトル「魔の手」のように陽子の身に危険が迫っているようです。
8、「望む物」
本編が今作で終了?!
今作のあとがきで著者は「サードシーズンはありません」と断言していますので、本編は今作で終了ということですね。なので次回作からは番外編の短編集ということになりそうです。
さて、内容はと言うと、ファーストシーズンのラストと同じ様にスリリングな展開になりそうですよ。誘拐された大事な人達を救うために目を酷使する主人公の旅人。「愛」を手に入れることはできるのでしょうか?
ここから「番外編」短編集
9、「遺し物」
5作品からなる短編集。旅人の高校時代も描かれており、兄妹の思い出や、切ない青春物語も収録。また、本編とは関係なく探偵業としても旅人の活躍が描かられるバランスの取れた一作となっています。
10、「残り物」
番外編の第2弾が1年ぶりに登場!
今回は、旅人を「アニキ」と慕う雪路とその家族の物語。そして陽子から冷徹と言われた女刑事・増子すみれのプライベートのお話しなどファンなら気になる内容が詰まった作品。短編4作品を収録。
次のページでは登場人物の詳細を徹底紹介しています♪
良かったら見てくださいね♪