朝ドラ「べっぴんさん」登場人物のモデル一覧まとめ

2016年10月3日からスタートしたNHK連続テレビ小説べっぴんさん。

戦争を生き抜いた女性4人が立ち上げた子供服のショップが、やがて大きな会社となり、全国に名を馳せる有名なメーカーへと成長した。そんな4人の女性が活躍する姿を描いたのが今回の朝ドラです。今作も実在する人物を元に描かれていますので、ファミリアの創業メンバーを筆頭にご紹介していきいと思います。

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ファミリア関係者のモデル一覧

リンク先はそれぞれ詳しい人物の生い立ちやエピソードなどをご紹介したいてます。

創業メンバーの4人

坂東すみれ・・・坂野惇子

小澤良子・・・田村江つ子

村田君枝・・・村井ミヨ子

小野明美・・・大ヶ瀬久子

大ヶ瀬さんはベビーナースであり創業メンバーではありません。

江つ子さんの義理の姉・田村光子さんが4人目のメンバーとなります。

ドラマでは大ヶ瀬さんが4人のメンバーに入っていますが、実際は田村江つ子の義理の姉・田村光子さんが創業メンバーの1人で、ファミリアの重要な役割を担っていました。詳しくは彼女のリンク先をご参照ください。

 

創業メンバーを支えた親族・関係者

坂東紀夫・・・坂野道夫

坂東さくら・・・坂野光子

坂東五十八・・・佐々木八十八

野上正蔵・・・尾上設蔵

野上潔・・・尾上清

 

惇子がお世話になった人・関係者

あさや靴店の麻田茂男・・・元田蓮(モトヤ靴店)

 

坂野惇子さんってどんな人?

1918年4月11日~2005年9月24日。
佐々木営業部の創業者・佐々木八十八の末っ子として兵庫県神戸市で生まれた育った坂野惇子さん。1940年に坂野道夫と結婚。終戦後は生活を支えるために3人の主婦仲間とともにベビーショップモトヤを開店。後にファミリアという世界的にも有名な子供服ブランドにまで成長。皇室にも愛される素敵な商品は創業から変わらぬ高い品質と家族に愛される親しみやすいデザイン。

経営のイロハなど全くわからなかった4人の主婦は夫に支えられながら徐々に会社を大きくしていく。ショップから企業へと成長し、ファミリが子供服メーカーとして躍進できたのは坂野さんの夫である道夫が経営に参加したことが大きい起因だと思います。

ですが「赤ちゃんに良いものを」という大切な想いは大きな企業に成長しても変わらぬ創業当時からの基本理念。ファミリアが今も愛されるのは創業当時から変わらない「愛情品質」を守っているからです。

惇子さんの事をもっと詳しく知りたい方は、坂野惇子に子供時代から詳細にご紹介していますので良かったら覗いてみてください。

 

キアリスのモデル・ファミリアの歴史・沿革

1948年 ベビーショップモトヤ開店
1949年 独立店舗オープン
1950年 株式会社ファミリア創立
1950年 レナウン跡地に2階建てのショップオープン
1951年 阪急百貨店に出店
1952年 道夫が取締役に就任
1953年 日本陶器とコラボし子供用食器を販売
1954年 高島屋と伊勢丹で「子供服展」開催
1956年 道夫が社長に就任
1956年 数奇屋橋阪急に直営店オープン
1960年 美智子妃殿下ご懐妊・誕生でベビー用品を納品
1969年 日本ベビーグロー株式会社を設立
1970年 スヌーピーの商品を販売開始。
1976年 銀座ファミリアオープン
1985年 岡崎晴彦が株式会社ファミリアの社長に就任
1985年 惇子は副社長、道夫は会長に就任

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佐々木営業部(レナウン)について

ドラマでは坂東営業部として登場するこの会社。

坂野惇子の父・佐々木八十八が1902年、27歳で繊維・雑貨の卸売業「佐々木営業部」を創業。その後は右腕となる尾上設蔵が社長に就任。

1926年にはレナウン・メリヤス工業株式会社を東京に設立。戦時中は敵性用語ということで一時は「東京編繊株式会社」に変更したものの、戦後は「レナウン工業株式会社」に戻した。

尾上の優秀な息子・尾上清が入社し、佐々木営業部も更に活気づく。1934年に東京に自社ビルを建設し、東京と大阪の佐々木営業部を合併、株式会社佐々木営業部が成立。

しかし戦争で事業は縮小を余儀なくされ、1944年には江商(兼松)に吸収合併されてしまう。

そこで佐々木営業部の再建に乗り出したのが尾上の息子・尾上清だった。江商に勤めていた清は直ぐに退職し、昭和22年9月に資本金19万5千円で佐々木営業部を復活させた。

1955年、佐々木営業部はレナウン商事株式会社に社名を変更し、レナウン工業株式会社と合併。「株式会社レナウン」が成立したのです。